Esri では、地球規模の地形学的データと生態学的データを表す加重オーバーレイ サービスをホストおよび保持しています。 これらのサービスを ArcGIS GeoPlanner で使用すると、条件を満たした場所を特定したり、地理的な問題に対応したりすることができます。
![[World Ecophysiographic Data] 加重ラスター オーバーレイ サービス [World Ecophysiographic Data] 加重ラスター オーバーレイ サービス](GUID-75F911C0-A994-4DB0-BE14-E2276875D341-web.png)
一方で、さまざまな基準を表すデータセットを使用して解析を実行することもできます。 組織は、加重オーバーレイ サービスを使用して、その組織独自のデータを ArcGIS Enterprise 上でホストできます。 ユーザーは、このサービスを GeoPlanner で適合性モデリングに使用することができます。 これにより、データや解析ツールを特定のグループ、組織、またはすべてのユーザーと共有できるようになります。
このドキュメントでは、ユーザー独自の加重オーバーレイ サービスを設定する上で知っておく必要のある概念を紹介します。
構成の概要
ホストされた加重オーバーレイ サービスは、イメージ サービスとして共有されているモザイク データセットから構築されます。 この機能では、さまざまな ArcGIS ツールとコンポーネントが使用されます。 ユーザーが独自の加重オーバーレイ サービスを設定するには、次のコンポーネントが必要です。
- ArcGIS Image Server 10.8.1 以降を含む ArcGIS Enterprise
- ArcGIS Pro
- [加重ラスター オーバーレイ サービス] ツールボックス
- 次の 1 つまたは両方:
- GeoPlanner の指定ユーザー ライセンスを含む ArcGIS Online 組織サイト
- GeoPlanner の指定ユーザー ライセンスを含む ArcGIS Enterprise 組織サイト
- 次の 1 つまたは両方:
- 適合性モデラー ウィジェットを使用する ArcGIS Web AppBuilder
- GeoPlanner
ユーザー独自の加重オーバーレイ サービスを構成および共有する際に従う必要のある一般的なワークフローには、3 通りのものがあります。 [加重ラスター オーバーレイ サービス] ツールボックスには、加重オーバーレイ サービスに関するデータを準備して構成する際に役立つ解析ツールが用意されています。 これらのツールを使用すると、適切なフィールド、プロパティ、およびメタデータがラスターとモザイク データセットに適用されるため、これらのツールの使用をお勧めします。
データの準備
最初に行うことは、加重オーバーレイ解析に関するデータの準備です。 加重オーバーレイ サービスはラスター データに基づいているため、既存のベクター データをラスター データに変換することが必要な場合があります。 これには、[加重ラスター オーバーレイ サービス] ツールボックスに用意されている [フィーチャ → ラスター (Feature to Raster)] ツールを使用できます。 このツールを使用すると、既存のベクター データが geoTIFF に変換されます。 他のツールを使用して、ベクター データセットからラスター データセットに変換したり、ベクター データセットからラスター データセットを作成したりすることもできます。
加重オーバーレイ解析のためのデータの準備の詳細データをモザイク データセットに追加
モザイク データセットには、加重オーバーレイ サービスで使用するレイヤーが用意されています。 モザイク データセットを作成して入力する前に、ラスター データセットに別の情報を追加する必要があります。 この情報には、加重オーバーレイ サービスで表示されるレイヤーのタイトル、入力データの範囲、範囲のラベル、適合性スケールのマッピングなどがあります。 [加重ラスター オーバーレイ サービス] ツールボックスにある [ラスター フィールドの構成 (Configure Raster Fields)] ツールを使用して、この情報を追加できます。
モザイク データセットへのデータの追加の詳細データを加重オーバーレイ サービスとして公開
モザイク データセットを加重オーバーレイ サービスとして使用できるようにするには、これをイメージ サービスとして ArcGIS Image Server サイトで共有する必要があります。 アイテムをポータルで共有し、GeoPlanner がこれを加重オーバーレイ サービスとして識別できるようにする場合、この手順には、タグ weightedOverlayService の追加が含まれます。
データを加重オーバーレイ サービスとして公開の詳細