[プロジェクトの境界の追加] ツールは、集約されたドキュメント範囲に基づいてマップ上に 2D ポリゴン境界を作成します。 このツールにはいくつかの異なる出力形状オプションが含まれ、ツールを実行するには、少なくとも 1 つを選択する必要があります。
使用例
このツールは、プロジェクト エリアの境界線を描くために利用でき、集約されたドキュメント範囲間の全体的な空間範囲とリレーションシップを視覚化および理解する際に役立ちます。
ツールの設定:
[プロジェクトの境界の追加] ツールの設定では、最大 4 つの出力形状を選択して、各自の BIM プロジェクトでファイルの全体的範囲を追跡できます。

エレメント | 説明 |
---|---|
1 | [統合ドキュメント境界] 出力を選択し、プロジェクトの ID に基づいて、ドキュメント フィーチャの幾何学的ユニオンを表すポリゴンを集約します。 この設定では、ギャップが許可されます。 詳細については、「ユニオン (解析)」をご参照ください。 注意:デフォルトでは、この出力形状がツール設定で選択されています。 |
2 | [(ホールなし)] 出力を選択し、プロジェクトの ID に基づいて、ドキュメント フィーチャの幾何学的ユニオンを表すポリゴンを集約します。 この設定では、ギャップが許可されません。 詳細については、「ユニオン (解析)」をご参照ください。 |
3 | [要約ドキュメント境界] 出力を選択し、プロジェクトの ID に基づいて、すべてのドキュメントのジオメトリーの最小範囲を表すポリゴンを作成します。 詳細については、「ジオメトリーの最小範囲 → ポリゴン (Minimum Bounding Geometry)」をご参照ください。 |
4 | [エンベロープ ドキュメント境界] 出力を選択し、プロジェクトの ID に基づいて、すべてのドキュメント フィーチャのエンベロープ ジオメトリーを取得します。 詳細については、「フィーチャのエンベロープ → ポリゴン (Feature Envelope To Polygon)」をご参照ください。 |
5 | 構成設定を保存するには、[保存] ボタンをクリックします。 |
ツールの構成
[プロジェクトの境界の追加] ツールを構成するには、次の手順を実行します。
- [プロジェクトの境界の追加] ツール
を選択します。
注意:
デフォルトでは、[ドキュメント範囲の追加] が、2D ドキュメント ポリゴンの範囲に基づいたプロジェクト境界の包括的な形状として常に選択されます。
- [設定] ボタン
をクリックして、出力形状を構成します。
注意:
少なくとも 1 つの出力形状を選択する必要があります。
- [保存] をクリックします。 ツール設定が閉じます。
出力
ツールの実行が完了すると、[BIM プロジェクト] テーブルに、正常に同期された出力集計形状のリストが、Autodesk Construction Cloud (ACC) または BIM 360 プロジェクトごとに表示されます。 [BIM プロジェクト] テーブルには、選択したそれぞれの ACC または BIM 360 プロジェクトからの BIM プロジェクト情報の組み合わせと GIS フィーチャ レイヤー データが示されます。
制限事項
選択したドキュメントの一部で ArcGIS GeoBIM プロジェクトの同期に失敗した場合、プロジェクト境界の形状は不正確になります。