Excel および CSV データの準備

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ArcGIS Insights では、Microsoft Excel スプレッドシートまたはカンマ区切り値 (CSV) ファイルからテーブル データを追加できます。

Excel ファイルの場合、シート、Excel テーブル、または指定範囲ごとに 1 つのデータセットが追加されます。 同じシートのテーブルまたは指定範囲を含め、それぞれの Excel テーブルまたは指定範囲は Insights の個別のデータセットとして追加されます。

CSV ファイルの場合、シートごとに 1 つのデータセットが追加されます。 CSV ファイルでは、シートごとに複数のテーブルはサポートされません。 シートごとに複数のテーブルが CSV ファイルに含まれている場合、その CSV ファイルを Excel のワークブックに変換するか、テーブルをそれぞれ個別のシートに移動する必要があります。

注意:

CSV ファイルの区切り記号にはカンマを使用する必要があります。 タブやセミコロンなどの区切り記号は、現在のところサポートされていません。

サポートされている Excel のバージョンとファイル形式

次のバージョンと形式がサポートされています。

  • Microsoft Excel 2007 以降
  • *.xlsx ファイルまたは *.csv ファイルのみ
  • ピボット テーブルはサポートされていません。

Excel および CSV 形式のベスト プラクティス

Excel または CSV ファイルのデータを書式設定するには、次のガイドラインを使用します。

  • ヘッダー名を各列に割り当てます。 ヘッダーのないテーブルには、ヘッダーとして列ラベル (A、B、C など) が割り当てられます。
  • ヘッダーの上にある不要なテキストと空の行を削除します。
  • データの見出しと最初の行の間にある空の行を削除します。
  • マージされたヘッダーを含め、マージされたすべての列または行を削除するか、分割します。
  • マルチレベルのヘッダーを含めないようにします。
  • 計算された列または行を削除します。 データを Insights に追加した後に、新しいフィールドを計算できます。
  • 集計された合計を示す行を削除します (たとえば、GrandTotal)。 削除しないと、集計された合計がデータ レコードとしてインポートされるため、間違った解析結果が生じます。
  • Excel ワークブックのデータを Excel テーブルで書式設定します。 Excel テーブルを使用すると、データが Insights に正しく読み込まれるようになります。
  • すべての Excel テーブルと指定範囲にヘッダー行を含めます。
  • それぞれのシート、Excel テーブル、指定範囲に名前を指定します。 このシート名とテーブル名は、Insights でデフォルトのデータセット名として使用されます。
  • 列に適切なセル書式設定を適用し、Insights が数値、パーセンテージ、文字列、および日付/時刻フィールドを確実に認識できるようにします。
  • 列内のすべてのデータが単一のタイプになるようにします。 たとえば、単一列に文字列値と日付値を混在させてはなりません。
    ヒント:

    検索と置換を使用して、数値フィールドと日付フィールドから NoData のような値を検索して削除します。

  • 列内のすべての日付で単一の書式が使用され、その書式が Excel でサポートされていることを確認します。

制限事項

Excel ファイルと CSV ファイルには次の制限が適用されます。

  • Insights in ArcGIS Online では、Excel ファイルと CSV ファイルは 100 MB 以下でなければなりません。 100 MB を超える Excel ファイルまたは CSV ファイルを追加すると、エラー メッセージが表示されます。
  • Insights への追加時に、計算されたフィールドの #VALUE! エラーに NULL 値が割り当てられます。
  • CSV ファイルでは、日付または時間の書式設定がサポートされません。 CSV ファイルに日付または時間フィールドが含まれている場合、フィールドは文字列フィールドとして Insights に追加されます。 データ ウィンドウで、[文字列] から [日付/時間]フィールド タイプを変更できます。

次の手順

Excel データおよび CSV データを作成したので、Insights でデータを使用する準備ができました。 操作の開始に役立つリソースは次のとおりです。