既知の問題

このセクションでは、ArcGIS Drone2Map の既知の制限事項を示します。 ソフトウェアの将来のバージョンでこれらの問題を修正できるよう、ソフトウェア開発者が取り組んでいます。

  • ArcGIS Enterprise ポータル アカウントから Drone2Map を認証してアップグレードしようとすると、エラーが発生します。 Drone2Map ソフトウェアの更新をダウンロードするには、ArcGIS Online アカウントが必要です。

    Drone2Map をアップグレードするには、My Esri からソフトウェアをダウンロードします。

  • プロジェクト サイズには大容量の記憶領域が必要です。記憶領域が足りない場合は完了できません。

    Drone2Map の多くのプロダクトは現在、ごく自然な形式で作成されていますが、特に 3D プロダクトを処理する場合はかなり大容量となる場合があります。 中間データ オプションのいずれにもチェックを入れず、保存されないようにしてください。 処理中に作成、削除される中間データ用にローカル ストレージの記憶領域が十分確保されていることも確認してください。

  • Drone2Map は処理時に GPU を 100% 使用していません。

    GPU は、特定の処理ステップに対し、処理能力が変動する形で使用されます。 ソフトウェアがより CPU の制約を受けるため、GPU が 100% の処理能力で継続的に使用されることは絶対にありません。 ハードウェアがどのように使用されるかの詳細については、「ハードウェア リソースとパフォーマンス」をご参照ください。

  • 密なポイント クラウド生成のステップでは、実行時の処理進捗のパーセンテージの表示に遅れが生じます。

  • DSM メッシュ プロダクトの処理は、リソース消費量が大きく、出力プロダクト生成が遅くなる場合があります。

  • マルチスペクトル プロジェクトと熱赤外プロジェクトは、密度の一致を行いません。 生成されるオルソモザイクは、天底まで補正されません。

  • ソース画像のヘッダーに「#」が含まれており、[画像方向を使用] 処理オプションのチェックがオンになっている場合は、画像調整ステップでエラーが生じます。 「#」の文字を削除すると、調整が可能になります。

  • 2.0 以降では、オフライン ベースマップは利用できません。 Drone2Map で使用するオフライン ベースマップを作成するには、Esri Labs の Tile Package Kreator を使用することをお勧めします。

  • 農業の土地利用、自然領域、水域など、低テクスチャの画像は、デフォルト設定でキャリブレーションされません。

    タイ ポイント オプション [初期の画像の縮尺] を (たとえば 1 または 1/2 に) に引き上げるか、[一致する近傍] 設定を引き上げると、校正される画像の数が増えます。

  • [体積の計算] では、測定単位が変更されると、[測定結果] ウィンドウの [面積] プロパティ フィールドに誤った値が表示されます。

  • 検査計測フィーチャが ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise シーンに追加されたとき、正しい高さが表示されないことがあります。