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走行ルートの検索

次のような質問に答えるには、多くの場合、データを解析する必要があります。

  • ポイント A からポイント B に到達する最速の道はどれですか?
  • 配達またはサービス車両を運用する会社は、どうすれば顧客サービスを改善し、輸送コストを最小限に抑えることができますか?
  • 移動時間を最短にするには、潜在顧客はどの支店に行くべきでしょうか?

Esri Maps for IBM Cognos は、ある場所から別の場所への最適なルート、または複数の場所を訪れる場合の最適なルートを検索できます。最適なルートとは、移動時間を最小にする最短経路のことです。3 カ所以上のストップを訪問する場合、Esri Maps for IBM Cognos は、それらの場所を訪問する際の最適な順序を特定します。これは、ルートの最適化と呼ばれます。

Esri Maps for IBM Cognos は、ルート サービスと World Geocoding Service といった ArcGIS の特化したサービスを使用して、最適な走行ルートを検索します。データは、ArcGIS または IBM Cognos から取得できます。

注意:

ルート サービスと World Geocoding Service は、すべてのサポート対象国で動作します。1 つ以上の国がグループにまとめられ、地域を形成します。ルート サービスは、複数の地域にまたがるリクエストをサポートしません。そのため、出発地と同じ地域内に存在する目的地間のルートのみが特定されます。

ルートの検索

Esri Maps for IBM Cognos では、以下のいずれかの方法でマップ上の 2 つ以上の目的地を指定することで、走行ルートを検索することができます。

  • 選択ツールを使用してマップ上でポイントを選択する
  • マップをクリックして目的地を指定
  • 手動で住所を入力する

指定した目的地をもとに Esri Maps for IBM Cognos が最適なルートを特定すると、ルート全体を表示することや、ルート案内を印刷することができます。

  1. [ツール] メニューから [ルートの取得] を選択します。

    [ルートの取得] ウィンドウが表示されます。

    注意:

    このツールは、作成者にした場合のみ使用できます。

    ヒント:

    マップ上で選択した後に、[フィーチャの分析] ツールから [ルートの取得] ツールを開くこともできます (有効化されている場合)。選択されたフィーチャが、ルートの目的地として自動的に指定されます。

  2. 以下のいずれかのツールを使用して、ルートに含める目的地を指定します。
    • [矩形を描画して目的地を選択] - マップ上でドラッグして矩形を描画し、目的地として使用するポイントを選択します。選択するポイントが、マップに含まれている必要があります。
    • [マップ上で目的地をクリックして追加] - マップ上の任意の場所をクリックし、その場所を目的地として追加します。目的地を最初の経由地として追加します。
    • [住所の入力] - 空白の目的地ボックスに住所を入力するか、ボックスの上にカーソルを置き、[現在の場所を検索] ボタン 現在の場所を検索 をクリックすると、現在の場所がボックスに入力されます。

    すべての目的地の指定が完了するまで、以上のオプションを繰り返します。

  3. 必要に応じて、以下のいずれかを実行して目的地を変更します。
    • 目的地をルートから削除するには、目的地の横にある小さい [x] をクリックします。

      ルートに 3 つ以上の目的地ポイントが存在する場合にのみ、x ボタンが表示されます。

    • ルートが 2 つのポイントのみで構成される場合、住所の横に [出発地と目的地を入れ替え] ボタン 出発地と目的地を入れ替え が表示されます。ボタンをクリックすると、出発地と目的地を入れ替えることができます。
    • 2 つ以上の目的地の順番を変更するには、番号マーカーをクリックし、目的地フィールドをリスト内の希望の位置にドラッグします。
    • マップ上の経由地の位置を変更するには、マップ上のアイコンをクリックして、新しい目的地にドラッグします。住所フィールドが、新しい住所に更新されます。
      注意:

      元のルートの生成後、マップ上の目的地ポイントを移動できます。目的地ポイントを移動した後は、[ルートの取得] をクリックして走行ルートを更新します。

    • 指定した 4 つ以上の目的地を訪問する最適な順序を、Esri Maps for IBM Cognos によって決定したい場合、[ルートの最適化] チェックボックスをオンにします。ルートを最適化した場合、最初と最後の経由地が固定されて、中間の経由地が最適化されます。
  4. ルートの目的地の指定が完了したら、[ルートの取得] をクリックします。

    ルートがマップ上に表示されます。ルートの距離 (マイルまたはキロメートル) や予測運転時間などのルートに関する情報が、目的地リストの下に表示されます。

    ヒント:

    ルート全体をマップに表示するには、[全ルートの表示] をクリックします。

  5. ルート案内を表示して印刷するには、[印刷] ボタンをクリックしてから、表示されたルート案内ページ上の [印刷] をクリックします。必要に応じて印刷設定を変更し、[印刷] をクリックします。

    印刷結果は、ルートと経由地を含むマップで構成されます。

  6. ルートをクリアするには、[ルートの取得] ウィンドウを閉じます。

対話機能の実行

[ルートの取得] ツールの使用中は、構成した対話機能を実行できます。

注意:

構成済みの対話機能をトリガーするオプションは、レポート作成者が [対話機能の実行] ツールを有効にした場合にのみ使用できます。詳細については、「マップ設定とツールの構成」をご参照ください。

  1. 1 つ以上の目的地をルートに追加します。
  2. [対話機能の実行] をクリックします。

    目的地のグラフィックスと交差するフィーチャが選択されました。

    選択時の対話機能が構成されたレイヤー内にあるフィーチャのみが選択されます。

    選択に基づき、自動的に実行されるように、構成された対話機能が実行されます。

    注意:

    [ルートの取得] をクリックした後で [対話機能の実行] をクリックした場合、ルート グラフィックスと交差するフィーチャが選択され、自動的に対話機能が実行されるよう構成された対話機能が実行されます。