デバイスの位置とトラッキングの概要

ArcGIS Enterprise (10.9)    |

Indoors エクステンションのライセンスが付与された ArcGIS 組織で利用できます。

ArcGIS Indoors には、施設内および施設周辺でモバイル デバイスの位置をトラッキングする機能があります。 デバイスの現在の位置や過去の位置に関する情報は、以下のような業務の遂行に役立ちます。

  • 同僚の位置の特定
  • デリバリーの割り当てとトラッキング
  • オフィスの空き状況のリアルタイム分析
  • 入居者の移動パターンの検証
  • ピーク時の施設内のボトルネックの特定

Indoors によって報告されるデバイスの位置は、次のカテゴリに分類されます。

  • 現在の位置または最新の既知の位置 - メンバーがデバイス位置をアクティブに共有している場合、建物や施設でのメンバーの位置を特定します。
  • 過去の位置またはトラック - 前の位置を含め、メンバーが現在地に到達した経路を視覚化してモニタリングします。

他のメンバーの現在の位置とトラックを表示する機能は、ArcGIS 組織の管理者によって制御されます。

Indoor Viewer のデバイスの位置

Viewer では、位置トラッキング サービスが提供する最新位置情報をブラウザー モードとキオスク モードで使用できます (ArcGIS 組織および個々のデバイスで有効になっている場合)。

前提条件

Indoors では Enterprise の位置トラッキング サービスを使用し、デバイスがアップロードした位置データを安全に保存します。 位置のトラッキングは、トラッキングした位置を安全なフィーチャ レイヤーにポイント フィーチャとして保存する、組織全体の機能です。

注意:

位置のトラッキングを有効にするにはビッグ データ ストア (ArcGIS Data Store を介して使用できる) を構成する必要があります。

サービスのセキュリティ

セキュリティ上、トラックのフィーチャ レイヤーでは OBAC (所有権ベースのアクセス制御) が有効になっており、デフォルトでは位置情報データは管理者のみが表示できます。 ArcGIS 組織の他のメンバーがトラック データを表示するには、トラックを表示する権限を持つカスタム ロールを割り当てる必要があります。

注意:

セキュリティを強化するには、Indoors で使用するよう公開されたモバイル マップ パッケージにトラッキング ゾーン レイヤーを含める必要があります。 メンバーがトラッキング ゾーンにいない場合は、位置情報は報告されません。

Indoors モバイルの参考情報

ArcGIS Indoors for iOS および ArcGIS Indoors for Android の配置の詳細をご参照ください。

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このトピックの内容
  1. Indoor Viewer のデバイスの位置