Indoor データセットに必要な属性を追加

ArcGIS Indoors Spaces エクステンションで利用できます。

Indoors ジオデータベース ([Indoors ジオデータベースの作成 (Create Indoors Geodatabase)] ツールを使用して作成) には、屋内空間プランニングに必要なすべてのフィーチャクラス、フィールド、テーブルが含まれています。

[Indoor データセットの作成 (Create Indoor Dataset)] ツールを使用して Indoor データセットを作成した場合、Space Planner アプリで使用する前に次のアイテムをデータセットに追加する必要があります。

  • Units フィーチャクラス内の割り当て可能なスペース タイプを表すコード値ドメイン
  • Units フィーチャクラスの追加の属性フィールド
  • Areas テーブル

コード値ドメインの作成

Units フィーチャクラスの割り当て可能なスペース タイプを表す必要なコード値ドメインを作成するには、次の手順を実行します。

注意:

[Indoors データベースの作成 (Create Indoors Database)] ツールを使用して作成された Indoors ジオデータベースを使用している場合、下記のコード値ドメインはすでに存在しているため、作成する必要はありません。

  1. Indoor データセットを含む ArcGIS Pro プロジェクトを開きます。
  2. [カタログ] ウィンドウで Units フィーチャクラスを右クリックして、[データ設計] > [ドメイン] の順にクリックします。

    ドメイン ビューが表示されます。

  3. [ドメイン] タブの [新しいドメイン] ボタン 新しいドメイン をクリックします。

    ドメイン ビューに行が作成され、その行の [ドメイン名] 列にポインターが配置されます。

  4. 新しいドメインを次のように構成します。
    • [名前] - 「DOM_ASSIGNMENT_TYPE」と入力します。
    • [説明] - 空白のままにします。
    • [フィールド タイプ] - [Text]
    • [ドメイン タイプ] - [コード値ドメイン]
    • [スプリット ポリシー] - デフォルト値を使用します。
    • [マージ ポリシー] - デフォルト値を使用します。
  5. ドメイン ビューの横にあるグリッドに、次のコードと説明を入力します。

    コード説明

    hotdesk

    共用デスク

    hotel

    ホテリング

    none

    なし

    not assignable

    割り当て不可

    オフィス

    オフィス

  6. [保存] ボタン 更新 をクリックして、新しいコード付きドメインを保存します。
  7. 別のコード値ドメインを次のように作成します。
    • [名前] - 「DOM_AREA_TYPE
    • [説明] - 空白のまま
    • [フィールド タイプ] - テキスト
    • [ドメイン タイプ] - コード値ドメイン
    • [スプリット ポリシー] - デフォルト
    • [マージ ポリシー] - デフォルト
  8. ドメイン ビューの横にあるグリッドに、次のコードと説明を入力します。

    コード説明

    hotdesk

    Hot Desk

    hotel

    Hotel

  9. 別のコード値ドメインを次のように作成します。
    • [名前] - 「DOM_RESTRICTED
    • [説明] - 空白のまま
    • [フィールド タイプ] - Long
    • [ドメイン タイプ] - コード値ドメイン
    • [スプリット ポリシー] - デフォルト
    • [マージ ポリシー] - デフォルト
  10. ドメイン ビューの横にあるグリッドに、次のコードと説明を入力します。

    コード説明

    0

    制限なし

    1

    割り当てられている入室者のみに予約を制限

必要な値を Units フィーチャクラスに追加

Space Planner アプリでスペースの割り当てに Units フィーチャクラスを使用するには、エリア ID とアサインメント タイプのフィールドを追加し、Global ID を追加して次の手順を実行します。

注意:

[Indoors データベースの作成 (Create Indoors Database)] ツールを使用して作成された Indoors ジオデータベースを使用している場合、下記の属性はすでに存在しているため、作成する必要はありません。

  1. 前のセクションで作成した Indoors データセットとコード値ドメインを含む ArcGIS Pro プロジェクトを開きます。
  2. [カタログ] ウィンドウで、Units フィーチャクラスを右クリックして、[設計] > [フィールド] の順にクリックします。

    フィールド ビューが表示されます。

  3. [フィールド] タブの [新しいフィールド] ボタンをクリックするか、ビューの最後の行にある [ここをクリックして、新しいフィールドを追加します。] をクリックします。

    ポインターは [フィールド名] 列に配置されます。

  4. 新しい属性を次のように構成します。
    • [フィールド名] - 「AREA_ID」と入力します。
    • [エイリアス] - 「Area ID」と入力します。
    • [データ タイプ] - [Text]
    • [NULL 値を許可] - オン
    • [ドメイン] - [なし]
    • [デフォルト] - 空白のままにします。
    • [長さ] - 「255」と入力します。
  5. 別のフィールドを追加し、次のように構成します。
    • [フィールド名] - 「ASSIGNMENT_TYPE」と入力します。
    • [エイリアス] - 「Assignment Type」と入力します。
    • [データ タイプ] - [Text]
    • [NULL 値を許可] - オン
    • [ドメイン] - 「DOM_ASSIGNMENT_TYPE」と入力します。
    • [デフォルト] - 空白のままにします。
    • [長さ] - 「255」と入力します。
  6. [保存] ボタン 更新 をクリックします。
  7. [カタログ] ウィンドウで Units フィーチャクラスを右クリックして、[管理] > [Global ID の追加] の順にクリックします。

    Global ID が Units フィーチャクラス内のフィーチャに作成され、GlobalID フィールドが属性テーブルに追加されます。

  8. Units フィーチャクラスには、Space Planner アプリで使用するために必要な属性が含まれています。

Indoor データセットに Areas テーブルを追加

Space Planner アプリでワークスペース エリアを作成するには、Indoor データセットに Areas テーブルを含める必要があります。

  1. Indoor データセットを含む ArcGIS Pro プロジェクトを開きます。
  2. [カタログ] ウィンドウで、Indoor データセットを含むジオデータベースを右クリックして、[新規] > [テーブル] の順にクリックします。

    [テーブルの作成] ウィンドウの定義ビューが表示されます。

  3. [名前] パラメーターに、「AREAS」と入力します。
  4. [エイリアス] パラメーターに、「Areas」と入力します。
  5. [次へ] をクリックします。

    フィールド ビューが表示されます。

  6. 次のフィールド プロパティ構成を使用して Areas テーブルにフィールドを作成します。

      • [フィールド名] - 「AREA_ID」と入力します。
      • [エイリアス] - 「Area ID」と入力します。
      • [データ タイプ] - [Text]
      • [NULL 値を許可] - オン
      • [長さ] - 「255」と入力します。
      • [フィールド名] - 「AREA_NAME」と入力します。
      • [エイリアス] - 「Area Name」と入力します。
      • [データ タイプ] - [Text]
      • [NULL 値を許可] - オン
      • [長さ] - 「255」と入力します。
      • [フィールド名] - 「AREA_TYPE」と入力します。
      • [エイリアス] - 「Area Type」と入力します。
      • [データ タイプ] - [Text]
      • [NULL 値を許可] - オン
      • [ドメイン] - 「DOM_AREA_TYPE」と入力します。
      • [長さ] - 「255」と入力します。
      • [フィールド名] - 「RESTRICTED
      • [エイリアス] - 「Restricted
      • [データ タイプ] - Long
      • [NULL 値を許可] - オン
      • [ドメイン] - 「DOM_RESTRICTED
      • [長さ] - 「255

  7. 必要に応じて、次のフィールド プロパティ構成を使用して Areas テーブルに次の追加フィールドを作成します。

    • SCHEDULE_EMAIL フィールドが含まれている場合、このフィールドを使用して、Indoors Web およびモバイル アプリで容易にスペースを予約できます。
      • [フィールド名] - 「SCHEDULE_EMAIL」と入力します。
      • [エイリアス] - 「Schedule Email」と入力します。
      • [データ タイプ] - [Text]
      • [NULL 値を許可] - オン
      • [長さ] - 「255」と入力します。
    • CAPACITY フィールドが含まれている場合、このフィールドを使用して、Indoors Web およびモバイル アプリでのスペース プランニングに役立つ詳細を提供できます。
      • [フィールド名] - 「CAPACITY」と入力します。
      • [エイリアス] - 「Capacity」と入力します。
      • [データ タイプ] - [Short]
      • [NULL 値を許可] - オン

  8. [完了] をクリックして Areas テーブルを作成します。
  9. [カタログ] ウィンドウで、Areas テーブルを右クリックして、[管理] > [Global ID の追加] の順にクリックします。

    GlobalID フィールドが Areas テーブルに追加されます。

これで、ArcGIS Online で使用するSpace Planner マップを準備できました。