選択を行うと、データ内の異常高値や異常低値など、関心のある領域に一時的にターゲットを絞って、関連するマップ、チャート、テーブルでそれらのデータ ポイントをハイライト表示することができます。 フィルタリングとは違って、カード上の選択は一時的なものです。 選択によってソース データが変更されることはありませんが、解析や統計サマリーの結果は選択による影響を受けます。これらの機能では、現在の選択セットのみが使用されるためです。 ただし、以前に実行された空間解析には、選択が反映されません。
ヒント:
選択セットを使用すると、データを空間的に絞り込むことができます。また、ページ上のマップ/チャート/テーブルのドロップ領域に選択セットをドラッグして、他のマップ、チャート、テーブルを作成できます。
マップ カード
マップ上のフィーチャの選択は、選択ツールを使用するか、凡例を操作するか、同じデータを表示している別のカード上で選択して、行うことができます。 マップ上の空白領域をクリックすると、選択が解除されます。
選択ツール
選択ツールを使用して、マップ上の 1 つ以上のフィーチャを選択することができます。 別のツールを選択しない限り、マップ上のフィーチャをクリックしたときに、ポインターは常に [選択] として機能します。 マップ ツールバー上の [選択ツール] ボタン を使用して、選択ツールにアクセスできます。
マップ カードで使用できる 5 つの選択ツールを以下の表にまとめます。
ツール | 説明 |
---|---|
選択 | [選択] は、マップ上で個別のフィーチャを選択する場合に使用します。 1 つのフィーチャをクリックして選択するか、Ctrl キーを押しながらクリックして、複数のフィーチャを選択することができます。 [選択] は、デフォルトの選択ツールです。 |
ボックス選択 | [ボックス選択] は、同じエリア内の複数のフィーチャを選択する場合に使用します。 クリックしてコーナーを目的の範囲にドラッグすることで、マップ上に四角形を描画します。 アクティブなレイヤーから、その四角形内に存在する、またはその四角形と交差するすべてのフィーチャが選択されます。 |
なげなわ | [なげなわ] は、任意形状のエリア内の複数のフィーチャを選択する場合に使用します。 カーソルをドラッグして目的の形状を作成することで、マップ上に閉じた形状を描画します。 アクティブなレイヤーから、その形状内に存在する、またはその形状と交差するすべてのフィーチャが選択されます。 |
選択セットにズーム | [選択セットにズーム] は、マップ上で選択したフィーチャが収まるようにマップ範囲およびズーム レベルを変更する場合に使用します。 [選択セットにズーム] は、フィーチャの選択には使用できず、マップ上に選択したフィーチャが存在する場合にのみ、ツールバーで使用できます。 |
選択の反転 | [選択の反転] は、選択されたフィーチャと未選択のフィーチャをすべて切り替える場合に使用します。 [選択の反転] は、マップ上に選択したフィーチャが存在する場合にのみ、ツールバーで使用できます。 |
凡例
レイヤーが [種類 (個別値シンボル)]、[数と量 (サイズ)]、または [数と量 (色)] でスタイル設定されている場合、凡例 ([レイヤー オプション] ウィンドウで使用可能) を使用してフィーチャを選択できます。
凡例で値のカテゴリまたはクラスを選択すると、そのカテゴリまたはクラスのすべてのフィーチャがマップ上で選択されます。 Ctrl キーを押しながらクリックして、凡例上で複数のカテゴリまたはクラスを選択できます。
チャート カード
チャート上のフィーチャの選択は、選択ツールを使用するか、凡例を操作するか、同じデータを表示している別のカード上で選択して、行うことができます。 チャート上の空白領域をクリックすると、選択が解除されます。
選択ツール
選択ツールを使用して、チャート上の 1 つ以上のフィーチャを選択することができます。 別のツールを選択しない限り、チャート上のフィーチャをクリックしたときに、ポインターは常に [選択] として機能します。 チャート ツールバー上の [選択ツール] ボタン を使用して、選択ツールにアクセスできます。
注意:
使用できる選択ツールは、視覚化されているチャートのタイプによって異なります。
チャート カードで使用できる 3 つの選択ツールを以下の表にまとめます。
ツール | 説明 |
---|---|
選択 | [選択] は、チャート上で個別のフィーチャを選択する場合に使用します。 1 つのフィーチャをクリックして選択するか、Ctrl キーを押しながらクリックして、複数のフィーチャを選択することができます。 [選択] は、デフォルトの選択ツールです。 |
ボックス選択 | [ボックス選択] は、チャート上で複数のフィーチャを選択する場合に使用します。 コーナーを目的の範囲にドラッグすることで、チャート上に四角形を描画します。 その四角形内に存在する、またはその四角形と交差するすべてのフィーチャが選択されます。 |
選択の反転 | [選択の反転] は、選択されたフィーチャと未選択のフィーチャをすべて切り替える場合に使用します。 [選択の反転] は、チャート上に選択したフィーチャが存在する場合にのみ、ツールバーで使用できます。 |
凡例
レイヤーが [個別シンボル] でスタイル設定されている場合は、凡例を使用してフィーチャを選択できます。
凡例で値のカテゴリを選択すると、チャート上のそのカテゴリのすべてのフィーチャが選択されます。
テーブル
集計テーブルのフィーチャを選択するには、目的のフィーチャをクリックするか、または Ctrl キーを押しながらクリックします。 選択されているフィーチャは集計テーブルに表示され、同じデータを表示する他のマップ、チャート、またはテーブルにも表示されます。 集計テーブルでの選択後には、次のオプションが使用できるようになります。
- 選択の反転: [選択の反転] ボタン をクリックすると、選択されているフィーチャを切り替えることができます。 選択を切り替えると、同じデータを表示する他のすべてのカードにも反映されます。
- 選択セットの表示: [選択セットの表示] ボタン をクリックすると、集計テーブルに選択されているフィーチャのみが表示されます。 選択されていないフィーチャは、集計テーブルから一時的に削除されます。 選択されているフィーチャは、同じデータを表示する他のすべてのカードで選択状態となりますが、これらのカードにこれ以外の変更は一切発生しません。 選択されていないフィーチャを再び表示するには、[選択セットの表示] をもう一度クリックします。 選択されているフィーチャは、集計テーブル内または別のカード内でスクロールバーをクリックするまで、選択状態のままです。
ページ ビューアー
共有ページを表示するときに選択機能を使用できます。 閲覧者は、選択ツールまたは凡例上の選択セットを使用して、カードを操作し、クロス フィルターをアクティブ化できます。 閲覧者は、選択セットを使用して空間フィルターを実行したり、新しいカードを作成したりすることはできません。
注意:
選択ツールは、iPad デバイスではサポートされていません。