Insights in ArcGIS Enterprise と Insights desktop では、セキュリティ保護されたデータを追加する際に障害が発生したり、これらのデータにより公開レポートおよびパッケージ化されたワークブックに障害が発生することがあります。 障害は無効な URI により引き起こされます。
公開レポートは、次の条件が当てはまる場合に、無効な URI によって失敗します。
- レポートにセキュリティ保護されたリモート フィーチャ レイヤーが含まれている。Insights desktop の場合、フィーチャ レイヤーはデータ専用 ArcGIS 接続からのものである必要があります。
- セキュリティ保護されたデータを含むカードに、クロス フィルターが適用されている。
パッケージ化されたワークブックは、次の条件が当てはまる場合に、無効な URI によって失敗します。
- ワークブックにセキュリティ保護されたリモート フィーチャ レイヤーが含まれている。Insights desktop の場合、フィーチャ レイヤーはデータ専用 ArcGIS 接続からのものである必要があります。
- セキュリティ保護されたデータを含むカードに、クロス フィルターが適用されている。
- ワークブックをパッケージ化するには、[参照データ] 方法が使用されます。
データの追加は、次の条件が当てはまる場合に、無効な URI によって失敗します。
- 追加されたデータセットがセキュリティ保護されたリモート フィーチャ レイヤーである。
- フィーチャ レイヤーが、ArcGIS Enterprise で [サービスのアイテムと一緒に認証情報を保存しません。 認証のプロンプトが毎回表示されます。] を選択した状態で作成された。
- ソースとなるフィーチャ レイヤーの共有状況が [すべてのユーザー (パブリック)] ではない。
ArcGIS 管理者は、リダイレクト URI を追加し、セキュリティ保護されたデータによる障害発生を回避することができます。
リダイレクト URI の追加
リダイレクト URI を追加するには、次の手順を実行します。
- データが生成されるポータルで、管理者として ArcGIS Portal Directory にサイン インします。
ArcGIS Portal Directory の URL の形式は、https://webadaptorhost.domain.com/webadaptorname/portaladmin です。
- Portal Administrator Directory から、[Security] > [OAuth] > [Get App Info] の順にクリックします。
- [App ID] に「arcgisInsights」と入力します。
- [Format] 設定を JSON に変更します。
- [Get App Info] をクリックします。
- JSON 出力をコピーします。
- [OAuth] ページに戻ります。
- [Update App Info] をクリックします。
- [Format] 設定を JSON に変更し、コピーしたテキストを [App Info] テキスト ボックスに貼り付けます。
- プライマリ接続の情報を redirectURIs 配列に追加します。 例として、次のコードを使用します。
{ "appId":"arcgisInsights", "redirectURIs":["https://dataonlyconnection.domain.com", "https://primaryconnection.domain.com"] }
- [Update App] をクリックします。
これで、レポートの共有またはワークブックのパッケージ化を正常に完了できます。