ArcGIS Mission Responder ユーザーは、ミッションにアクセスする前に ArcGIS Enterprise ポータルにサイン インする必要があります (詳細については、「ArcGIS Mission Responder へのアクセス」をご参照ください)。 Responder にサイン インしたら、画面右上にある自身のアバターをタップすることで [Responder の設定] 画面にアクセスできます。
[Responder の設定] 画面には、お使いの Responder のバージョンに関する情報と ArcGIS Mission 全体に関する情報が含まれています。 このプロファイルには、ユーザーやユーザーのデバイスによるミッションの操作方法を変更できる設定が含まれています。
[Responder の設定] 画面には以下の項目が含まれています。
- ユーザー名とアバター
- サイン アウト
- ダーク モード
- ロケーション設定
- バックグラウンド メッセージ (Android のみ)
- 通知設定 (iOS のみ)
- サードパーティ センサーの設定
- Mission Responder について
- Web ヘルプ
- ポータルの QR コードの表示
注意:
ほとんどのユーザーには、デフォルトのオプションをお勧めします。 組織または管理者から直接指示されない限りは、このオプションを変更しないことをお勧めします。 変更した場合、Responder の機能が損なわれる可能性があります。
接続ステータス
プロファイル アイコンには接続ステータスも表示されます。 ArcGIS Mission Responder ユーザーは次の 3 つのいずれかのステータスになります。
- [アクティブ] - ユーザーがミッションに接続されており、積極的にマップ画面を見ています。
- [離席中] - ユーザーがミッションに接続されていますが、積極的にマップ画面を見ていません。
- [切断] - ユーザーがミッションに接続されていません。
ユーザー名
ユーザーの名前と、組織の ArcGIS Enterprise ポータルでユーザーに割り当てられたユーザー名が表示されます。
サイン アウト
設定ページの [サイン アウト] オプションでのみ、Responder からサイン アウトできます。 サイン アウトすると、アクティブなミッションが閉じてホーム画面に戻ります。 ただし、ポータルの URL は保存され、今後のセッションで再度選択できます。
ダーク モード
ダーク モードは、画面の明るさを減らしたい、または減らす必要があるユーザー向けに提供されます。 ダーク モードは、すべての Responder 画面およびツールに影響しますが、ミッション マップ自体には影響しません。
ダーク モードを有効または無効にするには、単にオンとオフを切り替えます。
ロケーション設定
[位置情報の設定] ページでは、位置レポート戦略を変更できます。 この設定により、アプリが位置情報をミッション サーバーに報告する頻度が変更されるため、ミッションで位置情報が更新される間隔も変更されます。
次のレポート戦略を使用できます。
- [静的レート] - このオプションでは、位置レポート間隔が一定の頻度に設定されます。
- [動的レート] - このオプションでは、移動する速度に基づいて位置レポート間隔が変更されます。 移動が速いほど、アプリが位置情報を報告する頻度も高くなり、レポート間隔は事前設定された最小間隔まで小さくなります。
これらの設定は、特定の状況下でバッテリー寿命とサーバーの機能に影響を与える場合があります。
バックグラウンド メッセージ (Android のみ)
Android ユーザーには、バックグラウンドでのアプリの動作方法を決定するオプションが表示されます。 これらの設定により、アプリがバックグラウンドにある場合に、位置トラックの送信やメッセージの受信をオンまたはオフに切り替えることができます。
- [常に] - Responder がインストールされている場合は、位置情報を報告し、メッセージ トラフィックを受信します。
- [デバイスの使用中] - デバイスがアクティブな場合のみ位置情報を報告し、メッセージ トラフィックを受信します。
- [アプリの使用中] - 位置情報を報告し、ArcGIS Mission Responder アプリがアクティブな場合のみメッセージ トラフィックを受信します。
通知設定 (iOS のみ)
この設定により、iOS ユーザーは、アプリがバックグラウンドにある場合に、メッセージ トラフィックの通知を受信するかどうかを選択できます。 ユーザーがこのメニューを開くと、iOS デバイス上に [設定] アプリが表示されます。
サードパーティ センサーの設定
ArcGIS Mission Responder をサードパーティのハードウェアと統合して、メッシュ ネットワーキングやセンサー レポートを有効化するなど、アプリの機能を強化できます。 これらの統合はここに一覧表示され、有効化もここで行います。
Responder アプリに接続できるデバイスが一覧表示され、すでに確立されている接続のステータスも表示されます。 ArcGIS Mission Responder で使用するためにサードパーティ デバイスに接続するには、次のワークフローを実行します。
- [Responder の設定] 画面を開きます。
- Bluetooth 権限が付与されていることを確認します。
- サードパーティ デバイスがオンになっていることを確認します。
- 有効化するデバイスの横にある [接続] をタップします。
接続が確立されていることを確認するには、サードパーティ デバイスを物理的に操作する必要がある場合があります。 デバイスを操作する必要がある場合は、実行すべきアクションが何なのかがアプリから通知されます。
接続が問題なく確立されたら、デバイスの接続に成功したことを示すメッセージが表示されます。 接続を確立できなかった場合はエラー メッセージが表示されます。
サードパーティ デバイスが有効になっている状態でアプリからデバイスへの接続が失われた場合、接続が失われたことを示すメッセージが表示されます。 接続が再度確立されるか、アプリとデバイスのペアリングを解除するまで、デバイスへの再接続が自動的に試行されます。
サードパーティ デバイスのペアリングを解除するには、次のワークフローを実行します。
- [Responder の設定] 画面を開きます。
- ペアリングを解除するデバイスの横にある [破棄] をタップします。
選択を確定するかどうかを確認するダイアログ ボックスが表示されます。
- [確認] をタップします。
デバイスのペアリングが解除されたことを示すメッセージが表示されます。
ArcGIS Mission Responder について
このページをタップすると、アプリのバージョン番号、ビルド、およびその他の情報を含む ArcGIS Mission Responder の詳細情報が表示されます。 アプリに関するフィードバックを入力することもできます。
Web ヘルプ
[Web ヘルプ] ツールをタップすると、モバイル デバイスで製品ドキュメントへのリンクが開きます。
ポータルの QR コードの表示
ArcGIS Mission Responder では、デバイスの QR コード スキャナーを使用してスピーディかつ効率的にポータルにアクセスできます。 スキャナーへのアクセスは ArcGIS Mission Responder ポータルのログイン画面とコードに埋め込まれています。これらは ArcGIS Mission Manager 内で生成されるか、他の Responder ユーザーが生成し、ユーザーはポータルのログイン プロセスをスキップして直接ユーザー認証情報を入力できます。
注意:
このワークフローは、ユーザーが適切な QR コードにアクセスできることを前提としています。
- ArcGIS Mission Responder アプリを開きます。
- [ArcGIS Enterprise でサイン イン] をタップします。
- [QR コードをスキャン] をタップします。
QR コード スキャナーを使用するのが初めての場合、QR コード スキャナーにアクセスする権限をアプリに付与する必要があります。
- 利用可能な QR コードをスキャンします。
- ユーザー認証情報を入力してポータルにアクセスします。
すでにサイン インしており、QR コードを使って別のポータルにアクセスするには、まずサイン アウトしてステップ 2 のプロセスから始めます。
ポータル QR コードへのアクセス
- タップして [Responder の設定] 画面を開きます。
- [ポータルの QR コードの表示] をタップします。
この画面では、他の Responder ユーザーに QR コードを表示したり、ポータル URL をデバイスにコピーして共有できます。
アプリ内からポータルの QR コードと URL にアクセスすることで、Responder ユーザーは他のユーザーとスピーディかつ簡単に URL を共有できます。 大量のミッション メンバーが参加し、ミッションの最後まで関わるような状況でこれが特に重要になることがあります。