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解析の実行

データをマップ上で表示することで、そのデータに特有のパターン、分布、および関係に関する洞察を得ることができます。しかし、多くのパターンや関係はマップを見ただけでは明らかにはなりません。データが多すぎるため、必要なデータを選択し、生のデータとしてわかりやすく表示することが困難な場合もよくあります。マップへのデータの表示方法によって表示パターンを変更させることができます。空間解析では、データ内のパターンと関係を定量化し、結果をマップ、テーブル、チャートとして表示できます。空間解析を利用することで、視覚的な解析だけではわからない疑問に答えたり、重要な意思決定を下したりすることもできます。

注意:

組織の管理により、解析を実行する一部の権限が付与されます。空間解析機能を使用するには、次の権限が必要です。

  • コンテンツの作成、更新、および削除
  • ホスト フィーチャ レイヤーの公開
  • 空間解析

一部の機能には、ArcGIS Online ネットワーク解析サービスArcGIS GeoEnrichment Service などの追加の特権が必要です。詳細については次のテーブルをご参照ください。

一部の空間解析プロセスの実行時には、クレジットが消費されます。詳細については、「クレジットを消費するプロセス」をご参照ください。

[境界] からのブロック グループ レイヤーなど、複雑なポリゴンがある一部のデータセットは、帯域幅や処理能力が低いシステムでは解析に使用できません。大きなエリアのデータセットを使用する場合は、解析に単純化された境界を使用することをお勧めします。解析プロセスが完了するまでに 60 秒以上かかる場合は、タイムアウト エラーが発生します。

空間解析の概要

[アクション] ボタン アクション を使用して、空間解析にアクセスできます。次の表は、各空間解析機能の概要説明です。

解析機能説明質問の例

バッファー/到達圏の作成

[バッファー/到達圏の作成] は、距離または時間の単位で計測されるポイントまたはライン フィーチャの周囲に領域を作成します。生成されたバッファー レイヤーを使用して、ポイント フィーチャに対して空間集約を実行したり、収益の合計などの統計情報を計算したりできます。

注意:

移動モードに基づいてバッファー距離 (徒歩時間やトラック輸送距離など) を指定するには、管理者が組織の移動モードを構成する必要があります。

入力: 1 つのポイント、ライン、またはエリア レイヤー

周辺にはどのような情報があるか。各警察署から 1 キロメートル圏内で何件の犯罪が発生したか。ライト レールの駅から 0.25 マイル圏内にどの土地区画があるか。

空間集約

[空間集約] は、ポイント フィーチャのレイヤーとエリア フィーチャのレイヤーで動作します。まず、各エリア内にあるポイントを判別します。このエリア内ポイントの空間的な位置関係を判定した後に、エリア内にあるすべてのポイントの統計情報が計算され、そのエリアに割り当てられます。最も基本的な統計情報は、エリア内にあるポイントの総数ですが、他の統計情報も取得できます。

入力:

  • 1 つのポイント、ライン、またはエリア レイヤー
  • 1 つのエリア レイヤー

どのように分布しているか。各警察署から 1 キロメートル圏内で何件の犯罪が発生したか。竜巻によって最も大きな損害を受けたのはどの郡か。

空間フィルター

[空間フィルター] はエリア フィーチャを使用して、他のレイヤーの重なっているフィーチャをフィルタリングします。フィルター タイプは、[交差する][交差しない][含む]、または [含まない] から選択できます。エリア フィーチャまたはレイヤーとの適切な空間リレーションシップを持つフィーチャだけが結果データセットに含まれます。

入力:

  • 1 つのポイント レイヤー
  • 1 つのエリア レイヤー

周辺にはどのような情報があるか。第 13 区で発生した犯罪はどれくらいあるか。

データの情報付加

[データの情報付加] は、データの場所の周囲にある人、場所、およびビジネスに関する情報を取得して、ポイントまたはエリアのデータに新しい情報を提供します。[データの情報付加] を使用すると、地図だけではわからない特定の場所に関するさまざまな質問に答えることができます。たとえば、次のような質問です。ここにどのような人々が住んでいるか。このエリアの人々は何に興味を持っているか。どんな習慣、ライフスタイルなのか。このエリアには、どのようなビジネスがあるか?

[データの情報付加] を使用するには、ジオエンリッチメント 権限が必要です。

入力: 1 つのポイント、ライン、またはエリア レイヤー

どのような関連性があるか。所得水準が高い近隣地区ほど、不法侵入の発生件数が多いか。各図書館の分館周囲の近隣地区における年齢の中央値はどのくらいか。

密度の計算 (Calculate Density)

[密度の計算] は、ある現象の既知の数量 (ポイントまたはラインの属性として表す) をマップ上に展開することによって、ポイント フィーチャまたはライン フィーチャから密度マップを作成します。結果として出力されるのは、低密度から高密度に分類されたエリア ポリゴンのレイヤーです。

入力: 1 つのポイントまたはライン レイヤー

どのように分布しているか? 市内の他の地区と比較して、ある警察管轄区内で 1 平方マイルあたり何件の薬物犯罪が発生しているか。北米全体にわたる鳥類の密度はどのようになっているか。

最寄りの検索

[最寄りの検索] は、直線距離を使用して、入力レイヤー間にある最近接フィーチャを検索します。検索する最近接フィーチャの数や検索範囲を制限するためのオプションがあります。

入力: 2 つのポイント、ライン、またはエリア レイヤー

周辺にはどのような情報があるか。薬物犯罪は小学校と高校にどの程度近接しているか。各学校にとって第一対応者と第二対応者として機能する必要があるのはどの消防署か。

結果データセット

空間解析を実行すると、データ ウィンドウに結果のデータセットが生成されます。これらの結果のデータを他のマップ、チャート、テーブルとして可視化することができます。

結果データセットは、解析の実行に使用されるデータセットの下に示されたデータ ウィンドウに表示され、結果データセットを記録するのに役立ちます。同じデータセットから複数の結果が作成された場合、それらの結果は新しい順に表示されます。つまり、最新の結果がリストの最上部に表示されます。

注意:

すべての操作によって結果データセットが作成されるとは限りません。たとえば、データセットに対して位置を有効化してフィールドを計算すると、新しいデータセットが作成されるのではなく、元のデータセットが更新されます。バー チャートドーナツ チャートなどの、属性集約を実行するチャートのみが、結果データセットを作成します。

結果が適切でない場合は、[解析ビュー] 解析ビュー で別のパラメーターを使用して空間解析を再実行するか、[元に戻す] ボタン 元に戻す を使用して操作を取り消すことができます。

注意:

データの解析中にエラーが発生した場合は、解析を取り消して元のデータセットに戻すことができます。フィールドの計算など、場合によっては、データを元の状態に戻すと、該当するデータセットに対して計算されたフィールドがすべて失われます。

Next steps次の手順

空間解析の詳細については、シナリオに基づく演習「空間的問題の解決」をお試しください。

結果が他のユーザーにとって有益であると考えられる場合は、フィーチャ レイヤーとしてデータを共有できます。