このトピックでは、IBM Cognos Business Intelligence が Apache HTTP サーバー (または Apache ベースの Web サーバー) と一緒に動作するようにすでに設定され、IBM Cognos のエイリアス名が ibmcognos であると想定します。
Apache は、プレーン テキストの構成ファイルにディレクティブを配置して構成します。通常、主要な構成ファイルは httpd.conf で、<apache_location>\conf ディレクトリにあります。
Apache では、Alias ディレクティブを使用すると、ドキュメントを DocumentRoot ではなくローカル ファイル システムに保存できます。URL のパスは大文字と小文字を区別します (大文字と小文字を区別しないファイル システムを含む)。エイリアスの対象を指定するために、追加の <Directory> セクションを指定します。Alias を DocumentRoot の外にあるディレクトリに作成する場合、ターゲット ディレクトリにアクセス権を許可する必要があります。
ScriptAlias ディレクティブは、CGI プログラムに対して特定のディレクトリを確保することを Apache に指示します。Apache では、このディレクトリ内にあるすべてのファイルが CGI プログラムであると認識し、クライアントが特定のリソースを要求したら、それを実行しようとします。
IBM Cognos が環境内ですでに動作している場合、以下を想定しています。ただし、お使いのバージョンの Apache が共有モジュールのサポートを利用して構築されている場合、必要なモジュールが読み込まれていることを確認することが重要です。httpd.conf ファイルで、次のモジュールに対して LoadModule ディレクティブがコメント アウトされていないことを確認します。
LoadModule dir_module modules/mod_dir.so
LoadModule alias_module modules/mod_alias.so
LoadModule cgi_module modules/mod_cgi.so
組織サイトで、コンテンツをネットワーク上に送信する前に mod_deflate モジュール (またはその他の圧縮モジュール) を使用してサイズを小さくしている場合、EM4C cgi_bin ディレクトリのコンテンツは圧縮しないように注意してください。お使いの環境を、それに合わせて構成する必要があります。
Esri Maps for IBM Cognos と一緒に動作するように Apache を構成する手順については、「Apache の構成」をご参照ください。
MIME タイプ
MIME (多目的インターネット メール拡張) タイプは、Web サーバーからブラウザーに送信されるコンテンツの種類を識別します。Esri Maps for IBM Cognos では次の MIME タイプが必要ですが、Apache のグローバル MIME タイプのデフォルト リストにすでに設定されています。
- application/javascript
- application/octet-stream
- application/pdf
- application/xml
- image/gif
- image/jpeg
- image/png
- image/svg+xml
- text/css
- text/html
- text/plain