アクション

アクションとは、Microsoft Power Automate のフローで使用されるプロセスのことです。 ArcGIS Connectors for Power Automate アクションは、フローと ArcGIS アカウントのサービスや権限をつなげます。 アクションによっては、アクセスするサービスに ArcGIS Online (ArcGIS) コネクタ、ArcGIS Enterprise コネクタ、または ArcGIS PaaS コネクタのいずれかが必要です。

住所の候補を検索のサンプル ウィンドウ

アクションの詳細については、Microsoftクラウド フローへのアクションの追加に関する記事をご参照ください。

注意:

ArcGIS Survey123 には、Microsoft Power Automate を経由して使用できる 2 つのアクションもあります。 詳細については、Survey123 コネクタに関する Microsoft のドキュメントをご参照ください。

ジオコード サービス

ジオコーディングとは、住所や場所名などの位置データを、座標や完全な住所などの空間データに変換するプロセスを指します。 ArcGIS に接続して ArcGIS Geocoding service などのサービスを使用する場合は、ArcGIS Online (ArcGIS) コネクタ、ArcGIS Enterprise コネクタ、または ArcGIS PaaS コネクタのいずれかを使用できます。

住所の候補を検索アクション

ArcGIS World Geocoder (住所検索とも呼ばれる) を使用し、単一の住所を特定できます。 このサービスは、住所、座標位置、一致スコアなど、場所に関する情報を提供します。 入力した住所について提供される情報量が多ければ多いほど、結果の精度が高くなります。 このアクションの結果として、可能な住所の候補の最適な一致が生成されます。 住所の候補には、位置のジオメトリなどの有益な情報が含まれており、フロー内の他のアクションでも使用できます。

住所の候補を検索アクション

ArcGIS World Geocoder または別のカスタム ジオコーダーを使用して、単一の住所を特定できます。 このサービスは、住所、座標位置、一致スコアなど、場所に関する情報を提供します。 入力した住所について提供される情報量が多ければ多いほど、結果の精度が高くなります。 このアクションの結果、可能な住所の候補のリストと、対応する位置情報が生成されます。 住所の候補には、位置のジオメトリなどの有益な情報が含まれており、フロー内の他のアクションでも使用できます。

住所のジオコーディング アクション

複数の (バッチ) 住所、場所名、ビジネスを検索し、新規または既存のデータセットに追加できます。 このアクションを使用する場合、ArcGIS World Geocoder または別のカスタム ジオコーダーを使用できます。 このデータを使用し、すべての ArcGIS for Microsoft 365 コンポーネントでマップを作成できます。

ArcGIS GeoEnrichment Service

ArcGIS GeoEnrichment Service では、データにコンテキスト情報を追加できます。 このサービスを使用する場合、ArcGIS Online (ArcGIS) コネクタ、ArcGIS Enterprise コネクタ、または ArcGIS PaaS コネクタを使用して、データに人口統計情報を付加できます。

ジオエンリッチメントのアクション

ArcGIS GeoEnrichment Service を使用し、場所またはエリアに関する情報を収集できます。 特定のエリア内、あるいはある場所から所定の距離または運転時間内における人々、場所、ビジネスに関するコンテキストを追加できます。 データは Esri インフォグラフィックスおよび人口統計カタログから収集できます。

レコードの作成、更新、削除アクション

レコードの作成、更新、削除のアクションを実行するには、ArcGIS Online (ArcGIS) または ArcGIS Enterprise コネクタを使用する必要があります。 これらのアクションでフローを作成する場合、ArcGIS アカウントに格納されたレイヤーでフィーチャ レイヤーの編集権限が必要です。 適切な権限がないと、フローの保存や実行ができません。

フィーチャ レイヤーのレコードの作成フィーチャ レイヤーのレコードの更新フィーチャ レイヤーのレコードの削除

このアクションにより、新しいレコードがフィーチャ レイヤーに追加されます。

このアクションにより、フィーチャ レイヤーの既存のレコードが更新されます。

このアクションにより、ID を使用して、フィーチャ レイヤーから 1 つ以上のレコードが削除されます。

添付ファイルのアクション

添付ファイルの追加、削除、取得のアクションを実行するには、ArcGIS Online (ArcGIS) または ArcGIS Enterprise コネクタを使用する必要があります。 これらのアクションでフローを作成する場合、フィーチャ レイヤーの編集権限が必要です。 適切な権限がないと、フローの保存や実行ができません。

添付ファイルの追加添付ファイルの削除添付ファイルの取得URL から添付ファイルを取得添付ファイルのクエリ添付ファイルの更新

このアクションにより、添付ファイルがフィーチャ レイヤーのレコードに追加されます。

このアクションにより、添付ファイルがフィーチャ レイヤーのレコードから削除されます。

このアクションにより、添付ファイルがフィーチャ レイヤーのレコードから取得されます。

このアクションにより、新しいレコードがフィーチャ レイヤーに追加されます。

このアクションにより、フィーチャ レイヤーの既存のレコードが更新されます。

このアクションにより、フィーチャ レイヤーの既存のレコードの添付ファイルが更新されます。

フィーチャ レイヤーの作成アクション

フィーチャ レイヤーは、建物、区画、都市、道路、地震の震源地など、類似した地理フィーチャをグループ化したものです。 Microsoft SharePoint リストなど、既存のソースからのデータを使用して ArcGIS にフィーチャ レイヤーを作成します。

フィーチャ レイヤーの作成アクションを実行する場合は、ArcGIS Online (ArcGIS) コネクタまたは ArcGIS Enterprise コネクタを使用できます。 これらのアクションでフローを作成する場合、ArcGIS アカウントに格納されたフィーチャ レイヤーでフィーチャ レイヤーの編集権限が必要です。 適切な権限がないと、フローの保存や実行ができません。

ポイント間のルート解析アクション

ポイント間のルート解析アクションを使用し、ポイント間のルートを作成できます。これは Network Analyst によってサポートされています。 ルート内のポイントは、指定した順位で、または全体の移動時間や移動距離が最小になる順序でマッピングできます。 ルートとは、指定したストップを訪れるための、道路に沿った最短パスを表します。

ポイント間のルート解析アクションを実行する場合は、ArcGIS Online (ArcGIS) コネクタ、ArcGIS Enterprise コネクタ、または ArcGIS PaaS コネクタを使用できます。

データとジオメトリ

ArcGIS Connectors for Power Automate を使用して ArcGIS Living Atlas などのサービスから情報にアクセスし、それをワークフローで使用できます。 データおよびジオメトリ アクションを使用するには、ArcGIS Online (ArcGIS) コネクタまたは ArcGIS Enterprise コネクタのいずれかを使用する必要があります。

フィーチャ レイヤーからデータを取得アクション

このアクションでは、ArcGIS のフィーチャ レイヤーに接続し、そのデータと属性を既存のデータセットで使用するかデータセットを作成します。 このデータを使用し、すべての ArcGIS for Microsoft 365 コンポーネントでマップを作成できます。

フィーチャ レイヤーからジオメトリを取得ウィンドウ

このアクションでは、フィーチャ レイヤーからジオメトリまたは境界情報を取得し、それを Esri JSON としてエクスポートするか、データセットのシェープ列にエクスポートします。 このデータは、すべての ArcGIS for Microsoft 365 コンポーネントで使用できます。

ポイント ジオメトリの作成

このアクションを使用すると、他のアクションの経度 (X) と緯度 (Y) の値を使用して、フロー内にポイントベースのジオメトリを作成できます。 X 値と Y 値は、静的または動的な値としてアクションに渡すことができます。 ジオメトリ出力が生成され、フロー内の他のアクションで使用できるようになります。 ドロップダウン メニューを使用すると、特定の空間参照に出力することもできます。 このアクションを使用するには、提供されている ArcGIS コネクタをどれでも使えます。

日時形式の変換のアクション

フロー内の時間値を変換します。 値は Unix Epoch (秒またはミリ秒)、または文字列として入力でき、Unix Epoch (秒またはミリ秒)、または文字列の出力として使用できます。 このアクションを使用するには、提供されている ArcGIS コネクタをどれでも使えます。