新機能

ArcGIS Insights 2020.2 には、マップとチャートの機能強化、新しいページ設定、新規および更新された解析ツール、共有ページの自動更新用スケジューラ、アクセシビリティの向上、およびソフトウェアのその他の機能強化と更新が含まれています。

メモ:

Insights in ArcGIS Enterprise 2020.2 は、ArcGIS Enterprise 10.7.1、10.8、および 10.8.1 と互換性があります。バージョンの互換性の詳細については、「ArcGIS Enterprise との互換性」をご参照ください。

マッピングの強化

マップで 2 つのズーム ツール、[デフォルトの範囲の設定][レイヤーの全体表示] が利用できるようになりました。

  • デフォルトでは、マップ上の [デフォルトの表示範囲] ボタンにより、マップの全範囲のデータがズームされます。[デフォルトの範囲の設定] ボタンを使用することで、カスタムの表示範囲を設定できるようになりました。
  • [レイヤーの全体表示] ボタンを使用することで、特定のレイヤーの範囲にズームできるようになりました。

ズーム ツールの詳細については、「マップのナビゲーション」をご参照ください。

マップ上のレイヤーのリストは、マップ ツールバー[凡例] ボタン 凡例 を使用して、非表示にできます。レイヤーは、共有ページで表示された場合も、非表示のままとなります。

チャートの強化

時系列チャートでタイム スライダーが利用可能になりました。タイム スライダーにより、データをフィルタリングせずに特定の時間間隔にズームインできます。

複数の日付/時間フィールドまたは複数の数値フィールドを、時系列チャートに追加できるようになりました。複数の日付/時間または数値フィールドを追加することで、データ グループを比較できます。

バー チャートカラム チャート折れ線グラフ、およびコンボ チャートで値ラベルが利用可能になりました。

カードが [数値] レイアウトを使用している場合、KPI カードをデフォルトのサイズより小さくすることができるようになりました。最小サイズが小さくなったことで、ページ上に他のカード タイプのための空白を確保しつつ、重要なインジケーター値を表示することができます。[ゲージ] レイアウトでは、他のチャートと同じ最小サイズをまだ使用しています。

コンボ チャートでは、Y 軸を同期して同じ縮尺で使用できるオプションが加えられました。軸を同期すると、データセットがすでに同様のデフォルトの縮尺を使用している場合や、2 つの変数の差異の大きさを解析する場合に便利です。

折れ線グラフをラインのスムージングで表示できるようになりました。ライン スムージングは、データの傾向が徐々に変化する場合 (例: 毎月の温度をチャート化) に便利です。

凡例

デフォルトでは、凡例タイトルは、凡例が作成されたマップやチャートのスタイル設定に使用されたフィールドの名前に基づきます。カードのタイトルをクリックし、テキストをハイライトして新しいタイトルを入力することにより、凡例の名前を変更できるようになりました。

凡例は、高さと幅を変更できます。凡例の幅を調整することで、凡例上の入力の表示に使用できる列数も変更されます。

凡例のシンボルに対するラベルの位置も、調整できるようになりました。ラベルは、シンボルの上、下、横に配置することができます。

各凡例項目の値の数を、追加または削除できます。

詳細については、「凡例の追加」をご参照ください。

カードの強化

すべてのカードで、ヘッダーを非表示にできるようになりました。デフォルトでは、ツールバーは共有ページでは非表示のままですが、展開してカードのツールバーにアクセスすることができます。

ページのカードは、カードが重なったときにどのカードを前面または背面に表示するかに応じて、整列できるようになりました。

空間解析

[密度の計算] は更新され、カーネル密度計算を使用して、セルベースの密度サーフェスを出力として作成します。新しい計算と出力により、全体の解析にも密度サーフェスの精度が向上し便利になりました。[密度の計算] 機能が強化されましたが、Insights in ArcGIS Online を使用し実行した場合は、クレジットは消費されません。

[密度比の計算] を使用することで、相対リスク サーフェスを計算することができます。[密度比の計算] は [密度の計算] と同じ密度計算を使用していますが、比率計算により、出力サーフェスが作成されます。これは、選択した分母によって正規化されます。

[K 平均クラスターの検索] を使用することで、地理的近接性または属性値のいずれかに基づいて、類似のフィーチャのクラスターを検索できます。

[空間的平均の検索] を使用することで、一連のポイント フィーチャの地理的中心を計算できます。

データのサイレント インストールの実行方法

Linux 用の Microsoft SQL Server 2019 および Microsoft SQL Server 2019 が Insights in ArcGIS Enterprise および Insights desktop でサポートされるようになりました。サポートされているデータベースの完全なリストについては、「サポートされているデータベース」をご参照ください。

Microsoft SharePointMicrosoft OneDrive への接続が Insights in ArcGIS Online および Insights in ArcGIS Enterprise でサポートされるようになりました。詳細については、「SharePoint 接続の作成」または「OneDrive 接続の作成」をご参照ください。

Microsoft SQL Server データベースへの接続は、Windows 環境で OS 認証を使用して行うことができるようになりました。詳細については、「OS 認証の有効化」をご参照ください。

[ページに追加] ウィンドウで、フィーチャ レイヤー上にバッジが表示されるようになりました。バッジは、信頼できるコンテンツ 信頼できる、非推奨のコンテンツ 非推奨Living Atlas のレイヤー Living Atlas、分散型コラボレーションを通じて共有されているレイヤー 連携、登録者のコンテンツ 登録者のコンテンツ、プレミアム コンテンツ プレミアム コンテンツ、および ArcGIS Marketplace から購入したコンテンツ マーケットプレイス を示します。

パッケージ

ワークブックパッケージInsights in ArcGIS OnlineInsights in ArcGIS Enterprise でエクスポートおよびインポートできるようになりました。パッケージは、以前は Insights desktop でのみサポートされていました。ワークブック パッケージには元のワークブックからのページ、データ、解析が含まれ、ワークブック パッケージを使用して組織外の Insights ユーザーと作業を共有したり共同作業をしたりできます。

スケジュールされた更新

共有ページの更新のスケジュールを、時間単位、日単位、週単位、月単位で Insights in ArcGIS Enterprise で作成できるようになりました。スケジュールされた更新は、更新されたデータで解析を再度実行し、共有ページを自動的に更新します。

ページ設定

ページは、ページのタブをワークブック内の別の位置にドラッグすることで、調整できるようになりました。

ページ設定には、カード タイトルと軸ラベル用のフォント設定が新たに含まれています。ページ設定の適用の詳細については、「ページのカスタマイズ」をご参照ください。

定義済みフィルター

ドロップダウンの選択タイプを定義済みフィルターで利用できるようになりました。ドロップダウンの選択により、オプションのメニューから 1 つのフィルターを選択できます。

フィールド検索

検索バーがデータ ウィンドウに追加されました。検索バーを使用して、すべてのデータセット内のフィールドを検索することも、特定のデータセット内を検索することもできます。詳細については、「フィールドの検索」をご参照ください。

検索バーは、文字列値を含む定義済みフィルターで利用可能です。検索バーを使用して、値を見つけ、定義済みフィルターで選択または選択解除できます。

アクセシビリティ

キーボード ショートカットを使用して Insights ワークブックをナビゲーションできます。

Insights は、次のスクリーン リーダーもサポートしています

  • JAWS
  • Microsoft Narrator
  • VoiceOver

詳細については、「キーボード ショートカットとアクセシビリティ」をご参照ください。

サポートされているブラウザー

Microsoft Edge Legacy はサポートされなくなりました。新しい Chrome ベースの Microsoft Edge ブラウザーは、まだ使用することができます。サポートされているブラウザーの完全なリストについては、「サポートされているブラウザー」をご参照ください。

学習

シナリオに基づく演習は、Insights のヘルプ ドキュメントでは利用できなくなりました。演習は、Learn ArcGIS でのレッスン、「アメリカ合衆国の大学での投資利益率の解析」として利用可能となりました。

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