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マップを Excel に追加

マップは、データの地理的観点を示し、データを調査したり操作したりすることができます。ArcGIS Maps for Office を使用すると、Excel スプレッドシートにあるデータをマップ上に表示できます。また、独自のデータと ArcGIS Online のデータを 1 つのマップ上で組み合わせて、情報を視覚的に解析し、他のユーザーと共有できます。

マップは、1 つ以上のレイヤーから成る空間ドキュメントです。レイヤーは、ArcGIS Maps for Office が地理データセットを視覚的に表現する方法です。レイヤーは、紙の地図上の凡例項目に似ています。たとえば、道路地図では、道路、国立公園、行政界、河川などは異なるレイヤーと考えることができます。Excel のデータをマップに追加すると、ArcGIS Maps for Office でレイヤーが作成され、レイヤー カードとしてマップ上に表示されます。レイヤーを作成したら、レイヤーのシンボル設定方法の構成、透過表示の設定、クラスタリングの有効化、ラベルの有効化、ヒート マップの作成、ポップアップ ウィンドウの有効化などを実行できます。

Excel ワークブックには、マップを 5 つまで追加できます。各マップは自由に移動できる個別のフローティング ウィンドウで表示され、マップを別のモニターに移動させたり、非表示にしたりすることができます。

Excel データから作成された複数のマップまたはポイント レイヤーを含むマップ連動ワークシートを開くとき、データは Excel から直接読み込まれるため、マップ上のポイントがただちに表示されない場合があります。パフォーマンスは、システムの機能とデータセットおよびマップのサイズに依存します。ポリゴンまたはポリラインを使用してスタイル設定されたレイヤーの場合、レイヤー カード上に進捗状況インジケーターが表示されます。

備考:

Microsoft Word を使用すると、ドキュメント内に Excel スプレッドシートを埋め込んで操作できます。このワークフローは ArcGIS Maps for Office でサポートされていないため、推奨しません。

データのインポートと書式設定に関する考慮事項

フィーチャ数

マップの作成中、大量のデータをマップに追加してしまうことがあります。マップ上でプロットしたフィーチャの数が多すぎると、見る人が混乱し、ビジネス データを明確に把握できなくなる可能性があります。また、解釈が難しいマップを作成したり、多数の行をマップに追加したりすると、ArcGIS Maps for Office のパフォーマンスが低下することがあります。

このため、ArcGIS Maps for Office では、マップに一度に追加できるフィーチャの数が制限されています。1 つのレイヤーにおけるデータのインポート制限は次のとおりです。

  • エリア (ポリゴン) - 15,000
  • ライン - 15,000
  • フィーチャ (ポイント) - 50,000

1 つのマップ レイヤーに最大で 1,024 のデータ列を含めることができます。

データに多数のフィーチャが含まれている場合は、これらのフィーチャのサブセットをマップに追加できます。たとえば、100,000 フィーチャが存在する場合、2 つのレイヤーを作成し、それぞれのレイヤーに 50,000 ポイントずつ配置できます。画面移動とズームのパフォーマンス上の問題を軽減するために、ArcGIS Maps for Office では、500 を超えるフィーチャを含むレイヤーでポイントが自動的にクラスタリングされます。クラスタリングを解除するには、マップ上のリボンにある [ポイントのクラスタリング] ボタンを使用します。

データ形式

  • ほとんどの場合、特にデータに情報を付加する場合は、Excel テーブルを使用します。この場合には、データをマップに追加する前に、Excel テーブルとして書式設定しておくことをお勧めします。Excel テーブルを使用すると、ArcGIS Maps for Office で新しい情報を含む列をデータセットに追加することができます。詳細については、「テーブルまたは名前付き範囲」をご参照ください。
  • テキスト値の使用 - 位置情報 (郵便番号など) として使用されるデータセット内の列は、数値ではなく、テキスト値として書式設定する必要があります。ゼロで始まる数値 (郵便番号によく見られる) がデータに含まれている場合、Excel では、これらのフィールドが数値と見なされ、先頭のゼロが除去されるため、元の値が変更されることになります。これらの列をテキストとして書式設定すると、データの正確性が確保されます。
  • 時刻書式の使用 - (日付と時刻のフィールドではなく) 時刻のみを示すフィールドがデータに含まれている場合は、ArcGIS Maps for Office でこれらの値が文字列に変換されてポップアップに表示されます。このため、実際の日付と時刻の値とは異なり、時刻のみを示す値はタイム アニメーションで使用できません。時刻の値が正しく表示されるようにするには、レイヤーを作成する前に、Excel の [セルの書式設定] オプションを使用して、該当する列のすべてのセルに適用される時刻書式を選択します。

    これにより、ポップアップに表示される時刻の値と ArcGIS で共有されているレイヤーまたはマップに表示される時刻の値は、マップの作成者がレイヤーを作成する前に設定した書式で表示されます。

    ArcGIS Maps for Office の時刻書式には、Excel の標準時刻書式とは若干異なるものもあります。これらの書式の違いの一部を次の表に示します。

    Excel の時刻書式ArcGIS Maps for Office の時刻書式

    13:30:55

    13:30:55

    30:55:2

    37:30:55

    *1:30:55 PM

    1:30:55 PM

    1:30:55 PM

    13:30

    13:30

    13:30

    13:30

Excel データからのマップの追加

[データの追加] ワークフローを開始すると、ArcGIS Maps for Office で、現在アクティブな Excel テーブルまたはセル範囲が読み込まれ、位置情報の検出が試行されます。データには、住所データや緯度/経度の値などの位置情報が少なくとも 1 つ含まれていなければなりません。ArcGIS Maps for Office では、スプレッドシート内のデータが解析され、そのデータをマップ上で最適に表示するためのシンボルの選択肢が提示されます。候補のマップ シンボルの 1 つを選択することで、マップをスプレッドシートに簡単に追加できます。

Excel ワークブックには、マップを 5 つまで追加できます。各ワークシートには、アンカー マップを 1 つだけ含めることができます。

マップを Excel スプレッドシートに追加するには、次の手順に従います。

  1. Microsoft Excel でワークブックを開き、マップの作成に使用する Excel テーブルまたはセル範囲内の 1 つのセルをクリックします。
  2. ArcGIS Maps のリボン上にある [Excel] タブをクリックして、ArcGIS Maps ツールを表示します。

    ArcGIS Maps ツール

  3. [サイン イン] をクリックし、ArcGIS アカウントにサイン インします。
  4. [マップの追加] をクリックします。

    [Excel からデータの追加] ウィンドウが開き、データ固有の書式設定オプションが表示されます。ArcGIS Maps for Office は、デフォルトで、最も可能性の高いデータセットを使用します。ドロップダウン メニューを使用して、別のデータセットを選択できます。

    Excel からデータの追加
  5. [データ][位置情報]、および [列によるスタイル設定] の各オプションが正しく認識されているか確認します。

    • [データ] - マップの作成に使用するスプレッドシート内のデータを選択できます。テーブル、セル範囲、または名前付き範囲からデータを選択します。詳細については、「テーブルまたは名前付き範囲」をご参照ください。

      ワークブックに複数のスプレッドシート、テーブル、または名前付き範囲が含まれている場合は、[高度なデータ形式] をクリックして、マップ レイヤーの作成に使用するデータを指定します。

    • 位置情報 - データをマップに表示する方法を決定し、スタイル設定オプションに表示される内容を制御します。住所、市区町村、座標を選択すると、位置データがポイントでマップに表示されます。都道府県またはその他の地域を位置情報として選択すると、そのデータがポリゴンでマップに表示されます。また、公園の境界や販売テリトリーなど、デフォルトのリストに入っていないカスタム位置情報のデータをマップに表示することもできます。詳細については、「位置情報の種類」をご参照ください。
      備考:

      [列と位置情報の照合] をクリックして、データをマップに表示するのに必要なすべての列が ArcGIS Maps for Office で検出されているかどうかを確認します。データをマップに表示できない場合は、位置情報列が正しく認識されていない可能性があります。位置情報列を手動で選択してから、再試行できます。

    • [列によるマップ スタイル] - マップ上のポイント、ライン、またはエリアの比較に使用する列を選択できます。たとえば、売上収益を基準にすべてのフランチャイズ店を比較する場合は、売上情報を含む列を選択します。スタイル設定オプションのリストが表示され、さまざまな方法でマップ上のレコードを比較できます。通常は、アイコンのサイズまたは色を変更して、レコードを比較します。レコードを比較しないでマップ上に表示するには、ドロップダウン メニューから [なし] を選択します。

  6. 利用可能なマップ テーマをスクロールします。

    選択されているスタイル設定オプションがハイライト表示されており、その横にチェック マークが付いています。別のテーマをクリックして選択します。

  7. [データの追加] をクリックします。

    サマリー ウィンドウが表示され、指定したデータセット、位置情報、スタイリング列、およびマップ テーマがリスト表示されます。

    データ サマリーの追加

    住所をジオコーディングする場合、[クレジットの表示] ボタン クレジットの表示 をクリックすると、消費する ArcGIS クレジットの推定数が表示されます。[キャンセル] または [閉じる] 閉じる をクリックして、[Excel からデータを追加] ウィンドウに戻り、変更を行います。

高度なデータ形式

スプレッドシートに複数のテーブルまたは名前付き範囲が含まれている場合や ArcGIS Maps for Office が位置情報を検出できない場合は、マップの作成に使用するデータを指定する必要があります。

  1. [Excel からデータの追加] ウィンドウで、[高度なデータ形式] をクリックします。

    [データ形式] ウィンドウが表示されます。

    レイヤーの作成に使用するデータの形式の選択
  2. [テーブル][セル範囲]、または [名前付き範囲] をクリックして、マップ レイヤーの作成に使用するデータが含まれるワークシート内のエリアを指定します。
  3. [閉じる] 閉じる をクリックします。

    マップには、新しいレイヤーをいつでも追加できます。詳細については、「Excel からレイヤーを追加」をご参照ください。

空のマップの追加

空のマップをスプレッドシートに追加するには、次の手順に従います。

  1. [ArcGIS Maps] リボンの [マップの追加] をクリックします。

    [Excel からデータの追加] ウィンドウが表示されます。

    Excel からデータの追加
  2. ウィンドウの右上隅にある [閉じる] ボタン 閉じる をクリックします。

    ArcGIS Maps for Office によって、デフォルトのベースマップを使用して、レイヤーのないマップが作成されます。

    マップには、レイヤーをいつでも追加できます。詳細については、「 Excel からレイヤーを追加」をご参照ください。