画像メタデータの表示

2024.2    |

現代のデジタル世界におけるすべての画像は、何らかの形式の画像メタデータをキャプチャします。 通常、これは、画像が撮影された場所や、画像の撮影に使用された装置またはカメラなどの基本情報です。 ドローンの場合、キャプチャされる画像メタデータは、メタデータに含まれる情報が写真測量ソフトウェアでプロダクトを処理するために必要であるため、より堅牢です。 このメタデータは、画像のジオロケーションおよび画像プロダクトを生成するための調整を実行するために ArcGIS Drone2Map に読み込まれて使用されます。

ArcGIS Drone2Map では、プロジェクトの処理に必要なメタデータ フィールドが画像値とカメラ メタデータ値で分かれています。

必要な画像フィールドは、画像名、緯度、経度、高度です。

必要なカメラ フィールドは、焦点距離、センサーのピクセル サイズ、カラム、ロウです。

これらのメタデータ フィールドの値が誤っている場合は、処理が失敗したり、出力プロダクトに問題が発生したりすることがあります。 かつては、こういった問題が発生した場合、原因がどこにあるのかを把握することが困難だったため、サードパーティのメタデータ ビューアーで画像を開いて詳しく調査する必要がありました。 しかし、その機能が現在は ArcGIS Drone2Map の画像メタデータ ビューアーに実装されました。

注意:

この画像メタデータ ビューアーでは現在、画像に添付されたすべてのメタデータ フィールドが表示されるわけではありません。 画像の処理と関係しない傾向のある特定のフィールドは除外されます。 自身のワークフローにとっては重要だが実装されておらず、実装すべきだと思うフィールドが見つかった場合は、drone2map@esri.com まで詳細を記載したメールをお送りください。

メタデータの表示

ArcGIS Drone2Map でサポートされているすべての画像は、画像メタデータ ビューアーで読み取れます。 画像のタイプ (RGB 画像、熱画像、マルチスペクトル画像) に応じて、表示されるフィールドが異なる場合があります。

プロジェクト作成後にこのビューアーにアクセスするには、以下の手順を実施します。

  1. [フライト データ] タブをクリックします。
  2. [管理] グループで、[画像メタデータ] ボタンをクリックします。

    画像メタデータ ビューアーが開いてすべてのプロジェクト画像が表示され、最初の画像が自動的に選択されます。

  3. 画像テーブルの画像の行をクリックして、画像を選択します。

    画像プレビューとメタデータ ビューアーは選択された画像情報に更新されます。

メタデータの検索

画像メタデータ ビューアーで特定のメタデータ フィールドを検索できます。

画像のメタデータ フィールドを検索するには、以下の手順を実施します。

  1. 画像ビューアー テーブルの画像の行をクリックして、画像を選択します。
  2. メタデータ ビューアーの [検索] ボックス内をクリックします。
  3. 検索キーワード (GPS、焦点、高度など) を入力します。

    検索キーワードが入力されたフィールドが画像メタデータ ビューアー内でハイライトされます。