[比率の計算] は、単純な除法の式を用いて、2 つの数値変数間の関係を求めます。 比率の計算は、正規化の一形態であり、規模や人口が均一ではない地域を比較する場合に特に役立ちます。
注意:
データ テーブルを使用して比率を計算することもできます。
例
ある大学コンソーシアムのビジネス アナリストが、投資対効果が最も高い大学のある州を知りたいと考えています。 比率の計算を使用すれば、卒業後の平均収入と大学の平均コストの比率を計算できます。
比率の計算機能の使用
次の手順を使用して、[比率の計算] 解析機能を実行します。
- 比率を計算するデータセットを使用して、マップ、チャート、またはテーブルを作成します。
- [アクション] ボタン をクリックします。
- 次のいずれかを実行します。
- カードがチャートまたはテーブルの場合、[分析] ウィンドウの [どのような関連性がありますか?] をクリックします。
- カードがマップの場合、[回答の検索] タブをクリックし、[どのような関連性がありますか?] をクリックします。
- [比率の計算] をクリックします。
- [レイヤーの選択] で、比率を計算するデータセットを選択します。
- [数値フィールドの選択] で、分子と分母に使用するフィールドを選択します。 フィールドは数値または割合/比率である必要があります。
- [結果フィールドの名前を指定] に新しいフィールドの名前を入力します。
- [実行] をクリックします。
選択したデータセットに新しい割合/比率フィールドが追加されます。
使用上の注意
比率の計算には、[回答の検索] タブの [どのような関連性がありますか?] の下にある [アクション] ボタン を使ってアクセスできます。 入力レイヤーには、ポイント、ライン、またはエリア レイヤーを使用できます。
分子と分母として、2 つの数値フィールドを選択する必要があります。
- 分子 - 比率において、除算される数値。 平均世帯収入の場合、総収入が分子になります。
- 分母 - 比率において、分子を除算するための数値。 一人あたりの犯罪率の場合、総人口が分母になります。
比率の計算により、新しい割合/比率フィールドが入力レイヤーに追加されます。 この計算を実行するには、新しいフィールド名を含める必要があります。