Experience Builder では、エクスペリエンスはプライベートのビルダー環境で作成されます。 変更を保存するとき、エクスペリエンスはドラフト ステータスで保存されます。 ドラフトのエクスペリエンスは、作成者と組織内の管理者権限を持つ他のユーザーにのみ表示されます。 公開とは、エクスペリエンスをドラフト ステータスから公開ステータスに移動し、広く利用者にアプリを共有できるようにするプロセスです。
ビルダー ツールバーのツールを使用して、アプリの試験、改良、保存、プレビューを行い、公開、共有する前にエンドユーザーのエクスペリエンスをテストします。
ヒント:
プレビューは完全なアプリに対して行われ、常にホーム ページが開かれます。 特定のページをプレビューする場合、[ページ] パネルで、そのページをホーム ページに一時的に変更し、[保存] をクリックしてそのページをプレビューします (プレビューには保存した変更だけが含まれます)。
ビルダー ウィンドウの上部にあるツールバーには、アプリをテストし完成させるための次のオプションがあります。
- エクスペリエンス アイテムの名前を変更します。
- ウィジェットのサイズまたは位置を予期せずに変更しないように、レイアウトをロックします。
- ライブ ビューで対話型のウィジェットをテストします。
- レイアウトを確認または調整するために、複数の画面サイズでアプリを表示します。
- 最後のアクションを元に戻したりやり直したりします。
- 変更を保存したり、保存された構成をすべてテストするためにアプリをプレビューしたり、Web エクスペリエンスを公開および共有したりします。
- アプリを新しいエクスペリエンスとして保存したり、共有設定を変更したり、公開済みアイテムの詳細を表示または編集したり、公開済みエクスペリエンスのリンクをコピーしたりします。
- エクスペリエンスを作成して、テンプレートを生成します。
アプリを公開して共有した後、Experience Builder では、ライブ アプリでのユーザー エクスペリエンスに影響を与えることなく、アプリの更新を編集およびテストできます。Web エクスペリエンスの [ドラフト]、[公開]、[未公開の変更] ステータスで、ユーザーがライブ バージョンに引き続きアクセスしている状態で、公開したアプリを修正したり、変更をプレビューしてテストしたりすることができます。 公開したエクスペリエンスに変更を加えると、[保存] をクリックした後、ビルダーのツールバーに [未公開の変更] バッジが表示されます。 最新のアップデートから変更を移動するには、エクスペリエンスを再び公開します。
印刷と印刷プレビュー
プレビュー ウィンドウで、または公開済みアプリの表示中に、ボタン、カード、画像、テキスト ウィジェットに [印刷プレビュー] へのリンクを設定することで、印刷ジョブをプリンターに送信する前に、印刷ジョブの見た目を確認できます。 印刷プレビュー モードでは、画面グループなどの特殊なレイアウトを整理し、アニメーションと自動再生を削除します。
ウィジェットのバージョン
Experience Builder は ArcGIS Enterprise のリリースのたびに自動的に更新されます。 通常、リリースには、多数の Experience Builder ウィジェットの新しいバージョンが含まれます。 一般的に、ビルダーで定期的にアプリを開いていると、既存のアプリのウィジェットは自動的に最新バージョンに更新されます。 ただし、中には最新バージョンに更新されないウィジェットもあります。
ウィジェット バージョンの更新について、次の点に留意してください。
- ビルダーでウィジェットを追加する場合、アプリの構成ファイルに記録されたバージョンが、追加時点のバージョンになります。
- ウィジェットは、実行時に利用可能な最新バージョンに動的に更新されますが、新しいバージョンはアプリの構成ファイルに保存されません。
- ビルダーでは、ウィジェットを開くと利用可能な最新バージョンに内部的に更新されます。 構成ファイルでウィジェットのバージョンを更新するには、アプリを保存する必要があります。
最新バージョンのリリース後に、アプリ内のすべてのウィジェットを更新するには、すべてのウィジェットをビルダーで開きます。 ウィジェットを開くと、ウィジェットを含むページまたはビューに切り替わります。 ウィジェットがウィジェット コントローラーにある場合は、そのパネルを開きます。