地表面/平面補正の使用

地表面/平面補正は編集で使用される描画モードであり、地表面の計測値を、フィーチャ データの座標系によって定義されたグリッド ジオメトリから変換します。 これはアクティブなマップの下部のステータス バーを使用してオン/オフを切り替えます。

地表面/平面がオンの場合、方向の値は有効なオフセット角度で回転し、距離の値は有効な距離ファクターでスケール処理されます。

地表面/平面補正を使用するときは、以下の点を考慮します。

• 縮尺係数は定数値として、または標高サーフェスを参照する結合縮尺係数として指定できます。
• 地表面/平面補正は、3D シーンでは使用できません。

注意:

フィーチャを作成または修正中に補正設定を変更すると、作成したジオメトリにわずかな差が生じることがあります。 フィーチャを作成する前に、補正の設定を確認することをお勧めします。

地表面/平面補正のオン

地表面/平面補正をオンにするには、アクティブなマップの下部にあるステータス バーで [地表面/平面] ボタン をクリックします。 または、ボタンにポインターを合わせてポップアップ ダイアログ ボックスを表示させ、[補正] 切り替えボタンをオンにし、ポインターをマップに戻します。

方向オフセットの設定

方向オフセットは、地表面/平面対応ツールで指定した方向値に適用される回転角を指定します。

• 正の角度では値の回転が反時計回りになり、
• 負の値を入力すると時計回りに回転します。

たとえば、方向オフセットを -5° に設定し、地表面の方向を N40°E と入力すると、新しいセグメントは N45°E で制限されます。

方向オフセットを設定するには、次の手順を実行します。

1. アクティブなマップの下部にあるステータス バーで、ポップアップ ダイアログ ボックスが表示されるまで [地表面/平面] ボタン の上にポインターを置きます。
2. [方向オフセット] チェックボックスをオンまたはオフにします。

   オン	地表面/平面ツールを使用する際に、ライン セグメントが指定した値で回転します。
   オフ	地表面/平面ツールを使用する際に、ライン セグメントは回転しません。

3. [方向オフセット] ドロップダウン矢印をクリックし、方向単位を設定します。
4. [方向オフセット] テキスト ボックスに、指定した単位でオフセット角度を入力します。
5. マップをクリックしてダイアログ ボックスを閉じ、設定を保存します。

距離ファクターの設定

距離ファクターは、編集ツールを使用しているときに入力した地表面の距離の値に適用される縮尺係数を指定します。

たとえば、距離ファクターを 0.95 に設定し、地表面の距離を 100 フィートと入力すると、新しいセグメントが 95 フィートで作成または制限されます。

距離ファクターを設定するには、次の手順を実行します。

1. アクティブなマップの下部にあるステータス バーで、ポップアップ ダイアログ ボックスが表示されるまで [地表面/平面] ボタン の上にポインターを置きます。
2. [距離ファクター] チェックボックスをオンまたはオフにします。

   オン	地表面/平面ツールを使用する際に、ライン セグメントが指定した値でスケール処理されます。
   オフ	地表面/平面ツールを使用する際に、ライン セグメントはスケール処理されません。

3. 次のいずれかを行うことで、距離ファクターの値の指定方法を設定します。
   • [一定の縮尺] テキスト ボックスに値を入力すると、すべての距離がこの値によってスケール処理されます。
   • [標高モードから計算] を使用した場合、現在の標高モードと、アクティブなマップの座標系によって生成された Z 値を使用して、結合縮尺係数が算出されます。 標高モードを定数 Z 値に設定するか、ポインターを使用して標高サーフェスをクリックして設定します。

     注意:

     この設定は、地図投影情報と、編集中のデータの位置と標高を使用して、結合縮尺係数を算出します。 縮尺係数は、ポインターを移動してフィーチャを作成すると、補正表示上で動的に更新されます。

4. マップをクリックしてダイアログ ボックスを閉じ、設定を保存します。

地表面ラインの指定と平面ラインの描画

入力された地表面値とマップに描画された対応する平面ラインを比較することで、補正値を算出できます。

たとえば、方向と距離の既知の方位基準値を入力し、マップで 2 つのモニュメントをクリックすると、補正が算出されます。 地表面の方向を N40°E、平面ラインを N45°E で描画すると、方向オフセットが -5° に設定されます。 地表面の距離を 100 フィート、平面ラインを 95 フィートで描画すると、距離ファクターが 0.95 に設定されます。

地表面ラインを指定して平面ラインを描画するには、次の手順を実行します。

1. アクティブなマップの下部にあるステータス バーで、ポップアップ ダイアログ ボックスが表示されるまで [地表面/平面] ボタン の上にポインターを置きます。
2. [地表面ラインの入力と平面ラインの描画] をクリックします。
3. 既知の地表面の方向と距離の値を入力します。
   1. [方向オフセット] ドロップダウン矢印をクリックし、方向単位を設定します。
   2. [方向オフセット] テキスト ボックスに、指定した単位でオフセット角度を入力します。
   3. [距離] ドロップダウン矢印をクリックし、単位を設定します。
   4. [方向] テキスト ボックスに、指定した単位で距離を入力します。

      現在の一定の縮尺設定を維持し、方向オフセットのみを更新するには、デフォルト値であるゼロ (0) を入力するか、そのまま受け入れます。

4. [次へ] をクリックします。
5. マップの右上隅に表示される画面上のプロンプトに従って、ポインターを使用して平面ラインを描画します。
   1. 平面ラインの始点をクリックします。
   2. 平面ラインの終点をクリックします。

地表面ラインと平面ラインの描画

方向および距離値を使用してマップに描画したラインと、同じくマップに描画した対応する平面ラインを比較することで、補正値を算出することもできます。

たとえば、地表面ラインを N40°E で描画し、平面ラインを N45°E で描画すると、方向オフセットが -5° に設定されます。 地表面ラインを 100 フィートで描画し、平面ラインを 95 フィートで描画すると、距離ファクターが 0.95 に設定されます。

1. アクティブなマップの下部にあるステータス バーで、ポップアップ ダイアログ ボックスが表示されるまで [地表面/平面] ボタン の上にポインターを置きます。
2. [地表面ラインと平面ラインの描画] をクリックします。
3. マップの右上隅に表示される画面上のプロンプトに従って、ポインターを使用して地表面ラインを描画します。
   1. 地表面ラインの始点をクリックします。
   2. 地表面ラインの終点をクリックします。
4. マップの右上隅に表示される画面上のプロンプトに従って、ポインターを使用して平面ラインを描画します。
   1. 平面ラインの始点をクリックします。
   2. 平面ラインの終点をクリックします。