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サポートされている表記形式、データ タイプ、カテゴリー

ArcGIS for Excel は、位置座標を定義するためにさまざまな度ベースの表記形式をサポートしています。

(x, y) 度ベースの形式では、x は経度、y は緯度を表します。 半球は、+、-、N、S、E、W を使用して指定します。 これらは、1 組の緯度と経度の中で組み合わせて使用できます。 省略した場合、値は正 (緯度は N、経度は E) になります。

WGS84 座標系では、緯度 <DD> の値は -90 ~ 90、経度 <DDD> の値は -180 ~ 180 になります。

注意:
現在、ArcGIS for Excel は一行の座標値はサポートしていません。 緯度と経度の値は、別々のフィールドまたは列に格納してください。

表記のタイプと形式

表記のタイプと形式では、以下の構文を使用します。

  • <DD.dddd> は緯度 (y) の座標を表します。度 (DD) の値は -90 ~ 90 で、度の小数部 (dddd) の値は 0 ~ 00 です。
  • <DDD.dddd> は経度 (x) の座標を表します。度 (DDD) の値は -180 ~ 180 で、度の小数部 (dddd) の値は 0 ~ 99 です。
  • | は「または」を意味します。 たとえば、+ | - は、+ または - の文字を使用できることを意味します。
  • [ ] は、選択リストを表します。 たとえば、[ + | - | N | S ] は、+、-、N、または S の文字を使用できることを示します。

以下の表に、サポートされている表記形式とその例を示します。

表記タイプサポートされている緯度 (y) の形式サポートされている経度 (x) の形式

度 (10 進) (DD)

[ + | - ] DD.dddd

[ + | - ] DDD.dddd

34.056687222,-117.195731667

DD.dddd [ + | - ]

DDD.dddd [ + | - ]

34.056687222, 117.195731667-

[ N | S ] DD.dddd

[ E | W ] DDD.dddd

N 34.056687222, W 117.195731667

DD.dddd [ N | S ]

DDD.dddd [ E | W ]

34.056687222 N, 117.195731667 W

DD° MM' SS.sss"

[ + | - ] DD° MM' SS.sss"

[ + | - ] DDD° MM' SS.sss"

34° 3' 24.0726", -117° 11' 44.631"

DD° MM' SS.sss" [ + | - ]

DDD° MM' SS.sss" [ + | - ]

34° 3' 24.0726", 117° 11' 44.631" -

[ N | S ] DD° MM' SS.sss"

[ E | W ] DDD° MM' SS.sss"

N 34° 3' 24.0726", W 117° 11' 44.631"

DD° MM' SS.sss" [ N | S ]

DDD° MM' SS.sss" [ E | W ]

34° 3' 24.0726" N, 117° 11' 44.631" W

[ + | - ] DD° MM'

[ + | - ] DDD° MM'

34° 3', -117° 11'

DD° MM' [ + | - ]

DDD° MM' [ + | - ]

34° 3', 117° 11' -

[ N | S ] DD° MM'

[ E | W ] DDD° MM'

N 34° 3', W 117° 11'

DD° MM' [ N | S ]

DDD° MM' [ E | W ]

34° 3' N, 117° 11' W

DDMMSS.sss

[ + | - ] DDMMSS.sss

[ + | - ] DDMMSS.sss

340324.0726,-1171144.631

DDMMSS.sss [ + | - ]

DDDMMSS.sss [ + | - ]

340324.0726, 1171144.631-

[ N | S ] DDMMSS.sss

[ E | W ] DDDMMSS.sss

N340324.0726, W1171144.631

DDMMSS.sss [ N | S ]

DDDMMSS.sss [ E | W ]

340324.0726N, 1171144.631W

度、分、秒

ArcGIS for Excel は、以下をサポートしています。

記号のタイプサポートされている記号Unicode

度の記号

度の記号 °

U+00B0

上のリング °

U+02DA

男性序数指示子 º

U+00BA

曲折アクセント (キャレット) ^

U+005E

チルド ~

U+007E

アスタリスク *

U+002A

分の記号

分の記号 '

U+2032

アポストロフィ '

U+0027

秒の記号

二重引用符 "

U+0022

分音記号 ¨

U+00A8

二重アクセント記号 ˝

U+02DD

ほとんどの場合、上記の形式と記号はいずれも間隔に関係なく有効です。 たとえば、N 34° 3' 24.0726" と N34°3'24.0726" はどちらも有効です。

セル値タイプ

通常、セルに書き込むことができるデータ タイプは、数値、テキスト、論理 (true と false)、エラー値です。 セルに入力すると、Excel はタイプを自動的に検出し、割り当てます。

たとえば、「abc」と入力すると、データ タイプはテキストとして認識されます。 「true」と入力すると、データ タイプは論理値として認識され、論理値であることを示すために TRUE と自動的に大文字で表記されます。 「0123」と入力すると、データ タイプは数値として認識され、セルでは 123 に変換されます。

注意:

Excel がデータ タイプを割り当てて値を変換すると、先行ゼロは削除されます。

数値の書式設定

Excel では、数値のデータ タイプは通貨、パーセンテージ、小数などとして書式設定できます。 これにより、データをテキストに変換せずに、数値のまま表記を変更でき、数値のフィルタリングやソート機能を維持できます。

詳細については、「Microsoft Excelで使用可能な数値形式」をご参照ください。

ArcGIS for ExcelExcel の数値形式を ArcGIS Arcade 条件式に変換します。そうすることで数値プロパティが維持され、Excel のマップ レイヤー ポップアップとラベルのデータが正確に書式設定されます。 マップまたはレイヤーが ArcGIS OnlineArcGIS Enterprise、および ArcGIS 全体で共有される場合も、書式設定は Arcade で維持されます。 ArcGIS for Excel は、Excel のすべての組み込み形式を Arcade に変換でき、Excel のカスタム数値形式のほとんどを認識します。

郵便番号などの位置情報データは、テキスト データ タイプに変換することも、先行ゼロを残すために特別な書式設定を適用した数値データ データとして維持することもできます。

Excel の書式設定の詳細

日時

Excel の日付と時刻は、日付または時刻の書式設定を適用した数値データ タイプとして表示されます。

数値を日付として書式設定する方法の詳細

日付の書式設定の詳細

ただし、Excel はタイプを自動的に検出するため、値を日付として検出せず、テキスト データ タイプに誤って変換することがあります。

テキストとして保存された日付を、日付に変換する方法の詳細

Excel の値タイプを ArcGIS フィールド タイプにマッピングする

Excel データからレイヤーを作成する場合、新しい ArcGIS フィーチャ レイヤーに対応するフィールドを作成するには、各列の値タイプを識別する必要があります。 次のテーブルに、Excel の列タイプと、ArcGIS for Excel の対応する ArcGIS フィールド タイプを示します。

Excel の列の値タイプArcGIS のフィールド タイプ

数値 (日付または時刻として書式設定されていない)

Double

日付または時刻に書式設定された数値

Date

テキスト

String

論理値

String

混合 (たとえば、数値とテキストを同じ列に含む場合など)

String