マップでイルミネーションを使用して、さまざまな効果を得ることができます。 マップを使用して、より 3 次元らしい表示にできます (たとえば、陰影起伏の適用など)。 すべてのシーンには、イルミネーション表示するための光源が必要です。この光源を設定することにより、マップ内でさまざまな効果が得られます。 マルチパッチや立ち上げポリゴンなどの 3D フェイスでは、太陽光効果は 3D シェープの表面の陰影処理に適用されます。 さらに、大気の影響も適用でき、これによって現実世界の明暗を再現することができます。 たとえば、マップに日没を表示する場合、大気の影響を使用して実際の環境を反映することができます。 環境遮蔽を使用することで、テクスチャを含まない 3D コンテンツに奥行感覚を付けて、より現実的に表示することができます。 Eye-Dome Lighting を使用すると、マップ内の点群の奥行感覚を改善できます。
3D マップのイルミネーション
3D マップでは、スポット光を使用できます。 マップのイルミネーションのレンダリングに使用する、光源の方位と高度、およびコントラストの量を設定することができます。 3D マップのイルミネーション プロパティにより、3D フェイスやサーフェスのデータなど、すべての地表面フィーチャに陰影処理が適用されます。
- [コンテンツ] ウィンドウで、マップを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
[マップ プロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。
- [イルミネーション] タブをクリックします。
- [影] オプションをオンにします。
- 3D マップ内の影をシミュレートするには、[影を 3D で表示] チェックボックスをオンにします。 マルチパッチや立ち上げポリゴンなどの 3D フィーチャには、光源に応じた影を設定することができます。 影をシミュレートすると、描画パフォーマンスに影響を与える場合があります。
- テクスチャを含まない 3D コンテンツに奥行感覚を付けてより現実的に表示するには、[環境遮蔽の使用] チェックボックスをオンにします。 テクスチャを含むレイヤーを追加する場合、テクスチャにはすでに光源情報が含まれているため、環境遮蔽をオフにすることをお勧めします。 環境遮蔽は、描画パフォーマンスに影響を与える場合があります。 このオプションは、デフォルトでオンになっています。
- マップに Eye-Dome Lighting 効果を適用するには、[Eye-Dome Lighting を使用] チェックボックスをオンにします。 これにより、LAS データセットおよび点群レイヤーの奥行感覚が改善します。 このオプションは、デフォルトでオンになっています。 このオプションをオフにすると、リボンにあるレイヤーの [表示設定] タブで設定した Eye-Dome Lighting 設定に関係なく、すべてのレイヤーの Eye-Dome Lighting が無効になります。
- 光源方向を調整します。
光源方位は太陽の方位角方向で、北から右回りに 0 ~ 360 度で計測されます。 光源方位 90 度は東です。 デフォルトの光源方位は 315 度 (北西) です。 陰影起伏で使用されるデフォルトの太陽方位 (方向) は 315 度です。
- 光源高度を調整します。
高度は、水平線を基準とする光源の傾斜角です。 単位は角度で、範囲は 0 (水平線上) ~ 90 度 (真上) です。 デフォルト値は 90 度です。 陰影起伏で使用されるデフォルトの太陽高度は 45 度です。
- コントラストを調整します。
コントラストによって、サーフェスに適用される陰影処理の量が調整されます。 コントラスト値 100 はコントラストが適用されないこと、0 は最も高いコントラストを示します。
2D マップのイルミネーション
デジタル標高モデル (DEM) に陰影起伏を適用する場合、状況に応じてイルミネーション角度を変更する必要があります。
- [コンテンツ] ウィンドウで、マップを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
[マップ プロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。
- [イルミネーション] タブをクリックします。
- 光源方向を調整します。
- 光源高度を調整します。
- 必要に応じて、陰影起伏のコントラストを調整することもできます。
- [OK] をクリックします。
イルミネーションの変更内容をデフォルト値にリセットするには、[デフォルトに戻す] をクリックします。