ビデオ レイヤーの公開

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ArcGIS Excalibur を使用してビデオ ファイルおよびサポートされているメタデータ ファイルからホスト ビデオ レイヤーを公開できます。 ネットワーク ビデオのブロードキャストおよびストリームからホスト ライブ ストリーム ビデオ レイヤーを公開することもできます。 ホスト ビデオ レイヤーおよびホスト ライブ ストリーム レイヤーを公開するには、ビデオ レイヤーを作成、更新、削除するための適切な権限が必要です。

ホスト オンデマンド ビデオ レイヤーの公開

ホスト ビデオ レイヤーを公開するには、以下の手順を実行します。

  1. ArcGIS Excalibur ホーム ページで [新規公開: ホスト Web レイヤー] をクリックします。

    または、左側のナビゲーション メニューから [レイヤーの公開] をクリックします。

  2. [ビデオ レイヤー] セクションで、[オンデマンド] をクリックします。
  3. [アイテム名] テキストを入力します。
  4. 新しいレイヤーを作成するフォルダーを選択します。
  5. 必要に応じて、そのレイヤーを説明するテキストを [サマリー] に入力します。
  6. レイヤーを説明する [タグ] を入力します。

    語句をカンマで区切ります (たとえば、「Federal land」は 1 つのタグと見なされますが、「Federal, land」は 2 つのタグと見なされます)。

  7. 組織全体でレイヤーを共有するか、特定のグループとレイヤーを共有するかを指定します。
  8. [次へ] をクリックします。
  9. データ ソースを選択して、新しいレイヤーの公開に必要なデータ ファイルと関連するメタデータ ファイルを指定します。

    これらのファイルを参照して選択するか、ドロップ領域までドラッグできます。 2 つの公開方法がサポートされています。

    • [単一のビデオ ファイルのビデオ レイヤー]: 必須のメタデータを含む単一のビデオ ファイルからビデオ レイヤーを作成します。
    • [ビデオ ファイルとメタデータ ファイルのビデオ レイヤー]: ビデオとセンサーのメタデータ情報を含むファイルのコレクションからビデオ レイヤーを作成します。 ビデオ ファイルに必須のメタデータが含まれていない場合にこのオプションを選択します。 サポートされているメタデータ ファイルの詳細については、「ArcGIS Video Server メタデータ テレメトリの要件」をご参照ください。
  10. [ファイルをすべてクリア] をクリックして最初からやり直します。
  11. [次へ] をクリックします。
  12. ビデオ サービス名を構成します。

    サービス名は、このレイヤーのポータル アイテム名と異なることがあります。 サービス名には、スペースまたは無効な文字を使用することはできません。

  13. ビデオの先頭部分の解析結果を示す [ソース ビデオ情報] を表示します。 ここには、利用可能なテレメトリ情報とビデオのソース解像度が表示されます。

    ビデオの先頭のごく一部しか解析されていない点に注意してください。 このため、ソース解像度がわからなかったり、メタデータが特定されなかったりするなど、不明な結果や不確かな結果が返されることがあります。

  14. 可能な場合、目的のビデオの出力解像度を選択します。

    GPU がある環境に ArcGIS Video Server をインストールして構成すると、ソース ビデオの解像度まで複数の解像度でビデオを公開およびエンコードできます。 環境で GPU が有効になっていない場合、利用できるオプションはビデオのネイティブ解像度だけです。

  15. 必要に応じて、[レイヤーの位置の詳細] を構成します。 これにより、最初の開始範囲とカメラの位置および方向が示されます。
    • [初期マップ範囲] - 画面移動してズームするか、検索を使用して、特定の対象位置に移動し、ビデオの初期範囲を定義します。 これは、Web マップが読み込まれた時点でのマップの開始範囲になり、ビデオにメタデータを追加しない限り、この位置のままになります。
    • [センサーの位置] - 座標形式を選択し、センサー位置の座標が判明している場合は、その座標を入力するか貼り付けます。 また、[座標のキャプチャ] を使用し、マップ上を直接クリックして、センサー位置を定義することもできます。
    • [進行方向] - カメラが向いている場所の方位角 (0 ~ 360 度) を入力します。 ここで、0 度は北、90 度は東、180 度は南、270 度は西になります。
    • [視野] - おおよその視野 (FOV) を 10 ~ 360 度の範囲で入力します。 これはカメラで見えるエリアであり、狭い視野 (10 度) と広い視野 (360) の間の値です。
  16. [保存] をクリックします。
  17. [次のステップ] をクリックします。
  18. 作成する前に選択内容のサマリーを確認します。

    変更する場合は、[戻る] をクリックします。

  19. [レイヤーの作成] をクリックします。

ビデオ レイヤーが公開されたら、[キャンバスに接続] をクリックして ArcGIS Excalibur のキャンバスのレイヤーを操作します。

ホスト ライブ ストリーム ビデオ レイヤーの公開

ホスト ライブストリーム ビデオ レイヤーを公開するには、最低でもライブ ビデオを公開する権限を持つユーザーとして、以下の手順を実行します。

  1. ArcGIS Excalibur ホーム ページで [新規公開: ホスト Web レイヤー] をクリックします。 または、左側のナビゲーション メニューから [レイヤーの公開] をクリックします。
  2. [ビデオ レイヤー] セクションで、[UDP ライブストリーム][RTSP ライブストリーム]、または [RTMP ライブストリーム] をクリックします。
  3. [ライブストリーム モード] オプションを選択します。

    モードは、公開するライブストリーム プロトコルに基づいて決定されます。

    • [UDP マルチキャスト] - 多数のシステム間でネットワーク通信を同時に行う場合は、このモードを使用します。 許可されている IP アドレスは 224.0.0.0 ~ 239.255.255.255 の間でなければなりません。
    • [UDP ユニキャスト] - 1 つの送信側と 1 つの受信側の間でネットワーク通信を行う場合は、このモードを使用します。 許可されている IP アドレスは 0.0.0.0 または [ユニキャスト用の Video Server] モードによって設定された IP アドレスです。 UDP ユニキャスト ストリームの場合、Video Server は、いずれかのノードでライブストリーム プロセスを開始し、ユーザーが定義した特定の待機ポートを開きます。
    • [RTMP および RTSP Fetch] - Video Server がリモート ソースからライブストリーム コンテンツを取得できるようにするには、このモードを使用します。 任意の IP アドレスを使用できます。
    • [RTMP および RTSP Listen] - Video Server がライブストリーム コンテンツを検索および受信できるようにするには、このモードを使用します。 許可されている IP アドレスは 0.0.0.0 または Video Server[待機] モード用に設定した IP アドレスです。
      注意:

      可用性の高い Video Server 環境でライブ ストリームの待機コンピューターを特定するには、[ArcGIS Video Server の管理] > [サービス] > [serviceName] の順に選択します。これにより、Video Server ライブストリーム プロセスが実行されているノード上のライブ エンドポイントを示す listenURL パラメーターが表示されます。

  4. [ストリーム アドレス] テキストを入力します。
    • [UDP] - 完全修飾 UDP アドレスを入力して、IP アドレスとポートを含めます。
    • [RTMP および RTSP] - 完全修飾 RTMP または RTSP アドレスを入力して、IP アドレスまたは FQDN、ポート、パスを含めます。

    同じポートを複数のライブストリーム サービスで使用することはできません。

  5. [レイヤー名] テキストを入力します。
  6. [ライブストリーム コンテンツの記録] を選択します。

    これはデフォルトで有効になっています。

    無効になっている場合は、ライブストリームが完了すると、後で使用するためにライブストリーム ビデオ レイヤーをオンデマンド ビデオ レイヤーに変換できません。

  7. [ストリームの開始オプション] で、ライブストリームの開始方法を選択します。
    • [リクエストに応じて開始] - 必要に応じて、ライブストリーム レシーバーを開始します。 このオプションは、ライブストリーミング ポートがアクティブかつ待機状態のときを最も細かく制御できます。 ライブストリーム サービスのリストを通じて、構成のステータスを管理できます。
    • [自動的に開始] - 接続が構成されビデオ レイヤーが作成されたら、受信ポートを開き、ライブストリームを初期化します。 構成とライブ レイヤーを作成する際にライブ ストリームが利用できる場合はこのオプションを使用します。 サーバー上の受信通信ポートがすぐに開きます。
  8. [ストリームの停止オプション] で、ライブ ストリームの停止方法を選択します。
    • [リクエストに応じて停止] - 必要に応じて、ライブストリーム レシーバーを停止します。 このオプションは、ライブストリーミング ポートがアクティブかつ待機状態のときを最も細かく制御できます。
    • [自動的に停止] - ArcGIS Video Server がライブストリームの終了を検出した時点で、ライブストリーム接続を停止してポートを閉じます。
  9. 必要に応じて、そのレイヤーを説明するテキストを [サマリー] に入力します。
  10. 必要に応じて、レイヤーを説明するタグを入力します。

    語句をカンマで区切ります (たとえば、「Federal land」は 1 つのタグと見なされますが、「Federal, land」は 2 つのタグと見なされます)。

  11. 組織全体または特定のグループとレイヤーを共有するかどうかを指定します。
  12. [レイヤーの作成] をクリックします。

公開したレイヤーは [解析レイヤー] ページに表示され、ArcGIS Excalibur のキャンバスで開いたり、管理したりすることができます。ここでは、ライブストリームの開始と停止に加え、レイヤーの削除を実行できます。

外部ビデオ プロバイダー レイヤーの公開

外部ビデオ プロバイダー レイヤーを公開するには、次の手順を実行します。

  1. ナビゲーション メニューにある [レイヤーの公開] をクリックします。
  2. [ビデオ レイヤー] セクションで [外部ビデオ プロバイダー] をクリックします。
  3. [アイテム名] テキストを入力します。
  4. 新しいレイヤーを作成するフォルダーを選択します。
  5. 必要に応じて、そのレイヤーを説明するテキストを [サマリー] に入力します。
  6. レイヤーを説明するタグを入力します。

    各単語はカンマで区切ります。 たとえば、Federal land は 1 つのタグとみなされますが、Federal, land は 2 つのタグとみなされます。

  7. 組織または特定のグループとレイヤーを共有します。
  8. [次へ] をクリックします。
  9. 公開する外部ビデオ ソースのタイプを選択します。
    • [オンデマンド ビデオ リンク] - .mp4 ファイルや .m3u8 ファイルなどのビデオ ソースに直接アクセスできる URL。
    • [ライブストリーム ビデオ フィード] - HS プロトコルを使用してストリーミングされる交通管理カメラ、セキュリティ カメラ、その他のライブ ソースなどの HLS ビデオ ソースに直接アクセスできる URL。
  10. 選択したビデオ ソースの URL を入力します。

    .m3u8 ファイルや .mp4 ファイルにリンクされている URL を入力するか、ライブストリーム ビデオ フィードを選択した場合は、HLS プロトコルを使用する必要があります。

  11. [次へ] をクリックします。

    ソース解像度、形式、利用可能なメタデータを特定するために、ビデオの先頭の一部だけが解析されます。

  12. ビデオ サービス名を構成します。

    サービス名は、このレイヤーのポータル アイテム名と異なることがあります。 サービス名には、スペースや無効な文字を使用することができません。

  13. ビデオの先頭部分の解析結果を示す [ソース ビデオ情報] を表示します。 ここには、利用可能なテレメトリ情報とビデオのソース解像度が表示されます。

    ビデオの先頭のごく一部しか解析されていない点に注意してください。 このため、ソース解像度がわからなかったり、メタデータが特定されなかったりするなど、不明な結果や不確かな結果が返されることがあります。

  14. Video Server に公開するサービスの名前を入力します。

    この名前は、レイヤーに最初に付けられた名前と同じでなくてもかまいません。

  15. 必要に応じて、[レイヤーの位置の詳細] を構成します。 これにより、最初の開始範囲とカメラの位置および方向が示されます。
    • [初期マップ範囲] - 画面移動してズームするか、検索を使用して、特定の対象位置に移動し、ビデオの初期範囲を定義します。 これは、Web マップが読み込まれた時点でのマップの開始範囲になり、ビデオにメタデータを追加しない限り、この位置のままになります。
    • [センサーの位置] - 座標形式を選択し、センサー位置の座標が判明している場合は、その座標を入力するか貼り付けます。 また、[座標のキャプチャ] を使用し、マップ上を直接クリックして、センサー位置を定義することもできます。
    • [進行方向] - カメラが向いている場所の方位角 (0 ~ 360 度) を入力します。 ここで、0 度は北、90 度は東、180 度は南、270 度は西になります。
    • [視野] - おおよその視野 (FOV) を 10 ~ 360 度の範囲で入力します。 これはカメラで見えるエリアであり、狭い視野 (10 度) と広い視野 (360) の間の値です。
  16. [保存] をクリックします。
  17. [次のステップ] をクリックします。
  18. 公開する前に選択内容のサマリーを確認します。

    必要に応じて、変更する場合は、[戻る] をクリックします。

  19. [レイヤーの作成] をクリックします。
  20. ビデオ レイヤーが公開されたら、[キャンバスに接続] をクリックして ArcGIS Excalibur のキャンバスのレイヤーを操作します。