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マップ連動レポートに追加されるアイテム

Esri Maps for IBM Cognos で構成された IBM Cognos レポートのマップ仕様は、Esri Maps for IBM Cognos 固有のアイテムで更新されます。これらのアイテムは、正常なレポート操作のために IBM Cognos および Esri Maps for IBM Cognos の両方で必要です。Esri Maps for IBM Cognos で構成されたマップ連動レポートには、次のアイテムが追加されます。

  • レポート変数
  • HTML アイテム
  • 条件ブロック (ブロック内に含まれます)
  • Esri Maps のペイロード ブロック

レポート変数と条件ブロック

Esri Maps for IBM Cognos によってレポートが構成されると、Esri_Maps_Mode というレポート文字列変数が次の値を使用して作成されます。

  • DYNAMIC - 対話的に HTML を表示しているときにマップを描画します。
  • STATIC - PDF および Excel を表示しているときにマップを描画します。この条件は通常、マップのエクスポートをソースとする画像を参照します。このレポート変数は、マップを保持するために挿入される条件ブロックにバインドされます。
  • Other - Report Studio でレポートを表示するとき、Other 条件は TRUE で、元の Esri Maps コンテナー (プレースホルダー) を表示します。

新しいブロックが作成されると、元の Esri Maps プレースホルダーが置き換えられます。元のプレースホルダー画像に設定されたすべての属性は、このブロックにコピーされます。たとえば、マップのプレースホルダーに境界線が設定されている場合、新しいブロックにこの設定がコピーされます。

HTML アイテム

Esri Maps Designer ユーザー インターフェイスを使用してレポートを構成すると、HTML アイテムが作成されます。

Esri Maps の定義スクリプトの記述には、少なくとも 1 つの HTML アイテムが必ずあります。この HTML アイテムには、EM4C ゲートウェイ ファイルへの JavaScript 参照が含まれており、すべての操作と同期タスクを実行するのに必要です。

Esri Maps Designer の構成プロセス中に、同期のために選択されたそれぞれの IBM Cognos レポート エレメント (リスト、クロス集計、チャートなど) に対して、ターゲット エレメントの最初と最後に 2 つの HTML アイテムが追加されます。これらのエレメントは、情報を受信およびブロードキャストできるように、ランタイム時にターゲット エレメントを識別します。これらの HTML アイテムの記述は次のとおりです。

  • Esri Maps [オブジェクト名] Start
  • Esri Maps [オブジェクト名] End

[オブジェクト名] の部分は、Name プロパティの値です。たとえば、円グラフの名前が Pie Chart1 であるとします。Esri Maps の HTML アイテムは、Esri Maps Pie Chart1 Start および Esri Maps Pie Chart1 End として表示されます。

注意:

レポート作成者には、Esri Maps の HTML アイテムの Name プロパティを変更しないように指示してください。変更すると、Esri Maps for IBM Cognos が正常に動作しなくなります。

Esri Maps のペイロード ブロック

Esri Maps for IBM Cognos でレポートが構成されると、すべての Esri Maps 関連のレポート仕様は、Esri Maps のペイロード ブロック内部に格納されます。このメカニズムにより、特定の IBM Cognos レポートがその Esri Maps 関連のレポート仕様と関連付けられます。このペイロード ブロックは DONTRENDER に設定され、クライアントには送信されません。