URL パラメーターの使用

Experience Builder を使用して、URL パラメーターをアプリに追加できます。 URL によってロケールを設定したり、特定のページに移動したり、印刷プレビューをアクティブ化したりするなど、URL パラメーターを使用してエクスペリエンスを向上させることができます。

パラメーターは URL の末尾に追加され、等号で連結されたキーと値のペアの形式をとります。 Experience Builder アプリではクエリ文字列であるパラメーターがサポートされます。つまり、これらは疑問符で開始します。 複数のパラメーターを含めるには、これらをアンパサンドで区切る必要があります。 複数のパラメーターを含むエクスペリエンスの URL では次の構造が使用されます。

 https://<domain>/experience/<AppID>/[?<param1=value>&<param2=value>&...]

例を以下に示します。

https://experience.arcgis.com/experience/<AppId>/

エクスペリエンスの URL には、次に示す 1 つ以上のパラメーターが含まれていることがあります。

一般パラメーター

一般 URL パラメーターのリストを次に示します。

ロケールの切り替え

アプリの言語を切り替えるには、locale パラメーターと 2 文字の ISO 639-1 言語コードを使用します。 Experience Builder では、ArcGIS Enterprise と同じ言語がサポートされています。サポートされている言語コードは次のとおりです: ar、bg、bs、ca、cs、da、de-at、de-de、de-ch、el、en-au、en-ca、en-gb、en-us、es-es、es-mx、et、fi、fr-fr、fr-ch、he、hr、hu、id、it-it、it-ch、ja、ko、lt、lv、nb、nl、pl、pt-br、pt-pt、ro、ru、sk、sl、sr、sv、th、tr、uk、vi、zh-cn、zh-hk、zh-tw。

Experience Builder アプリをフランス語とスイス・フランス語で使用するには、次の例に示すように locale=fr を URL に追加します。

https://experience.arcgis.com/experience/<AppId>/?locale=fr
https://experience.arcgis.com/experience/<AppId>/?locale=fr-ch
注意:

fr-ch や fr-fr ではなく fr のように、詳細ロケールなしで言語のみを指定した場合、日付と数値の形式が正しく表示されることは保証されません。 これは、米国 (en-us) と英国 (en-gb) のように、同じ言語を話す異なるロケールで、日付と数値の表記が異なる場合があるためです。

ページに移動

特定のページに移動するには、page の後ろにページ名を指定します。 ArcGIS OnlineExperience Builder アプリでは、page パラメーターはクエリ文字列の一部ではないため、先頭に疑問符を付けません。 次の例に示すように、URL パスに追加します。

https://experience.arcgis.com/experience/<AppId>/page/Page-4
https://experience.arcgis.com/experience/<AppId>/page/{xxxHome}/

ビューに移動

特定のアクティブなセクション ビューに移動するには、views の後ろに v1View 1 などのビュー ラベルを指定します。

https://experience.arcgis.com/experience/<AppId>/?views=View-2
https://experience.arcgis.com/experience/<AppId>/?views=v1

ウィンドウを開く

特定のアクティブなウィンドウに移動するには、dlg の後ろにウィンドウ ID またはラベルを指定します。

https://experience.arcgis.com/experience/<AppId>/?dlg=Window-1

ウィンドウのフォーカスを制御

スプラッシュ ウィンドウ、ページ ウィンドウ、または固定ウィンドウを含む Experience Builder アプリを埋め込むが、そのアプリがこれらのウィンドウに自動的に移動またはスクロールしないようにする場合、disable_window_focus パラメーターを使用して、その動作を制御できます。 次の URL をホスト Web ページに追加して、移動の動作を無効にします。 デフォルトでは、disable_window_focus は false です。

https://experience.arcgis.com/experience/<AppId>/?disable_window_focus=true

ドラフト モードの表示

アプリをプレビューすると必ず、draft パラメーターが自動的に追加されます。 これにより、未公開アプリのアイテム リソースを取得できます。

https://experience.arcgis.com/experience/<AppId>/?draft=true
https://experience.arcgis.com/experience/<AppId>/?draft=1

印刷プレビューを開く

印刷プレビュー モードをアクティブ化するには、print_preview を使用します。

https://experience.arcgis.com/experience/<AppId>/?print_preview=true
https://experience.arcgis.com/experience/<AppId>/?print_preview=1

データ関連パラメーター

データ関連 URL パラメーターのリストを次に示します。

データ ソース ID の指定

アプリの各データ ソースには独自のデータ ソース ID があります。 データ レコードを選択すると、次の例に示すように、データ ソースの ID がアプリの URL に追加されます。

https://experience.arcgis.com/experience/<AppId>/?data_id=<dsID>:<selectedrecordID>
https://experience.arcgis.com/experience/<AppId>/?data_id=dataSource_1-csv_966%3A0

この方法を使用して、レイヤーのデータ ソース ID を調べることができます。 たとえば、リスト ウィジェットを追加してレイヤーに接続し、アプリをプレビューし、リスト内の任意のレコードを選択できます。 URL は次の例のようになります。

https://experience.arcgis.com/experience/<AppId>/?data_id=dataSource_2-Shelters_966%3Axxxxxx

?data_id= の後ろかつ :<selectedrecordID> (または %3A<selectedrecordID>) の前にある値がレイヤーのデータ ソース ID です。 ID がわかったら、これを他のパラメーターと共に使用して、データ ソースをフィルター処理したりバージョンを変更したりすることができます。

データ ソースのフィルター処理

データ ソースを直接フィルター処理するには、data_filter を使用します。 フィルター形式は標準の WHERE 句構文であり、","":" を含めることはできません。 複数のデータ ソースをフィルター処理するには、[<dsId:filter>,<dsId:filter>] という形式を使用します。

https://experience.arcgis.com/experience/<AppId>/?data_filter=dataSource_1:st=’HI’

上記の URL は次のエンコードされた URL と同等です。

https://experience.arcgis.com/experience/<AppId>/?data_filter=dataSource_1:st=%27HI%27

このパラメーターを使用した別の URL の例を次に示します。

https://experience.arcgis.com/experience/<AppId>/?data_filter=ds1:objectid=1,ds2:fielda>2

データ ソースの GDB バージョンの変更

データ ソースの GDB バージョンを変更するには、data_version を使用します。

https://experience.arcgis.com/experience/<AppId>/?data_version=<dsId:version>,<dsId:version>
https://experience.arcgis.com/experience/<AppId>/?data_version=dsId1:v1, dsID2:v1

ログイン関連パラメーター

ログイン関連 URL パラメーターのリストを次に示します。

埋め込みウィジェットによる認証の共有

Web アプリの中には、ArcGIS アカウントを使用してサイン インするよう求めるものがあります。 共有設定のため、プレミアム コンテンツを使用するウィジェットがアプリに含まれるため、その他の理由により、アプリによってはユーザーのサイン インが必要な場合があります。

ArcGIS Web アプリを Experience Builder に埋め込み、両アプリがユーザーのサイン インを必要とする場合、arcgis-auth-origin パラメーターと arcgis-auth-portal URL パラメーターを追加して両アプリで認証を共有すると、一度サイン インするだけで済みます。

プライベートの Experience Builder アプリを別の Experience Builder アプリを埋め込むには、?arcgis-auth-origin= を使用して、認証用のホスト アプリ ドメインの URL を定義します。 例を以下に示します。

https://<orgdomain>/experience/<AppID>/?arcgis-auth-origin=<your host app domain, such as https://localhost:3001>

JavaScript API ベースのアプリ (Web AppBuilder アプリなど) を埋め込むには、ホスト アプリ ドメイン認証用に ?arcgis-auth-origin=JavaScript API ベースのアプリのドメイン認証用に ?arcgis-auth-portal= を使用します。 以下に例を示します。

https://<orgdomain>/apps/webappviewer/index.html?id=<appID>&arcgis-auth-origin=<your host app domain, such as https://localhost:3001>&arcgis-auth-portal=<orgA URL>
https://www.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/<appID>?arcgis-auth-origin=https://experience.arcgis.com&arcgis-auth-portal=https://<myorg>.maps.arcgis.com