折れ線グラフの作成と使用

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折れ線グラフは、直線で連結される一連のデータ ポイントとして情報を表示します。 カテゴリは X 軸に沿って表示され、統計情報は Y 軸に沿って表示されます。 カテゴリ軸に沿って日付/時刻しか表示しない時系列グラフとは異なり、折れ線グラフでは、カテゴリ軸に沿って文字列フィールドを使用できます。

折れ線グラフは、「カテゴリ別に数値がどのように分布または集計されているか?」といったデータに関する質問に答えることができます。

ある環境保護団体では、カリフォルニア州南部の渇水状況を追跡しており、最も脆弱な都市を確認するために地域全体で降水レベルを比較しようと考えています。 そこで折れ線グラフを使用し、各都市の合計降水量を表示します。

カリフォルニア州南部の都市の降水量を示す折れ線グラフ
上の折れ線グラフは、降水量の値が都市によって変動する様子を表しています。

折れ線グラフの作成

折れ線グラフを作成するには、次の手順に従います。

  1. 次のデータの組み合わせのいずれかを選択します。
    • 1 つまたは 2 つの文字列フィールド 文字列フィールド
    • 1 つまたは 2 つの文字列フィールド 文字列フィールド と数値フィールド 数値フィールド または割合/比率フィールド 割合/比率フィールド
    注意:

    数値フィールドも割合/比率フィールドも選択しない場合、データが集約され、個数が表示されます。

    データ ウィンドウで検索バーを使用して、フィールドを検索できます。

  2. 次の手順を使用して、チャートを作成します。
    1. 選択したフィールドを新しいカードにドラッグします。
    2. [チャート] ドロップ領域にポインターを置きます。
    3. 選択したフィールドを [折れ線グラフ] にドロップします。
ヒント:

Drag-N Drop 一致する文字列フィールドを 2 番目のデータセットから折れ線グラフにドラッグすると、コンボ チャートが作成されます。

ヒント:

データ ウィンドウの上にある [チャート] メニューまたは既存のカード上の [可視化タイプ] ボタン 可視化タイプ を使用して、チャートを作成することもできます。 [チャート] メニューの場合、データ選択に対応しているチャートのみが有効化されます。 [可視化タイプ] メニューの場合、対応している視覚化 (マップ、チャート、またはテーブルを含む) のみが表示されます。

使用上の注意

この視覚化は、データ ウィンドウに結果データセット 結果 を作成します。これには、チャートの作成に使用されたフィールドが含まれています。 結果データセットを使用すると、追加の視覚化を作成したり、チャート軸またはポップアップのフィールド名を変更したり、チャートにフィルターを適用したりできます。

折れ線グラフのトレンドは、時間経過に伴うフィーチャ数や、数値または割合/比率フィールドとしてシンボル表示できます。 フィールドを使用する場合、ある時点のフィールドから値の合計値、最小値、最大値、平均値、パーセンタイル、中央値を計算して、傾向線の値にすることができます。

注意:

特定のリモート フィーチャ レイヤーには、中央値とパーセンタイルを使用できません。 リモート フィーチャ レイヤーが中央値にもパーセンタイルにも対応していない場合は、レイヤーをワークブックにコピーすることができます。

X 軸では、オプションの [サブグループ] フィールドを選択できます。 [サブグループ] フィールドは文字列フィールドである必要があり、サブカテゴリごとに個別の行を作成するために使用されます。

ヒント:

チャートをグループ化したときと同じフィールドを使用して、関連マップのスタイルを設定できます。 チャートやマップを操作すると、カテゴリや空間に関するパターンを同時に表示できます。

[レイヤー オプション] ボタン レイヤー オプション を使用すると、[レイヤー オプション] ウィンドウが開き、次の操作を実行して構成オプションを更新できます。

  • [凡例] タブ 凡例 を使用すると、チャート上のシンボルを表示できます。 凡例を別ウィンドウに表示ボタン 凡例を別ウィンドウに表示 をクリックすると、凡例がページ上に別個のカードとして表示されます。 凡例を使用して、チャート上で選択を行うことができます (個別値シンボルとして使用可能)。

    値に関連付けられた色またはパターンを変更するには、シンボルをクリックしてパレットから色を選択するか、16 進数値を入力するか、パターンを選択します。 [凡例] タブからシンボルを変更する操作は、個別値シンボルにのみ使用できます。
  • [シンボル] タブ シンボル を使用すると、[ラインのスムージング] パラメーターを適用し、ラベルの表示/非表示を切り替えることができます。 特定の値ではなく、大きな変化のないデータの傾向を表示する際は、ラインのスムージングが最適です。 たとえば、ラインのスムージングを使用して月次温度の傾向を表示することで、季節性を効率的に解析できます。

    ラベルには、チャートに関連付けられている数値が表示されます。 ラベルに使用できる構成を次に示します。
    • 桁数 - 小数点以下の桁数を 0 ~ 5 から選択するか、ラベルとして [デフォルト] または [自動] を選択することができます。 [デフォルト] オプションでは大きい数字が略記され、[自動] オプションでは適切な精度が割り当てられます。
    • [ラベル配置] - [水平、外側][垂直、外側]、および [角度指定] という 3 つの配置オプションが折れ線グラフ用に用意されています。
    • [コンテキスト ラベル] - シンボルや単位などの文字をラベルに追加できます。 コンテキスト ラベルは値の両側に配置することができます。
  • [表示設定] タブ 表示設定 を使用すると、シンボル色 (単一シンボルのみ) およびラインのパターンと太さを変更できます。

[チャートの統計情報] ボタン チャートの統計情報 を使用すると、平均値、中央値、上の四分位、下の四分位、またはカスタム値を表示できます。

[カード フィルター] ボタン カード フィルター を使用すると、不要なデータをカードからさ削除したり、上位または下位 n 個の値のみを表示したりすることができます。 フィルターは、文字列、数値、割合/比率、日付/時間のあらゆるフィールドに適用可能です。 ただし、同じデータセットを用いる他のカードには影響が及びません。

[選択ツール] ボタン 選択ツール を使用すると、単一選択ツールを使用してチャート上のフィーチャを選択したり、選択を反転したりできます。

[可視化タイプ] ボタン 可視化タイプ を使用すると、折れ線グラフと他の可視化 (サマリー テーブル、カラム チャート、バブル チャートなど) を直接切り替えることができます。

[並べ替え] ボタン 並べ替え を使用すると、チャートの並べ替え順序を変更できます。 チャートは、昇順、降順、アルファベット順、逆アルファベット順に並べ替えることができます。 デフォルトの順序は、アルファベット順 ([並べ替え (A から Z)]) です。

[最大化] ボタン 最大化 を使用すると、カードを拡大できます。 ページ上の他のカードは、サムネイルに縮小されます。 [元のサイズに戻す] ボタン 縮小 を使用して、カードを前のサイズに戻すことができます。

[クロス フィルターの有効化] ボタン クロス フィルターの有効化 を使用すると、他のカードの選択セットを使用するカードに対してフィルターを作成することができます。 クロス フィルターは、[クロス フィルターの無効化] ボタン クロス フィルターの無効化 を使用して削除できます。

[カードの反転] ボタン カードの反転 を使用して、カードの裏面を表示します。 [カード情報] タブ カード情報 には、カード上のデータに関する情報が記載されており、[画像のエクスポート] タブ 画像のエクスポート を使用すると、カードの画像をエクスポートでき、[データのエクスポート] タブ データのエクスポート を使用すると、カードからデータをエクスポートすることができます。

[カード オプション] ボタン カード オプション を使用すると、次のオプションにアクセスできます。

  • [表示設定] ボタン 表示設定 - カードの背景色、前景色、枠線を変更します。
  • [ラベルの編集] ボタン ラベルの編集 - チャート軸のカスタム ラベルを作成します。 ラベルを編集するには、[ラベルの編集] ボタンをクリックし、軸をクリックして編集可能にします。
  • [順序] ボタン 順序 - カードを、ページ上の他のカードに対して前面または背面に移動します。
  • [削除] ボタン 削除 - ページからカードを削除します。 誤ってカードを削除した場合は [元に戻す] ボタン 元に戻す を使用して元に戻すことができます。

リソース

チャートについてより詳しく学習するには、次のリソースをご利用ください。