管理者は、構成設定を使用することで、ArcGIS Excalibur 内のアプリケーションレベルの組織設定を構成できます。 これには、一般的なアプリケーション設定および特定の ArcGIS Video Server 設定が含まれます。 これらの ArcGIS Video Server 設定は ArcGIS Enterprise でのみ使用できます。 アプリケーションレベルの構成設定は管理者としてサイン インしている場合にのみ表示されます。 これらの設定には、サイド ナビゲーション バーにある [アプリ レベル構成設定を設定します]
からアクセスできます。 または、上隅にあるプロフィール ドロップダウン メニューをクリックし、[アプリの設定] をクリックすることで、これらの設定にアクセスすることもできます。
一般的なアプリケーション設定の構成
一般設定を構成するには、次のワークフローに従います。
テーマの変更
管理者は [デフォルトのテーマ] 設定を変更できます。デフォルトでは、暗いテーマに設定されています。 デフォルトのテーマを変更するには、次の手順に従います。
- テーマを選択します。
- [暗いテーマ] は、暗い環境や薄暗い環境で画像やビデオを表示する場合に適しています。
- [明るいテーマ] は、照明に照らされた十分に明るい環境で画像やビデオを表示する場合に適しています。
- 選択したテーマを適用するには、アプリケーションを再起動します。
ユーザーは、ユーザー設定の [表示モード] で、デフォルト テーマをオーバーライドできます。
デフォルトの開始ページの変更
管理者は、[デフォルトの開始ページ] 設定を変更することもできます。デフォルトでは、[接続ビュー] に設定されています。 [デフォルトの開始ページ] を変更するには、次の手順に従います。
- 開始ドロップダウン メニューをクリックして、目的のテーマを選択します。
- 新しいデフォルトの開始ページを適用するには、アプリケーションを再起動します。
ユーザーは、ユーザー設定の [開始ページ] で、デフォルトの開始ページをオーバーライドできます。
ArcGIS Video Server の設定の構成
ArcGIS Video Server がインストールされており、Excalibur が実行中の環境でフェデレートされている場合、管理者は Video Server を実行しているサーバーに直接影響する特定の設定を構成できます。 Video Server サーバーが特定されていない場合は、これらの設定は使用できません。 これらの設定は ArcGIS Enterprise でのみ使用できます。
システム管理データ ストアの構成
Web 用に最適化されたビデオ コンテンツとメタデータをストリーミングするためのデフォルトのストレージ場所は、ローカル ファイル システムです。 ポータル管理者は、既存のオブジェクト ストアを Video Server に登録することもできます。 ホスティング サーバーのオブジェクト ストアは、Web 用に最適化されたビデオ コンテンツとメタデータをストリーミングするためのデータ管理システムです。 Video Server に既存のオブジェクト ストアをオプションで登録するには、次の手順を実行します。
- 構成設定ページの [データ ストア] タブをクリックします。
- [ホストされたデータ ストアの登録] をクリックします。
- ダイアログ ボックスで [登録] をクリックして確認します。
アクティブなデータ ストアの設定
オブジェクト ストアが Video Server に登録されたら、管理者はこのオブジェクト ストアを Video Server を実行するサーバー上のアクティブなデータ ストアとして設定できます。 すべてのビデオおよび関連付けられているビデオ サービスのメタデータ ファイルは、アクティブなデータ ストアに保存されます。 デフォルトで、ArcGIS Video Server はファイルシステムを使用してこれらのファイルを保存します。 Video Server にアクティブなデータ ストアを設定するには、次の手順を実行します。
- データ ストアをクリックします。
- [アクティブなデータ ストアとして設定] をクリックします。
標高ソースの設定
標高ソースの使用により、ビデオ フレーム フットプリントの精度が向上します。 ArcGIS Video Server は、事前に構成されたグローバルな標高ソースのセットともにインストールされます。これには、ビデオ コンテンツのジオリファレンスで使用するための Shuttle Radar Topography Mission (SRTM) 2、Earth Gravitational Model (EGM) 2008 1、2.5 分間隔が含まれています。 管理者は、システムのアイテムとして登録されている標高ベースのイメージ レイヤー アイテムを追加で登録することができます。
標高ソースを登録するには、次の手順を実行します:
- 構成設定ページの [標高ソース] タブをクリックします。
- 標高ソースとして使用する ArcGIS イメージ レイヤーのアイテム ID を入力します。
- [レイヤーの登録] をクリックします。
レイヤーが標高ソースとして登録されます。 登録された標高ソースを削除するには、削除するレイヤーで [削除] をクリックします。
ライブストリームのポート構成の設定
管理者は、特定のライブストリーム プロトコルにより使用されるデフォルトのポートの定義や動的ポート範囲の範囲を含めるよう、複数のライブストリームの設定を管理できます。 ライブストリームのポート構成とプロトコルを設定するには、次の手順を実行します:
- 構成設定ページの [ライブストリーム] タブをクリックします。
- デフォルトの RTMP ポートまたは RTSP ポートを指定します。
デフォルトでは、ArcGIS Video Server は、予約ポートを RTMP (ポート 1935) と RTSP (ポート 554) に使用します。 これらのポートは変更できますが、1024 ~ 65535 のポート範囲内である必要があります。
- 動的ポート バインドを使用するライブストリームで使用できるポートの動的ポート範囲を指定します。
動的ポート範囲は、SRT および UDP ライブストリーム プロトコルに適用されます。
- [保存] をクリックして変更内容を保存します。
- ライブストリーム ビデオ レイヤーの公開中に使用できる [待機モード] プロトコルまたは [プル モード] のプロトコルを選択します。
- [保存] をクリックします。
ライブストリーム ポートの変更が保存されます。
待機モード設定とプル モード設定の設定
管理者は、待機モードおよびプル モードで新しいビデオ レイヤーを公開するとき、または既存のビデオ レイヤーを表示するときに特定のプロトコルとプロトコル リスナーの使用を有効または無効にすることができます。 待機モードでは、ArcGIS Video Server は指定されたポートとプロトコルを使用してサーバーにプッシュされるライブストリーム コンテンツを待機できます。 特定のプロトコルに対して、待機モードのライブストリーム リスナーをオフにできます。 プル モードでは、ArcGIS Video Server は指定された URL を使用してリモート ライブストリーム コンテンツを取得できます。 待機モードおよびプル モードの設定を指定するには、次の手順を実行します:
- 構成設定ページの [ライブストリーム] タブをクリックします。
- オンまたはオフにする [待機モード] のリスナーを選択します。
リスナーをオフにすると、既存のライブストリーム フィードの表示または選択したプロトコルの新しいライブストリーム フィードの作成に必要なプロセッサーが無効になります。 つまり、前に公開された、選択したプロトコルの既存のビデオ レイヤーにアクセスできなくなります。
- ライブストリーム ビデオ レイヤーの公開中に使用できる [待機モード] プロトコルを選択します。
- [保存] をクリックします。
- [プル モード] プロトコルを選択します。
- [保存] をクリックします。
待機モードとプル モードの設定が更新されます。
最大アップロード ファイル サイズの設定
管理者は、公開プロセス中にビデオ コンテンツをアップロードする際の、単一ファイルの最大ファイル アップロード サイズを設定できます。 デフォルトの最大アップロード サイズは 5 GB で、最大 10 GB まで増やすことができます。 最大アップロード サイズを 0 に設定すると、アップロードしたファイルをサーバーに保存することが許可されず、ファイルのアップロードによるビデオ レイヤーの公開ができなくなります。 最大ファイル アップロード サイズを設定するには、次の手順を実行します。
- 構成設定ページの [アップロード] タブをクリックします。
- スライダーを使用するか、値を入力して、目的的の最大アップロード ファイル サイズにします。
- [最大サイズの更新] をクリックします。