Indoors エクステンションのライセンスが付与された ArcGIS 組織で利用できます。
ポータル管理者が、ArcGIS Indoors のライセンス ファイルをポータルにインポートする必要があります。 その後、組織のユーザーや ArcGIS Pro の一部機能向けに権限を設定します。 ユーザーの権限レベルを設定し、ArcGIS Pro の機能へのアクセス権を有効にすると、Indoors コンポーネントをインストールしてポータルに正常に接続した後に、ArcGIS Pro の Indoors ツールにアクセスできるようになります。
Indoors のライセンスのインポート
Viewer は、ポータルへの接続時に Indoors エクステンションの機能を確認します。 アプリがポータルに正常に接続するには、ユーザーまたはポータル管理者が ArcGIS Indoors のライセンス ファイルをポータルにインポートする必要があります。
ライセンス ファイルをインポートするには次の手順に従います。
- ポータルからライセンス ファイルをインポートします。
- ArcGIS Indoors が組織のエクステンションとしてリストされていることを確認します。
- [組織] タブをクリックし、[ライセンス] をクリックします。
- [組織エクステンション] をクリックします。
- ArcGIS Indoors がリストされていることを確認します。
ArcGIS Pro のアクセスの設定
次の手順を実行し、ArcGIS Pro を使用する必要がある組織メンバーに対して権限を設定します。
- ArcGIS Pro へのアクセス権を持つ組織内の指定ユーザーに、GIS Professional Advanced ユーザー タイプを割り当てます。
- これらの指定ユーザーに、次のエクステンションに対するアクセス権限を付与します。
- 3D Analyst
- Data Interoperability
- Data Reviewer
- Network Analyst
- Production Mapping
- 指定ユーザーに公開者ロールを割り当てます。
ArcGIS Pro を使用する必要がある組織メンバーは、ArcGIS Indoors ツールを使用する前にこのポータルに接続する必要があります。
セキュリティ証明書の構成
Viewer が警告を発することなく動作するには、信頼できるエンティティの有効な SSL 証明書がポータルに必要です。 Web ブラウザーには、有効な証明書がないサーバーへの接続を防ぐセキュリティ機能が組み込まれています。
組織の Viewer で自己署名証明書またはエンタープライズ CA 証明書を使用している場合、ブラウザーによっては、Viewer の URL へのアクセスを有効化するには例外を追加しなくてはならないことがあります。 これは大きな混乱の原因となるため、証明機関が署名した信頼できる証明書を使用することをお勧めします。
アイデンティティ ストアの構成
ArcGIS Enterprise は、エンタープライズ アカウントおよびグループを使用して ArcGIS の組織サイトへのアクセスを制御できるように設計されています。 パスワードの有効期限と複雑さのポリシーの設定、既存のエンタープライズ グループを使用したアクセスの制御、認証の活用には、エンタープライズ アイデンティティ ストアを使用します。
注意:
Indoors はビルトイン認証と SAML に対応しています。
ユーザーの作成、およびロールとタイプの割り当て
ユーザーを作成するときは、ロールとアクセスの割り当てに関する詳細について利用可能なユーザーの種類を確認します。
匿名アクセス
匿名アクセスとは、認証情報を入力することなく Enterprise ポータルのリソースを使用する機能のことです。 組織の管理者として、匿名アクセスを許可するかどうかを決定します。
印刷の構成
Viewer からの印刷を有効にするには、ポータルに有効な印刷サービスが設定されていることを確認します。 Viewer では、ルート案内の印刷を行うには、ポータルの [マップのみ] 印刷サービスが必要です。