ArcGIS Drone2Map 2025.2 の新機能

以下に、ArcGIS Drone2Map 2025.2 の新機能のいくつかを紹介します。

ガウシアン スプラット レイヤー

ArcGIS Drone2Map ではガウシアン スプラット プロダクトが新たに追加されました。 ガウシアン スプラットは、空間における 3D ポイントの楕円体表現です。 ArcGIS Drone2Map で、これはディープ ラーニングを使用して 3D タイル レイヤーとして生成され、インフラストラクチャー、植生、都市環境の細部を非常に明瞭に捕捉して、従来の写真測量手法では実現できない、複雑なジオメトリーの非常に写実的な可視化を行うことができます。

ユーティリティー ケージのガウシアン スプラット レイヤー

コントロール ポイント マーカーの自動検出と自動リンク

ArcGIS Drone2Map は、ディープ ラーニング ライブラリーを使用して、入力画像内のサポートされているコントロール ポイント マーカーを自動的に検出し、複数のソース画像間でこれらをリンクするようになりました。 以下の図に示すように、事前トレーニング済みのモデルがいくつかのタイプのコントロール ポイント マーカーを検出して自動的にリンクし、調整プロセスに取り込みます。 この自動化によって手動でのリンクが不要になり、これは大規模なデータセットを扱う場合やプロジェクトを夜通し実行する場合に特に役立ちます。 この手順を簡素化することで、少ない労力で高精度の出力を得ることができます。

サポートされているコントロール マーカーのタイプについては、「コントロールの自動リンク」をご参照ください。

地上コントロール ターゲットの例

トゥルー オルソと DSM の品質改善

ArcGIS Drone2Map でのトゥルー オルソおよび DSM の生成に対する最新の機能強化により、DSM 作成時により滑らかでより多くの穴埋めを行う内挿を使用することで、プロダクト間でさらに一貫した外観が得られるようになりました。 これは、植物が生い茂るエリアや画像カバレッジが低いエリアなど、これまでは内挿アーティファクトや小さい穴が表示されていたデータセットに利点をもたらし、重要なエリアが視覚的に完全なものとなります。

再構築の機能強化

仮想ラスター タイル

大規模なプロジェクトの操作性とパフォーマンスを向上させるため、ArcGIS Drone2Map では、仮想ラスター タイル (VRT) ファイル (.vrt) と処理中に生成された個々のタイルを保持するオプションが提供されるようになりました。 .VRT ファイルには、XML を使用してラスター データセットのすべてのパラメーターが格納されます。 これにより、大きな出力ファイルを生成することなく、複数のラスターから成るシームレスな仮想モザイクを表示できます。 VRT 形式は ArcGIS および多数のサードパーティー プラットフォームと互換性があるため、より広範な連携とワークフローの迅速化が可能になります。 大きな TIFF ファイルの作成をスキップし、代わりに VRT を使用してモザイクを表示および共有することができます。

VRT ファイルの構造

Web シーンの共有

ArcGIS Drone2Map で、ポイント クラウドやメッシュを含む完全な 3D Web シーンを、ArcGIS OnlineArcGIS Enterprise に直接、1 回のステップで公開できるようになりました。 これにより、アップロードの後でレイヤーを手動でコンパイルする必要がなくなり、2D Web マップを共有するときと同様に簡単に行えるようになりました。 簡素化された公開プロセスによって時間と労力が削減され、豊富なコンテンツをより簡単に共有できるようになりました。

3D Web シーンと計測値

ドローン画像精度サポート

ArcGIS Drone2Map では、ドローン画像に埋め込まれている高精度 GPS メタデータ (RTK) が自動検出されて適切な処理構成がアクティブ化するようになりました。 画像メタデータ (EXIF/XMP) から水平精度値と垂直精度値を読み込むことで、手動操作なしで最適な精度設定が適用されます。 画像精度サポートにより、精度データが欠落しているか低品質である画像がより鮮明になって、データセット間の一貫性が維持されます。

画像テーブルの精度フィールド

メッシュ編集用 3D 修正フィーチャ

修正フィーチャ ツールに 3D メッシュとポイント クラウド用の新しいアプリ内編集方法が追加され、これらのプロダクトの出力品質を ArcGIS Drone2Map で直接改善できるようになりました。 これらのツールを使用し、反射率の高いサーフェス上のギャップや、画像のオーバーラップや表示角度の制限によって完全ではない建物のファサードなど、メッシュ内の問題を速やかに修正することができます。 3D 修正フィーチャの新しい機能により、関係者や一般の人と共有する 3D シーン内のレンダリングが明瞭で完全なものとなります。

3D 修正フィーチャによる修正

タイルベースの再処理

ArcGIS Drone2Map でインテリジェントなタイルベースの再処理がサポートされるようになり、プロジェクト全体を再処理することなく、トゥルー オルソ、DSM、ポイント クラウドなどのプロダクトの特定のエリアを更新できるようになりました。 水域マスクまたは修正フィーチャが適用されると、ArcGIS Drone2Map で影響を受けるタイルのみが識別されて選択的に再処理されます。 これにより、大規模なプロジェクトでは特に、時間とディスク容量が大幅に節約されます。 この機能強化は、速やかな反復処理と正確な修正を必要とするワークフローにとって理想的です。