ArcGIS Indoors Maps エクステンションで利用できます。
フィーチャ、または 2 つのフィーチャ間のルートが直接起動するように Indoor Viewer を構成できます (スマート起動)。 スマート起動機能はアプリの URL パラメーターを使って有効にします。
フィーチャの起動
特定のフィーチャが直接起動するように Viewer アプリを構成できます。 フィーチャを起動する URL は以下のように [共有] ボタンを使って自動的に生成されます。
- Viewer アプリでフィーチャを選択します。
選択したフィーチャに関する詳細情報とともに情報パネルが表示されます。
- 情報パネルの上部にある [共有] ボタン
をクリックして [クリップボードにコピー] をクリックします。URL がクリップボードにコピーされます。
- ブラウザー ウィンドウを開き、アドレス バーに URL を貼り付けます。
生成された URL によって、Viewer アプリが起動して指定したフィーチャが表示されます。
URL パラメーター
[共有] ボタンを使って生成された URL によって、フィーチャの位置を特定するパラメーターを使ってアプリが起動してフィーチャが表示されます。 これらのパラメーターを使って、指定したルートをたどって Viewer アプリを起動させる URL を構築できます。
| パラメーター | 説明 |
|---|---|
itemUniqueIdField | フィーチャの一意の識別子を含む SourceKey レイヤーの属性。 注意:このパラメーターは、Indoor データセットに存在するフィーチャにのみ含まれます。 ドロップされたピンなど、他のフィーチャに一意識別子は含まれません。 |
itemSourceKey | フィーチャを含む Web マップのレイヤーの名前 (例: Units)。 |
itemUniqueId | フィーチャの itemUniqueIdField フィールド値。 注意:ドロップされたピンなど、Indoor データセットに存在しないフィーチャの場合はランダムに生成されます。 |
x | ポイント識別子の x 座標。 |
y | ポイント識別子の y 座標。 |
l | ポイント識別子の垂直方向の順序。 これは、ArcGIS Indoors Information Model フィーチャクラスに含まれるベース 0 レベル順序値です。 |
visibleLayers | このパラメーターには、各レイヤーの operationalLayer 識別子が含まれており、Web マップを共有するとオンになります。 |
この URL はこれらのパラメーターを使って、以下の構造に従って Viewer アプリを起動してフィーチャを表示します。
https://<yourserver.yourdomain.com>/portal/apps/indoors?appid=<appid>&itemUniqueIdField=<uniqueidfield>&itemSourceKey=<itemsourcekey>&itemUniqueId=<itemuniqueid>
注意:
ドロップ ピンなど、Indoor データセットに存在しない位置の URL の場合、itemUniqueField パラメーターは含めないでください。 itemSourceKey の値はスタンドアロンに設定され、itemUniqueId の値はランダムに生成されます。
ルートを起動
ルートの始点と終点をアプリの URL で定義することで、ルートが直接起動するように Viewer アプリを構成できます。 始点と終点の両方を指定した場合、アプリはルート案内パネルでルートを自動的に解決します。 指定できるルート ストップはルートの開始と終了の 2 つです。
ルートにはルートの開始と終了を含める必要があります。 [共有] ボタンを使って生成された URL と似た構造でこれらのフィーチャを構成できます。 URL でルートの始点と終点を区別するには、それぞれのルート始点パラメーター名の先頭に「rs」を付け、ルート終点パラメーター名の先頭に「re」を付けます。
一意の識別子、フィールド、ID、または x、y、l の値を指定してフィーチャを特定できます。
ルート URL へのスマート起動の構築
Viewer の [共有] ボタンを使って、ルート URL パラメーターと値を生成できます。
- Viewer アプリでフィーチャを選択します。
選択したフィーチャの詳細情報とともに情報パネルが表示されます。
- 情報パネルの上部にある [共有] ボタン をクリックして、[クリップボードにコピー] をクリックして URL をクリップボードにコピーします。
- テキスト エディター (Notepad++ など) に URL を貼り付け、アプリでフィーチャを直接起動するキー パラメーターを見つけます。
- 他のルートの終点についても、ステップ 1 ～ 3 を繰り返します。
- 次の手順により、Viewer アプリでルートを自動的に起動する URL を構築します。
- ルート始点フィーチャのパラメーター名の先頭に「rs」を付け、ルート終点フィーチャのパラメーター名の先頭に「re」を付けます。
- この新しい先頭文字の直後の文字は大文字にします。 たとえば、ルート始点のパラメーター「itemUniqueIdField」は「rsItemUniqueIdField」となり、ルート終点の同パラメーターは「reItemUniqueIdField」となります。
- 以下の基本的な構造を使ってスマート起動 URL を構築します。
https://<yourserver.yourdomain.com>/portal/apps/indoors?appid=<appid>&rsItemUniqueIdField=<routestartitemuniqueidfield>&rsItemSourceKey=<routestartitemsourcekey>&rsItemUniqueId=<routestartitemuniqueid>&reItemUniqueIdField=<routeenditemuniqueidfield>&reItemSourceKey=<routeenditemsourcekey>&reItemUniqueId=<routeenditemuniqueid>
注意:
ドロップ ピンなど、Indoor データセットに存在しない位置の場合、ポイント識別子に x、y、および l の値を含める必要があります。 この場合、「itemSourceKey」を「standalone」に設定して、手順 2 で生成した URL の Unique アイテム ID 値を使用します。 itemUniqueIdField 値は不要です。
サンプル URL
次の例では、スマート起動で使えるさまざまな URL を紹介しています。
フィーチャ URL を起動
- シェア オフィスの位置:
https://myserver.mydomain.com/portal/apps/indoors?appid=ca4618a41f074de8964eb3a04821eb9e&itemUniqueIdField=unit_id&itemSourceKey=Units&itemUniqueId=ESRI.RED.MAIN.O3w220
- 共有されたドロップ ピンの位置:
https://myserver.mydomain.com/portal/apps/indoors?appid=1a348887cb6c44ddb748cd0c65fce9db&x=-117.19555207109245&y=34.05733200897579&l=0&itemSourceKey=standalone&itemUniqueId=9fc8e6855b22471f801af991935f8d40
ルート URL を起動
- ユニットからドロップ ピン:
https://myserver.mydomain.com/portal/apps/indoors/?appid=ca4618a41f074de8964eb3a04821eb9e&rsItemUniqueIdField=UNIT_ID&rsItemSourceKey=Units&rsItemUniqueId=ESRI.RED.MAIN.M1mc365&reX=-117.19672775506533&reY=34.05792177746473&reL=0&reItemSourceKey=standalone&reItemUniqueId=d9a1d2eac66d47808b23a0695fb0c565#
- ユニットからユニット:
https://myserver.mydomain.com/portal/apps/indoors/?appid=ca4618a41f074de8964eb3a04821eb9e&rsItemUniqueIdField=UNIT_ID&rsItemSourceKey=Units&rsItemUniqueId=ESRI.RED.MAIN.O3w220&reItemUniqueIdField=unit_id&reItemSourceKey=Units&reItemUniqueId=ESRI.RED.MAIN.L2e505#