ピラミッドまたは統計情報を含んでいないラスター データセットを Drone2Map に追加すると、ピラミッドを構築し、統計情報を計算するよう求められます。
ピラミッドの構築
ピラミッドとは、さまざまな縮尺でデータを見たときの低解像度のオーバービューです。 ピラミッドは、フル解像度以下で表示されるラスター データセットの描画速度を向上するので便利です。 大規模なラスター データセットには、常にピラミッドを構築することをお勧めします。
ピラミッド構築ダイアログ ボックスのオプション
はい | ラスター データセットのピラミッドを構築するには、[はい] をクリックします。 ピラミッドが構築されるので、このダイアログ ボックスは、このラスター データセットに対しては再表示されません。 |
いいえ | ラスター データセットのピラミッドを構築しない場合は、[いいえ] をクリックします。 このオプションを選択すると、ラスターは短時間で表示されません。また、このデータセットがアプリケーションに再度追加されると、このダイアログ ボックスも再表示されます。 |
キャンセル | ラスター データセットをディスプレイに追加せず、ピラミッドを構築しない場合は [キャンセル] をクリックします。 誤ったラスター データセットを表示した場合、または別の方法でピラミッドを構築する場合に、このオプションを選択します。 |
常にこの選択を使用 | このダイアログ ボックスを再表示せず、毎回同じ選択を使用する場合に、このチェックボックスをオンにします。 [設定] > [画像とラスター] > [ラスター データセット] タブで別のオプションを選択できます。 |
リサンプリング方法 | ピラミッドの構築時にデータをどのようにリサンプルするかを定義します。
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圧縮方法 | ピラミッドを圧縮する際に使用する方法を定義します。
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圧縮品質 | JPEG または JPEG_YCbCr 圧縮方式を選択したときは、圧縮品質を指定します。 有効な値は 1 ~ 100 の範囲で、数値が大きければ画質は向上しますが、圧縮率は低下します。 |
ピラミッドを構築する場合、これはアプリケーションのデフォルトに基づいて、すべてのバンドを含むラスター データセット全体に対して作成されます。 ピラミッド構築と、このダイアログ ボックスの表示のデフォルト設定を変更する方法については、「ラスター データセットのピラミッドと統計情報の設定」をご参照ください。
統計情報の計算
コントラスト ストレッチの適用やデータの分類など、ラスター データセットで特定のタスクを実行するには、統計情報が必要です。 統計情報の計算により表示が向上します。
統計情報の計算 ダイアログ ボックスのオプション
はい | ラスター データセットの統計情報を計算するには、[はい] をクリックします。 統計情報が計算されるので、このダイアログ ボックスは、このラスター データセットに対しては再表示されません。 |
いいえ | ラスター データセットの統計情報を計算しない場合は、[いいえ] をクリックします。 このオプションを選択すると、ラスターは適切には表示されません。また、このデータセットがアプリケーションに再度追加されると、このダイアログ ボックスも再表示されます。 |
キャンセル | ラスター データセットをディスプレイに追加せず、統計情報を計算しない場合は [キャンセル] をクリックします。 誤ったラスター データセットを表示した場合、または別の方法で統計情報を計算する場合に、このオプションを選択します。 |
常にこの選択を使用 | このダイアログ ボックスを再表示せず、毎回同じ選択を使用する場合に、このチェックボックスをオンにします。 [設定] > [ラスターと画像] > [ラスター データセット] の順にクリックして、別のオプションを選択できます。 |
X スキップ ファクター | サンプル間の水平方向のピクセル数。 統計情報の計算に使用されるラスター部分は、スキップ ファクターによって制御されます。 水平方向または垂直方向のスキップ ファクターは、入力値で示されます。値が 1 のときは各ピクセルを使用し、値が 2 のときはピクセルを 1 つおきに使用します。 スキップ ファクターの範囲は、1 からラスター内の列数または行数までに限定されます。 この値は、ゼロより大きく、ラスター内のカラム数以下でなければなりません。 デフォルトは 1、または最後に使用した x のスキップ ファクターです。 |
Y スキップ ファクター | サンプル間の垂直方向のピクセル数。 統計情報の計算に使用されるラスター部分は、スキップ ファクターによって制御されます。 水平方向または垂直方向のスキップ ファクターは、入力値で示されます。値が 1 のときは各ピクセルを使用し、値が 2 のときはピクセルを 1 つおきに使用します。 スキップ ファクターの範囲は、1 からラスター内の列数または行数までに限定されます。 この値は、ゼロより大きく、ラスターのロウ数以下でなければなりません。 デフォルトは 1、または最後に使用した Y スキップ ファクターです。 |
ピラミッドの構築と統計情報の計算
ピラミッドと統計情報の両方がラスター データセットに存在しない場合、ピラミッドの構築と統計情報の計算のオプションが表示され、2 つのオプションのいずれかまたは両方を選択して実行できます。
ピラミッドの構築と統計情報の計算ダイアログ ボックスのオプション
ビルド | ラスター データセットのピラミッドを構築する場合は、このチェックボックスをオンにします。 |
計算 | ラスター データセットのピラミッドを計算する場合は、このチェックボックスをオンにします。 |
OK | ラスター データセットのピラミッドを構築し、統計情報を計算するには、[OK] をクリックします。 これは、ピラミッドの構築と統計情報の計算のチェックボックスがオンになっているかどうかに基づいて機能します。 ピラミッドが構築され、統計情報が計算されるので、このダイアログ ボックスは、このラスター データセットに対しては再表示されません。 |
キャンセル | ラスター データセットをディスプレイに追加せず、ピラミッドと統計情報を計算しない場合は [キャンセル] をクリックします。 誤ったラスター データセットを表示した場合、または別の方法でピラミッドを構築し、統計情報を計算する場合に、このオプションを選択します。 |