データベース接続のマッピング

Insights in ArcGIS Enterprise
Insights desktop

Insights desktop の公開レポートとワークブックおよびワークグループ パッケージには、データベース テーブルへの参照を含めることができます。 レポートまたはワークブックが正しく表示されるには、同じデータベースへの接続が転送先の Insights アカウントで利用可能である必要があります。 場合によっては、転送先の Insights アカウントで接続をマッピングする必要があります。

転送先の Insights アカウントに、レポートの公開またはワークブックのパッケージ化に使用されている接続と同様の接続が含まれている場合は、接続をマッピングする必要はありません。 「既存の接続」とは、同じユーザー名で同じデータベースを使用する接続のことです。 それ以外の接続はマッピングが必要です。

注意:

Oracle データベースで TNS を使用している場合、WindowsLinux、および macOS でファイル パスが異なります。 公開されたレポート、ワークブック、またはワークブック パッケージが TNS を使用した Oracle 接続を参照し、異なるオペレーティング システム間で共有されている場合、両方の配置の接続が同じ Oracle データベースを参照していても、接続の [TNS ファイル パス] パラメーターを編集する必要があります。 [TNS エイリアス] は編集できないため、両方の配置で一致している必要があります。

レポートまたはワークブック公開時の接続のマッピング

公開されたページとワークブックには、通常、アイテムが作成された時点のデータとレイアウトのスナップショットが含まれます。 ただし、クロス フィルターと定義済みフィルターを含む公開されたレポートとワークブックには、ライブ データが含まれます。 データベース接続のライブ データを含むレポートまたはワークブックを Insights desktop から Insights in ArcGIS Enterprise に公開する場合、Insights in ArcGIS Enterprise のデータベース接続を使用してデータを表示します。 Insights in ArcGIS Enterprise アカウントでデータベース接続を使用できない場合、レポートを表示したときに正しい認証情報が使用されるよう、接続をマッピングする必要があります。

注意:

Insights desktop から Insights in ArcGIS Online に公開されるレポートとワークブックの場合、データベースのデータセットを参照ではなく必ずコピーする必要があります。

公開されたレポートまたはワークブックでデータベース接続をマッピングするには、次の手順に従います。

  1. ArcGIS Enterprise ポータルにレポートを公開するかワークブックを公開する手順を実行し、[公開] をクリックします。
    注意:

    アイテムは、プライマリ ArcGIS 接続に公開されます。

    マッピングが必要なデータベース接続がある場合、[マップの接続] ウィンドウが開きます。

  2. 接続名の横にある [接続] ボタンをクリックします。 [接続] ボタンが無効である場合は、接続をマッピングする必要はありません。
  3. データベース接続のパスワードを入力します。 ユーザー名は自動的に入力されます。
  4. [追加] をクリックします。
  5. マッピングされていないすべてのデータベース接続について手順 2 ~ 4 を繰り返します。
  6. [適用] をクリックします。

接続がマッピングされ、ArcGIS Enterprise に接続が作成されます。 レポートまたはワークブックを Insights in ArcGIS Enterprise で開くと、データが表示されます。

パッケージ インポート時の接続のマッピング

データベースのデータセットを含むワークブックは、データを参照またはコピーすることによってパッケージ化できます。 参照されているデータを含むパッケージには、Insights desktop または Insights in ArcGIS Enterprise にインポートする際、同じデータベースへのアクセスが必要です。 データベースがデータベース名とユーザー名で見つからない場合は、パッケージがインポートを終了する前に接続をマッピングする必要があります。

注意:

参照されているデータベースのデータセットを含むパッケージは、Insights in ArcGIS Online にインポートできません。

ワークブック パッケージのデータベース接続をマッピングするには、次の手順に従います。

  1. ワークブック パッケージをインポートするには、次の手順に従います。

    マッピングが必要なデータベース接続がある場合、[マップの接続] ウィンドウが開きます。

  2. 接続名の横にある [接続] ボタンをクリックします。 [接続] ボタンが無効である場合は、接続をマッピングする必要はありません。
  3. データベース接続のパスワードを入力します。 ユーザー名は自動的に入力されます。
  4. [追加] をクリックします。
  5. マッピングされていないすべてのデータベース接続について手順 2 ~ 4 を繰り返します。
  6. [適用] をクリックします。