プロジェクトの機能

ArcGIS 11.5    |

Excalibur プロジェクトは、1 つの場所で画像またはビデオベースのタスクを完了するために必要なリソースを動的に整理して参照する 1 つの方法です。 このプロジェクトの構成方法では、ローカル リポジトリの情報から得られたリソースのコレクションを、組織全体に拡張できる最新の状態にして、Web GIS の一部として共有されたサービスとリソースを使用できます。

Excalibur プロジェクトは ArcGIS Excalibur作成表示使用します。Excalibur プロジェクトには、名前、説明、作成日、プロジェクト作成者、プロジェクト手順など、プロジェクトの内容を理解するための情報が含まれます。 プロジェクトが作成されると、Web マップも一緒に作成され、プロジェクト Web マップとして設定されます。 Excalibur プロジェクトを編集して、いつでも機能を追加および削除できます。 画像ベースのタスクの効率化に役立つように [ツール パネル] で利用可能になるツールは、プロジェクトに追加可能な機能のタイプによって決まります。

以下のセクションではこれらの一部のアイテムについて説明します。

リソース

すべての Excalibur プロジェクトは、画像またはビデオベースのタスクを完了するのに必要な画像または画像のセット、ビデオ、あるいはサービスの URL をベースにしています。 プロジェクト手順は、実施する必要がある操作を説明することでタスクの処理をサポートするものです。 さらに、プロジェクトでは、地理空間参照レイヤーを含めて、タスクにコンテキストを提供できるほか、ワークフローを効率化する一連のツールを提供できます。 Excalibur プロジェクトには次のようなリソースが含まれます。

共有

Excalibur プロジェクトは、プロジェクト作成者として自分だけが使用できるプライベートな個人用のプロジェクトにすることも、 パブリック、組織、または所属グループとプロジェクトを共有して、複数のメンバーがそのプロジェクトに取り組むことができるようにすることもできます。 プロジェクトを共有するかどうかは、プロジェクトを作成するとき、または作成後にこれらの詳細を編集するときに決定できます。

観測レイヤーの追加

観測レイヤーをプロジェクトに追加すると、画像またはビデオから観測データを収集するためのワークフローを利用できるようになります。これには、観測や編集を実行し、これらのアクティビティから得られる情報製品を作成するための追加のツールやリソースが含まれます。 これらのレイヤーは、Excalibur プロジェクトを開いたときに [ツール パネル] で観測ツールを提供します。 観測レイヤーには、フィーチャ レイヤーまたは ArcGIS Knowledge グラフ エンティティ レイヤーを指定できます。 プロジェクト Web マップ内のフィーチャ レイヤー、または [レイヤーの追加] メニューから追加されたフィーチャ レイヤーは、プロジェクト内に観測レイヤーとして自動的に追加されます。

ライセンス:

ArcGIS Knowledge グラフ レイヤーは ArcGIS Enterprise でのみサポートされています。

注意:

ArcGIS Knowledge グラフ レイヤーは空間エンティティである必要があります。 非空間エンティティおよびリレーションシップはサポートされていません。 ナレッジ グラフの空間エンティティ レイヤーでサポートされていないその他の機能には、次のようなものがあります。

  • [フォーカス] パネルでの観測データの収集
  • [タイム スライダー] および [フィーチャ テーブル] との統合。

ArcGIS Excaliburシステム管理フィールドを持たないレイヤーを、Excalibur プロジェクトに追加して使用できます。 このようなレイヤーで収集された観測データがプロジェクトに追加されますが、レイヤーが時間対応でない場合、観測データにレイヤー内の以前の観測データが含まれません。

観測コレクション レイヤーの作成

観測を含むプロジェクトを作成するには、少なくとも 1 つの観測コレクション レイヤーが必要です。 ArcGIS Excalibur では、ユーザーが所有するプロジェクト内、またはホスト イメージ レイヤーの公開ワークフローを通じて観測コレクション レイヤーを作成できます。 各ワークフローでは、次の設定がレイヤー上で有効になります。

システム フィールドと設定の管理

観測レイヤーが ArcGIS Excalibur で作成されたものではなく、システム管理フィールドを持たない場合は、ガイド付きワークフローに従って、システム管理フィールドを追加できます。 これにより、観測データの収集時にレイヤーに画像の情報を自動的に入力できます。 さらに、レイヤーがまだ時間対応でない場合は、時間対応になります。 次のフィールドが追加されます。

  • ics_xy_excalibur
  • image_classification_excalibur
  • image_dtg_local_excalibur
  • image_dtg_utc_excalibur
  • imageid_excalibur
  • mapscale_excalibur
  • observation_dtg_local_excalibur
  • observation_latlon_excalibur
  • predicted_niirs_excalibur
  • projectid_excalibur
  • raster_id_excalibur
  • service_url_excalibur

Excalibur プロジェクトへの GeoEnrichment 定義の追加

GeoEnrichment 定義をプロジェクトに追加すると、観測データ収集時に関連レイヤーからの情報で観測データを拡張できます。 ポイントまたはポリゴン観測レイヤーに自動入力されるフィールドを、関連する 1 つ以上のポリゴン コンテキスト レイヤー内のフィールドと照合することで選択できます。

Excalibur プロジェクトに GeoEnrichment 定義を作成するには、次の条件を満たしている必要があります。

  • プロジェクト所有者または管理者であること。
  • Excalibur プロジェクトにポイントまたはポリゴン観測レイヤーがあること。
  • プロジェクトに追加されている Web マップにポリゴン コンテキスト レイヤーがあること。

ガイド付きワークフローに従って、Excalibur プロジェクトで GeoEnrichment 定義を追加、表示、または削除します。


このトピックの内容
  1. リソース
  2. 共有
  3. 観測レイヤーの追加