データベースのデータ キャッシュ

Insights in ArcGIS Enterprise
Insights desktop
注意:

Insights in ArcGIS Enterprise および Insights desktop では、データベース接続はサポートされます。

データ キャッシュを使用すれば、ArcGIS Insights で管理対象データベース内にテーブルを作成して管理することが可能になるため、クエリのパフォーマンスが上がります。 データベース接続を作成するユーザーは、データ キャッシュを始動するために、すべての必要なデータベース権限を付与されている必要があります。

注意:

データ キャッシュは、Google BigQuerySnowflake、または追加設定が必要なデータベース プラットフォームでは実行されません。

データ キャッシュは、[空間集約] および [空間フィルター] 機能のみで使用されます。

データは、次の条件をすべて満たしている場合のみキャッシュされます。

  • 両方のデータセットが同じデータベース接続から生成されています。
  • 両方のデータセットの空間データが、同じ空間データ タイプを使用して保存されています。
  • 両方のデータセットの空間データが、同じ空間参照系を使用して保存されています。

データ キャッシュ テーブルの位置と命名規則

データ キャッシュ テーブルは常にデフォルト スキーマの下に作成され、名前に次の接頭辞が付けられます。

データベーステーブル名の接頭辞

Microsoft SQL ServerPostgreSQL、および SAP HANA

$IN_

例: $IN_0xmneL7PT7e4uuE4eL4z7w

Oracle

T$IN_

例: T$IN_A3GZAW7ZRMQNLJP3IRCQAQ

他のデータベース プラットフォーム

該当なし

注意:

データ キャッシュ テーブルは内部での使用を目的としているため、Insights のデータベース接続を使用して表示することができません。

データ キャッシュ テーブルのライフ サイクル

データ キャッシュ テーブルは、Insights のデータセットとワークブックに関連付けられています。 1 つのデータセットから 1 つ以上のデータ キャッシュ テーブルを参照することができます。 データ キャッシュ テーブルは、Insights で完全に管理され、次のいずれかの操作を実行した後で削除されます。

  • ワークブックを削除する。
  • 参照元のデータセットをすべて削除し、ワークブックをもう一度開く。
  • 参照元のデータセットを更新する。*

*この場合には、更新したデータを含むデータ キャッシュ テーブルが新規に作成されます。