レポートはミッション アナリストによって作成され、ミッション メンバーによって入力されます。 レポートは、ミッションに関連すると認識された情報を整理、伝達、記録します。 レポートにはミッション レポートとセンサー レポートの 2 種類があります。 このトピックでは、センサー レポートを使用するワークフローについて説明します。 ミッション レポートの詳細については、「ミッション レポートの作成と表示」をご参照ください。
センサー レポートはサードパーティ ハードウェアのトリガーを通じて送信されるレポートの一種で、ArcGIS Mission Responder を使って構成します。 センサー レポートとカスタム ミッション レポートとの違いは、センサー レポートには情報を入力するための手動のフォームがないことです。 代わりに、センサー レポートはサードパーティ ハードウェアによってトリガーされたタイミングで一連の特定の情報のセットとともに自動送信されます。これにより、送信時間と必要な人間の手間が最小限に抑えられます。
ミッションでセンサー レポートを使用するには、 ArcGIS Mission Server の /self REST エンドポイントでセンサー レポートの統合を有効化する必要があります。 組織でセンサーの統合を有効化していない場合、そのことを知らせるメッセージが表示されます。
[ミッションの詳細] のセンサー レポート サブタブには、タイトル、レポートに関連付けられているサードパーティ ハードウェア、レポートのステータス、トリガー アクションとともに利用可能なレポートのリストが表示されます。 センサー レポートをプレビューして、レポートの一部として送信された内容の詳細や、送信に関連付けられているアラート設定を確認できます。
センサー レポートの作成
センサー レポートには、レポートの送信の一部として含められる複数のフィールドがあります。 これらのフィールドはデフォルトで有効になっており、以下で構成されます。
- [タイトル] - ここに入力したタイトルがこのレポートのすべての送信に使用されます。
- [説明] - ここに入力した説明がこのレポートのすべての送信に添付されます。
- レポート アイコン - レポートごとにシンボル アイコンを 1 つカスタマイズできます (詳細については、「レポート シンボルの変更」をご参照ください)。
- [メッセージ] - このオプションはオン/オフを切り替えることができます。 オンにするとデフォルト メッセージが必須になり、レポートの送信ごとに送信されます。
- [位置] - このオプションはオン/オフを切り替えることができます。 オンにすると、送信者の位置の X 座標と Y 座標がレポートに含まれます。
- [送信者名] - このオプションはオン/オフを切り替えることができます。 オンにすると、送信者のフルネーム (名、姓の順) がレポートに含まれます。
- [日付と時刻] - このオプションはオン/オフを切り替えることができます。 オンにすると、レポート送信日時がレポートに含まれます。
センサー レポートには固有の構成可能なレポート設定もあります。これらは、送信時に注意レベルを決定するのに使用されます。 これらの設定には通知やマップ効果、サウンドなどがあり、センサー レポートの作成の一環として構成されます。 新しいセンサー レポートを作成するには、次の手順を実行します。
- [ミッションの表示] をクリックします。
- 目的のミッションで [ミッションの詳細] をクリックします。
- [レポート] タブをクリックします。
- [センサー レポート] サブタブ (レポート数の下) をクリックします。
- [新規作成] をクリックします。
既存のセンサー レポートがある場合、アクション カウントの横にある [新規作成] ボタンがプラス記号に変化します。
- レポートに関連付けられているアクション (1 回押し、2 回押し、または長押し) を選択します。
これらのアクションのいずれか、またはすべてを 1 つのレポートに関連付けることができますが、3 つすべてのアクションがあるレポートを作成すると、同時にアクティブにできるのはそのレポートだけになります。
- [Create] をクリックします。
- レポートに含める情報を選択します。
[タイトル] と [説明] は必須です。また、[メッセージ] オプションがオンになっている場合は、レポートを公開する前にメッセージ テキストを入力する必要があります。
- レポート設定を構成します。
これには、マップ効果などの視覚的通知を表示するかどうか、レポートの受信時にどのサウンドを再生するかどうか (サウンドがある場合) を選択することも含まれます。
メモ:
センサー レポートにサウンドを含める場合は、他の Manager ユーザーにそのことを周知して、ユーザーがデバイスのボリュームを適切に調整できるようにしてください。
- [公開] をクリックします。
- 含めるタグを追加して [公開] をクリックします。
レポートの公開に成功するとセンサー レポート ページに自動的に戻り、レポートの作成に成功したことを示すダイアログ ボックスが表示されます。
センサー レポートのプレビュー
センサー レポートを作成すると、センサー レポート ページでレポートの詳細をプレビューできます。 センサー レポートをプレビューするには、次の手順を実行します。
- [ミッションの表示] をクリックします。
- 目的のミッションで [ミッションの詳細] をクリックします。
- [レポート] タブをクリックします。
- [センサー レポート] サブタブ (レポート数の下) をクリックします。
- プレビューするレポートをクリックします。
プレビューを閉じるには、レポートを再度クリックするか、[閉じる] をクリックして [レポートの詳細] パネルを閉じます。
アクティブまたは非アクティブへのレポートの設定
1 回押し、2 回押し、または長押しのいずれかのアクション、またはこれらの組み合わせでセンサー レポートをトリガーできます。 トリガー アクションの数は限られているため、 ArcGIS Mission Manager ユーザーはどのアクションでどのレポートをトリガーするかを選択する必要があります。 これには、指定した時間にどのレポートをアクティブまたは非アクティブにするかを決定することも含まれます。 好きな数だけセンサー レポートを作成できますが、一度にアクティブにできる一意のトリガー アクションは 3 つまでです。
これらのレポートを使用するには、 ArcGIS Mission Server でセンサー レポートの統合を有効化する必要があります。 [ミッションの詳細] の [センサー レポート] ページには、一意のトリガー アクションが現在いくつ使用されているかが表示されます。 このページではどのレポートをアクティブおよび非アクティブにするかをミッション アナリストが決定することもできますが、2 つのレポートで同じトリガー アクションを使用することはできません。 レポートを非アクティブにしてもミッションからそのレポートが削除されることはありませんが、再度アクティブにするまで、サードパーティ デバイス上でトリガー アクションとの関連付けが解除されます。
レポートをアクティブまたは非アクティブに設定するには、次の手順を実行します。
- [ミッションの表示] をクリックします。
- 目的のミッションで [ミッションの詳細] をクリックします。
- [レポート] タブをクリックします。
- [センサー レポート] (レポート数の下) をクリックします。
- ステータスを変更するレポートを選択します。
- ステータスをクリックしてステータス ダイアログ ボックスを表示します。
競合するトリガー アクションがある場合はレポートをアクティブにできません。 ステータスは利用できなくなります。 このオプションを使用できるようにするには、競合するレポートのステータスを非アクティブにします。
- レポートに設定するステータスをクリックします。
確認ダイアログ ボックスが表示されます。
- [確定] をクリックします。
レポートのステータスが正常に変更されたことを示す通知が表示されます。