Drone2Map では、プロジェクトの処理オプションを調整してカスタマイズできます。 必要なプロダクトを生成するためにかかる時間を最小限に抑えるため、ステップを個別に実行することができますが、初期ステップは少なくとも 1 回実行する必要があります。
[処理オプション] ウィンドウを使用すると、実行するステップや、各ステップの設定、作成するプロダクトを構成できます。 ウィンドウを開くには、リボンの [ホーム] タブの [処理] グループで [オプション] をクリックします。
一般
[一般] タブには、プロダクトの品質や解像度を調整できるオプションが用意されています。 中間出力を保存し、それらのプロダクトを生成する際に使用する処理能力の大きさを定義できます。
- 密度の一致
- [ポイント クラウド密度] - 生成される再構築の幾何学的な詳細レベルを取得するために使用されるポイント クラウドの密度です。 この値を大きくすると、フィーチャのエッジの鮮鋭さが向上しますが、処理時間が長くなります。 通常、[高] より下のポイント クラウド密度は、評価とテストを速やかに実施する場合にのみ使用する必要があります。 ポイント クラウドが過度にまばらにならないようにするために、ポイント クラウド密度が低い場合は、[2D 処理] で GSD 解像度を高くすることをお勧めします。
注意:
ポイント クラウドの設定は、選択した [プロジェクト解像度] の設定に関連付けられています。 詳細については、次のセクションをご参照ください。
DTM プロダクトは DSM ポイント クラウドに基づいており、5 x DSM 解像度で生成されます。
- [超高] - 密度が最も高いポイント クラウド。 可能な限り最高の密度を必要とする最終プロダクトに使用します。
- [高] - 密度が高いポイント クラウド。 この設定は、ほとんどのプロジェクトの推奨設定になります。 これがデフォルトです。
- [中] - 密度が中程度のポイント クラウド。 プロジェクトまたはテストを速やかに実施する場合に適しています。
- [低] - 密度が低いポイント クラウド。 この設定は通常、大まかなテストを実施する場合にのみ使用します。
- [ポイント クラウド密度] - 生成される再構築の幾何学的な詳細レベルを取得するために使用されるポイント クラウドの密度です。 この値を大きくすると、フィーチャのエッジの鮮鋭さが向上しますが、処理時間が長くなります。 通常、[高] より下のポイント クラウド密度は、評価とテストを速やかに実施する場合にのみ使用する必要があります。 ポイント クラウドが過度にまばらにならないようにするために、ポイント クラウド密度が低い場合は、[2D 処理] で GSD 解像度を高くすることをお勧めします。
- [プロジェクト解像度] - 出力プロダクトの生成に使用する空間解像度を定義します。
- [自動] (デフォルト) - ソース画像の解像度を使用します。 この値を変更すると、地上分解能 (GSD) の倍数で解像度が変わります。
- [1 x] (デフォルト) - 推奨の画像縮尺値。 この縮尺では、[超高] または [高] のポイント クラウド設定を選択できます。
- [4 x] - オーバーラップの多い非常に大規模なプロジェクトにお勧めします。4 x 元の解像度を使用すると、処理速度を上げることができますが、抽出されるフィーチャの数が少なくなるため、精度がやや低くなる場合があります。 非常にぼやけた画像や、低テクスチャ画像にもこの縮尺をお勧めします。 この縮尺のデフォルト値は、[中] のポイント クラウド設定です。
- [8 x] - オーバーラップの多い非常に大規模なプロジェクトに使用します。8 x 元の解像度を使用すると、処理速度を上げることができますが、抽出されるフィーチャの数が少なくなるため、通常は精度がやや低くなります。 この縮尺のデフォルト値は、[低] のポイント クラウド設定です。
- [ユーザー定義] - GSD の解像度の値 (センチメートルまたはピクセル単位) を手動で定義できます。 この縮尺では、[超高] または [高] のポイント クラウド設定を選択できます。
- [自動] (デフォルト) - ソース画像の解像度を使用します。 この値を変更すると、地上分解能 (GSD) の倍数で解像度が変わります。
- [中間生成物を維持] - 処理が完了した後で中間生成物を維持するかどうかを定義します。
- [DSM ポイント クラウド] - DSM ポイント クラウド ファイルを維持するかどうかを選択できます。
- [トゥルー オルソ/オルソモザイク タイル] - オルソ画像タイル ファイルを維持するかどうかを選択できます。
- [3D ポイント クラウド] - 3D ポイント クラウド ファイルを維持するかどうかを選択できます。
- [ハードウェア] - CPU および GPU ハードウェア オプションを構成します。
- [CPU スレッド] - プロジェクトの処理に専用の中央処理装置 (CPU) スレッドの数。 バーを左右にスライドして CPU スレッドの数を調整します。
- [プロセッサー タイプ] - 画像処理をコンピューターのハードウェアにどのように肩代わりさせるかを定義できます。
- [CPU + GPU] (デフォルト) - 処理が CPU と GPU の両方によって実行されます。
- [CPU] - 処理は、CPU のみによって行われます。
- [GPU ID] - マルチ GPU システムに使用する固有 GPU ID を定義します。
画像の調整
[画像の調整] タブにあるオプションを使用すると、ブロック調整プロセス、タイ ポイントの一致、およびポイント クラウドの生成で使用される主要な調整を定義できます。
- [高精度 GPS (RTK および PPK) の画像位置の修正] - 有効にすると、[一致する近傍] の設定が [小 (最適化)] に変更されます。 このオプションは、リアル タイム キネマティック (RTK) または後処理キネマティック (PPK) などの高精度なディファレンシャル GPS で取得された画像に対してのみ使用されます。 このオプションをオンにすると、プロセスで画像の方位パラメーターだけが調整され、GPS 計測値は固定されたままになります。 GCP を固定された GPS 計測値と組み合わせて使用すると、バンドル調整が過度に制約される場合があるため、結果としてエラーが発生するか、処理に失敗することになります。 GCP を RTK または PPK の画像と併用する場合は、[一致する近傍] を [中] に設定することをお勧めします。
注意:
キャリブレーションされていない画像が多数表示される場合は、[一致する近傍] の設定をより大きい値に変更すると、これらの画像がキャリブレーションされる可能性は高くなりますが、処理時間が長くなることがあります。
- [画像方向を使用] - 有効にすると、ソース画像からの方向データが使用され、画像調整ステップ中の初期方向調整が省略されます。 このオプションは、ヨー、ピッチ、ロールが画像メタデータに存在するか、Omega、Phi、Kappa の値が外部ジオロケーション ファイルからインポートされた場合に使用できます。 Drone2Map は、初期方向を計算する AT の代わりに、画像のヨー、ピッチ、ロールを使用して、画像の初期方向を計算します。
注意:
方向情報 (ヨー、ピッチ、ロールまたは Omega、Phi、Kappa) が画像内に存在する場合、Drone2Map ではこのオプションが自動的に有効になります。 そうすると、画像の方向情報が初期方向の調整処理に使用されるようになります。 [画像の調整] のステップの間の処理が軽減され、処理時間が短縮されます。
- [初期の画像の縮尺] - この値によって、フィーチャ ポイントの抽出方法が決まります。 デフォルトで、プロジェクトでは、そのプロジェクトの作成時に選択したテンプレート (2D プロダクト (1 x) または高速 (4 x)) に応じて値が調整されます。 設定値がソース解像度 (1 x) に近いほど、生成されるタイ ポイントの数が多くなりますが、それに伴って処理時間も長くなります。
- [1 (元の画像サイズ)] - 画像縮尺値としてお勧めします。
- [1/2 (画像サイズの半分)] - 抽出されるフィーチャの数が多くなり、結果の精度が高くなるため、小規模な画像 (たとえば 640 x 320 ピクセル) を使用しているプロジェクトにお勧めします。
- [1/4 (画像サイズの 4 分の 1)] - オーバーラップの多い非常に大規模なプロジェクトにお勧めします。4 x 元の解像度を使用すると、処理速度を上げることができますが、抽出されるフィーチャの数が少なくなるため、精度がやや低くなる場合があります。 この縮尺は、非常にぼやけた画像や、低テクスチャ画像にも推奨します。
- [1/8 (画像サイズの 8 分の 1)] - オーバーラップの多い非常に大規模なプロジェクトに使用します。8 x 元の解像度を使用すると、処理速度を上げることができますが、抽出されるフィーチャの数が少なくなるため、通常は精度がやや低くなります。
- [調整の改善] - 選択した画像の縮尺を使用し、カメラ モデルをさらに最適化するかどうかを指定します。 [初期の画像の縮尺] の画像サイズがすでに 1 になっている場合は、これ以上のメリットはありません。 最終プロダクト生成では、[調整の改善] を常にオンにしておくことをお勧めします。 品質管理を速やかに実行する場合は、この設定をオフにします。
- オン - カメラ モデルは、まず [初期の画像の縮尺] の設定を使用して推定され、選択した画像の縮尺を使用してさらに最適化されます。 このオプションは、最も正確な結果を生成します。
- オフ - カメラ モデルは、[初期の画像の縮尺] の設定を使用して推定されますが、その後の最適化は行われません。 このオプションでは、結果の生成時間は最短になりますが、精度が低くなる可能性があります。
- [1 (元の画像サイズ)] - 調整が元の画像サイズで行われます。 これが推奨の画像サイズです。
- [2 (2 倍の画像サイズ)] - 調整が 2 倍の画像サイズで行われます。 このサイズは、この抽出されるフィーチャの数が多くなり、結果の精度が高くなるため、小規模な画像 (たとえば 640 x 320 ピクセル) を使用しているプロジェクトに推奨されています。
- [タイ ポイントの残差エラーの閾値] - 閾値を超える残差エラーのあるタイ ポイントは、調整の計算に使用されません。 残差の計測単位はピクセルです。
- [一致する近傍] - 画像の一致を計算するために使用される、各検索近傍の画像の数を決定します。 検索近傍とは、4 つの基本方向 (NE、SE、SW、NW) 間のエリアのことです。 近傍サイズが大きくなると処理時間が長くなりますが、近傍の画像との一致も増えます。 初期調整中にキャリブレーションされていない画像が多く検出された場合は、近傍サイズを大きくすることをお勧めします。 それ以外の場合は、デフォルト設定を使用してください。
- [小 (最適化)] - 画像は、各検索近傍につき、3 つの最寄りの画像と一致されます (合計で 9 個)。
- [中] - 画像は、各検索近傍につき、6 つの最寄りの画像と一致されます (合計で 24 個)。
- [大] - 画像は、各検索近傍につき、12 の最寄りの画像と一致されます (合計で 48 個)。
- [最大 (最低速)] - 画像は、各近傍につき、20 の最寄りの画像と一致されます (合計で 80 個)。
- [カメラのキャリブレーション] - 画像の調整に使用される内部カメラ パラメーターです。 オンにすると、値が [カメラの編集] ウィンドウから自動的に取得されます。 値が見つからない場合は、EXIF データから初期値が算出されます。 オフにすると、[カメラの編集] ウィンドウを使用して手動で定義した値に合わせて、キャリブレーションが修正されます。
- [焦点距離] - ミリメートル単位で計測されるカメラ レンズの焦点距離です。
- [主点] - 基準の中心とオートコリメーションの主点 (PPA) の間のオフセットです。 対称の主点 (PPS) は PPA と同じであると見なされます。
- [K1、K2、K3] - 半径方向の歪みの計算に使用される Konrady 係数です。
- [P1、P2] - レンズと画像平面との間の歪みの計算に使用される正接係数です。
- [一般 調整オプション] - 調整ステップで使用される一般的なオプションです。
- [処理レポートにトゥルー オルソ プレビューを含める] - オンにすると、調整ステップで生成される処理レポートの上部にトゥルー オルソ プロダクトのプレビュー イメージが追加されます。
- [ローリング シャッター補正] - オンにすると、画像調整ステップでローリング シャッター補正を使用し、ローリング シャッター カメラで生じる歪みと不正確性を軽減します。
- [標高サーフェスの作成] - オンにすると、調整済みのソリューション ポイントから標高サーフェスが作成され、マップに追加されます。 数値地形モデルは、2D プロダクトとして有効な場合、標高サーフェスとして使用されます。
2D プロダクト
[2D プロダクト] タブの次のオプションを使用すると、オルソモザイク、トゥルー オルソ、数値表層モデル (DSM)、数値地形モデル (DTM) 画像の処理オプションと、目的の出力を調整できます。
- [画像コレクション] - 画像コレクションのモザイク プロダクトのオプションを定義します。
- [オルソ補正方法] - モザイク化された画像をオルソ幾何補正するために標高ソースが使用されます。
- [なし] - 標高ソースが使用されません。
- [ソリューション ポイント] - 調整中に生成されるソリューション ポイントから標高ソースが作成されます。
- [低密度のポイント クラウド] - 画像コレクションから導き出されたポイント クラウドから標高ソースが作成されます。
- [密なポイント クラウド] - 密度の高いポイント クラウドから標高ソースが作成されます。
注意:
[密なポイント クラウド] オプションを使用するには、はじめに DSM プロダクトを準備する必要があります。
- [カラー調整] - 隣接する画像間の継ぎ目を目立たないようにします。
- [シームライン] - 重なり合う画像を並べ替えて、滑らかなモザイクを作成するために使用されます。
- [深度マップ画像] - 詳細な検査ワークフローをサポートするために使用されます。 このオプションをオンにすると、元のプロジェクト画像すべてについて、同じフォルダーに深度マップ ファィル (.dm) が生成されます。
- [サムネイル] - 検査ワークフローで使用されるサムネイルを生成します。 サムネイルは、検査フィーチャを描画するポップアップに表示されます。
- [オルソ補正方法] - モザイク化された画像をオルソ幾何補正するために標高ソースが使用されます。
- [オルソモザイクの作成] - プロジェクトの画像からオルソモザイクを生成します。
注意:
オルソモザイク プロダクトは、マルチスペクトル テンプレートでのみ使用できます。 この機能は、トゥルー オルソに置き換えられました。
- [トゥルー オルソの作成] - プロジェクトの画像からトゥルー オルソを生成します。 トゥルー オルソ プロダクトは、高解像度で完全な天底表示のオルソ画像です。
- [カラー調整] - 画像間の差異をブレンドし、継ぎ目に沿ったアーティファクトを削除または削減します。
- [トゥルー オルソの拡張] - 暗い影のエリアを明るくし、トゥルー オルソをより鮮明かつ均一にして、画像の入力は変更せずそのままにします。
- [タイルのマージ] - チェックを入れると、タイルが 1 枚のトゥルー オルソ画像にマージされます。 チェックを外すと、タイル ベース処理で使用できるタイルのモザイク データセットが作成されます。
- [DSM の作成] - プロジェクト画像から DSM を生成します。
- [陰影起伏の作成] - DSM を使用して陰影起伏を生成します。
- [陰影起伏タイプ] - 陰影起伏の光源を制御します。
- [一つの光源方向] は、1 つの光源方向から陰影起伏を計算します。 [光源方位] オプションと [光源高度] オプションを設定して、光源の方向を制御できます。
- [複数の光源方向] は、複数の光源を組み合わせて、テレインの視覚化を強化します。
- [光源方位] - 水平線に沿った太陽の相対的な位置です (単位は度)。 光源方位 0 度は北を示し、東が 90 度、南が 180 度、西が 270 度です。
- [光源高度] - 水平線からの太陽の仰角であり、範囲は 0 ~ 90 度です。 0 度は太陽が水平線上、つまりリファレンスのフレームと同じ水平面上にあることを示します。 90 度は、太陽が真上にあることを示します。
- [Z 係数] - Z 係数は、高さの値を変換する際に使用される縮尺係数です。次の 2 つの目的に使用されます。標高単位 (メートルまたはフィートなど) をデータセットの水平座標単位 (フィート、メートル、度など) に変換します。 高さを強調して視覚的な効果を得るため。
- [陰影起伏タイプ] - 陰影起伏の光源を制御します。
- [陰影起伏の作成] - DSM を使用して陰影起伏を生成します。
- [コンター作成] - DSM を使用してコンター ラインを生成します。
- [コンター間隔] - コンター ラインの高度間隔をメートル単位で定義します。 これには、任意の正の値を指定します。 高度間隔は、DSM の (最大 - 最小) 高度よりも小さい値である必要があります。
- [コンター ベース] - コンター ライン ベースをメートル単位で定義する相対高度を定義します。
- [コンター Z 係数] - コンター ラインは、入力ラスターの Z 値に基づいて生成されます。これは、多くの場合、メートルまたはフィート単位です。 デフォルト値が 1 の場合、コンターは入力ラスターの Z 値と同じ単位になります。 Z 値とは異なる単位のコンターを作成するには、Z 係数に適切な値を設定します。 このツールでは、地表 X、Y 単位とサーフェス Z 単位を一致させる必要はありません。 たとえば、入力ラスターの標高値はフィート単位であるが、コンターはメートル単位で生成したい場合、Z 係数を 0.3048 に設定します (1 フィート = 0.3048 メートル)。
- [シェープファイルのエクスポート] - シェープファイル形式でコンター ラインをエクスポートします。
- [DTM の作成] - プロジェクト画像から DTM を生成します。
- [陰影起伏の作成] - DTM を使用して陰影起伏を生成します。
- [陰影起伏タイプ] - 陰影起伏の光源を制御します。
- [一つの光源方向] は、1 つの光源方向から陰影起伏を計算します。 [光源方位] オプションと [光源高度] オプションを設定して、光源の方向を制御できます。
- [複数の光源方向] は、複数の光源を組み合わせて、テレインの視覚化を強化します。
- [光源方位] - 水平線に沿った太陽の相対的な位置です (単位は度)。 光源方位 0 度は北を示し、東が 90 度、南が 180 度、西が 270 度です。
- [光源高度] - 水平線からの太陽の仰角であり、範囲は 0 ~ 90 度です。 0 度は太陽が水平線上、つまりリファレンスのフレームと同じ水平面上にあることを示します。 90 度は、太陽が真上にあることを示します。
- [Z 係数] - Z 係数は、高さの値を変換する際に使用される縮尺係数です。次の 2 つの目的に使用されます。標高単位 (メートルまたはフィートなど) をデータセットの水平座標単位 (フィート、メートル、度など) に変換します。 高さを強調して視覚的な効果を得るため。
- [陰影起伏タイプ] - 陰影起伏の光源を制御します。
- [コンター作成] - DTM を使用してコンター ラインを生成します。
- [コンター間隔] - コンター ラインの高度間隔をメートル単位で定義します。 これには、任意の正の値を指定します。 高度間隔は、DTM の (最大 - 最小) 高度よりも小さい値である必要があります。
- [コンター ベース] - コンター ライン ベースをメートル単位で定義する相対高度を定義します。
- [コンター Z 係数] - コンター ラインは、入力ラスターの Z 値に基づいて生成されます。これは、多くの場合、メートルまたはフィート単位です。 デフォルト値が 1 の場合、コンターは入力ラスターの Z 値と同じ単位になります。 Z 値とは異なる単位のコンターを作成するには、Z 係数に適切な値を設定します。 このツールでは、地表 X、Y 単位とサーフェス Z 単位を一致させる必要はありません。 たとえば、入力ラスターの標高値はフィート単位であるが、コンターはメートル単位で生成したい場合、Z 係数を 0.3048 に設定します (1 フィート = 0.3048 メートルであるため)。
- [シェープファイルのエクスポート] - シェープファイル形式でコンター ラインをエクスポートします。
- [地表分類] - DTM 地表分類の方法を変更します。
- [方法] - 地表ポイントの検出の方法を指定します。
- [デフォルト] - この方法では、傾斜角の変化の許容値が設定されているため、保守的オプションでは通常取得されない地表地形の緩やかな起伏は取得できますが、積極的オプションで取得される急な起伏は取得できません。
- [積極的] - この方法では、[デフォルト] の分類方法では無視される可能性のある急な起伏 (稜線や丘の頂上など) を含む地面を検出できます。 この方法は、[既存の地表を再使用] パラメーターをオンにして使用するのが最適です。 この方法を都市部や平坦な農村部では使用しないでください。このような使い方をすると、電柱、植生、建物の一部など、高さのある対象物が間違って地表として分類される可能性があります。
- [保守的] - この方法は、それ以外の方法と比べて、地表の傾斜の変化に対する制限が厳密であり、地表と低地の植生 (芝生や植え込みなど) を区別できます。 この方法は、最小曲率を持つ地形に最適です。
- [拡張検出の使用] - 地面検出に最新バージョンのアルゴリズムを使用します。 このオプションを使用すると、特に写真測量で取得された点群について、ノイズや範囲外ポイントの処理が改善されます。 また、ほとんどの場合は良好な結果が得られ、パフォーマンスも高速化されます。 このオプションはデフォルトで有効になっています。
- [既存の地表を再使用] - オンにすると、詳細な調査なしで既存の地表ポイントを受け入れ、未分類ポイントの特定に使用します。 オフにすると、地表の一部と見なされないポイントには、未分類ポイントを表すクラス コード値 1 が再割り当てされます。
- [低ノイズの分類] - [地上最小深度 (m)] パラメーターの閾値を下回るノイズ ポイントには、低ノイズを示す値 7 が割り当てられます。
- [既存の低ノイズを再利用] - オンにすると、既存の地表ポイントを再分類します。 地表の一部と見なされないポイントには、未分類ポイントを表すクラス コード値 1 が再割り当てされます。 オフにすると、詳細な調査なしで既存の地表ポイントを受け入れて再利用し、未分類ポイントの特定に使用します。
- [地上最小深度 (m)] - ポイントが低ノイズと見なされるための最小深度の値 (m)。
- [高ノイズの分類] - [地上最大高さ (m)] パラメーターの閾値を上回るノイズ ポイントには、高ノイズを表す値 18 が割り当てられます。
- [既存の高ノイズを再利用] - オンにすると、既存の地表ポイントを再分類します。 地表の一部と見なされないポイントには、未分類ポイントを表すクラス コード値 1 が再割り当てされます。 オフにすると、詳細な調査なしで既存の地表ポイントを受け入れて再利用し、未分類ポイントの特定に使用します。
- [地上最小高さ (m)] - ポイントが高ノイズと見なされるための最小の高さの値 (m)。
- [方法] - 地表ポイントの検出の方法を指定します。
- [陰影起伏の作成] - DTM を使用して陰影起伏を生成します。
3D プロダクト
注意:
3D 処理機能は、ArcGIS Drone2Map Advanced ライセンスに組み込まれています。 「Drone2Map のライセンス レベル」をご参照ください。
[3D プロダクト] タブで次のオプションを使用すると、このステップで作成されるポイント クラウドと 3D テクスチャ メッシュの出力を変更できます。
- [ポイント クラウドの作成] - ポイント クラウドに対して、出力形式を選択できます。 次のようなオプションがあります。
- [SLPK] - シーン レイヤー パッケージ (.slpk ファイル) を作成します。
- [LAS] - ポイント クラウドの各ポイントの X、Y、Z 位置と色情報を含む LIDAR LAS ファイルを作成します。
- [LAS タイルのマージ] - デフォルトの個別 LAS タイル ファイルではなく、単一の LAS ファイルに LAS タイルをマージします。
- [DSM テクスチャ メッシュの作成] - 画像オーバーレイを使用して 3D メッシュを DSM データから生成できます。
- [SLPK] - シーン レイヤー パッケージ (.slpk ファイル) を作成します。
- [DAE] - DSM データを .dae (COLLADA) ファイルに変換します。
- [OBJ] - DSM データを .obj (Wavefront) ファイルに変換します。
- [OSGB] - DSM データを .osgb (OpenSceneGraph バイナリ) ファイルに変換します。
- [3D タイル] - ポイント クラウド データを .b3dm (3D タイル) ファイルに変換します。
- [3D テクスチャ メッシュの作成] - 画像オーバーレイを使用して 3D メッシュをポイント クラウド データから生成できます。
注意:
高密度ポイント クラウドを使用し、三角形で構成されるサーフェスを生成します。 ポイントを使用して、ポイントと定義されるサーフェス間の距離を最小化しますが、三角形の頂点が高密度ポイント クラウドの正確なポイントであるとは限りません。
- [SLPK] - シーン レイヤー パッケージ (.slpk ファイル) を作成します。
- [DAE] - ポイント クラウド データを .dae (COLLADA) ファイルに変換します。
- [OBJ] - ポイント クラウド データを .obj (Wavefront) ファイルに変換します。
- [OSGB] - ポイント クラウド データを .osgb (OpenSceneGraph バイナリ) ファイルに変換します。
- [3D タイル] - ポイント クラウド データを .b3dm (3D タイル) ファイルに変換します。
- [一般的なメッシュの設定] - 追加のメッシュ品質設定を構成できます。
- [テクスチャ メッシュの拡張] - 暗い影のエリアを明るくし、テクスチャ メッシュをより鮮明かつ均一にします。
- [3D タイルで目的の楕円に高さの上限を設定] - プロジェクトの鉛直座標系を使用するように 3D タイルの高さの値を設定します。
座標系
[座標系] タブの次のオプションは、画像とプロジェクトで使用される水平座標系と鉛直座標系を定義します。
- [画像座標系] - 画像の空間参照を定義します。
- [現在の XY] - 画像の水平座標系を定義します。 画像のデフォルトの水平座標系は WGS84 です。 画像の水平座標系を更新するには、該当する座標系の横にある座標系ボタン をクリックして、その座標系を選択し、[OK] をクリックします。
- [現在の Z] - 画像の鉛直参照を定義します。 画像のデフォルトの鉛直参照は EGM96 です。 ほとんどの画像の高さは EGM96 ジオイドを基準にし、画像の EXIF ヘッダーに埋め込まれるか、個別のファイルに保存されます。 大半の GPS レシーバーは、全球測位衛星が提供する WGS84 の楕円体の高さを EGM96 の高さに変換します。不確かな場合は、EGM96 のデフォルトを使用してください。
- [投影座標系] - Drone2Map 出力プロダクトに対する出力空間参照を定義します。
注意:
投影座標系と鉛直参照は、コントロール ポイントがプロジェクトに含まれていない場合にのみ変更できます。 コントロール ポイントがある場合、Drone2Map の投影座標系と鉛直参照は、コントロール ポイントの座標系と鉛直参照によって決定されます。
コントロール ポイントがない場合、Drone2Map の作成時に使用される座標系と鉛直参照モデルは、画像自体の座標系と鉛直参照によって決定されます。 画像に地理座標系がある場合、Drone2Map はローカルの WGS84 UTM ゾーンを使用してプロダクトを生成します。
- [現在の XY] - 出力の水平座標系を定義します。 投影座標系を更新するには、該当する投影座標系の横にある [水平および垂直空間参照の設定] ボタン をクリックして、その投影座標系を選択し、[OK] をクリックします。 地理座標系を選択した場合、Drone2Map はローカルの WGS84 UTM ゾーンを使用してプロダクトを生成します。
- [現在の Z] - Drone2Map プロダクトの出力の鉛直参照系を定義します。 これは、入力画像に楕円体の高さが含まれており、3D メッシュをシーン レイヤーとして公開する予定がある場合に使用されます。ArcGIS Online と ArcGIS Pro は、どちらもオルソメトリック EGM96 ジオイド高モデルを使用するからです。 デフォルトは EGM96 です。
- [座標系変換] - 異なる画像とプロジェクトの水平座標系と鉛直座標系の間で使用される変換を定義します。
リソース
[リソース] タブで、プロジェクトの画像情報と関連するプロジェクト パスを表示することができます。
- [画像情報] - 現在のプロジェクトの画像数と合計ギガピクセル数に関する情報。
- [有効化された画像] - ステータスが [有効] になっている、処理に使用される画像の総数。
- [ギガピクセル] - 現在のプロジェクトで使用されているギガピクセル数。 詳細については、以下の注意をご参照ください。
注意:
結合されたプロジェクトの画像サイズは、Advanced ライセンスの場合 300 ギガピクセル、Standard ライセンスの場合 100 ギガピクセルに制限されています。 このサイズを算出するには、画像の数に画像のメガピクセル サイズを乗算して求められた値を 1000 で除算します。
たとえば、13 メガピクセルの画像が 400 個含まれているプロジェクトの場合は、(400 x 13)/1000 = 5.2 ギガピクセルになります。
- [場所] - プロジェクト ファイル、ソース画像、およびプロジェクト ログ ファイルのファイル パスの場所。
- [プロジェクト] - ファイル システムの現在のプロジェクトの場所。 リンクをクリックし、ファイルの場所を開きます。
- [画像] - 現在のプロジェクトの処理に使用されるソース画像の場所。 リンクをクリックし、画像の場所を開きます。
- [ログ ファイル] - プロジェクトのログ ファイルの場所。 リンクをクリックし、ファイルの場所を開きます。 このファイルは、Drone2Map の問題のトラブルシューティングに役立ちます。
- [ログの削除] - 現在開いているプロジェクトのすべてのプロジェクト ログを削除します。
プロジェクト データ
[プロジェクト データ] タブでは、さまざまなプロジェクトの処理ステップやオプションをすばやくリセットできます。 特定のレイヤーやプロダクトを削除することも可能です。
- [リセット オプション] - 処理オプションを、プロジェクト作成時の元の状態にリセットします。
- [すべてのエントリの切り替え] - セクションのすべてのオプションのオン/オフを切り替えます。
- [一般] - [一般] タブのすべての処理オプションを、テンプレートのデフォルトにリセットします。
- [画像の調整] - [画像の調整] タブのすべての処理オプションを、テンプレートのデフォルトにリセットします。
- [2D プロダクト] - [2D プロダクト] タブのすべての処理オプションを、テンプレートのデフォルトにリセットします。
- [3D プロダクト] - [3D プロダクト] タブのすべての処理オプションを、テンプレートのデフォルトにリセットします。
- [処理ステップのリセット] - 処理ステップを未処理の状態にリセットするオプションをオンにします。 別の処理ステップに依存する処理ステップも一緒にリセットされます。
- [すべてのエントリの切り替え] - セクションのすべてのオプションのオン/オフを切り替えます。
- [モザイク データセット] - モザイク データセット生成の処理ステップをすべてリセットします。 このオプションをオンにすると、[画面の調整] と [密度の一致] のステップもリセットされます。
- [画像の調整] - [画像の調整] タブのすべての処理オプションをリセットします。 このオプションをオンにすると、[密度の一致] もリセットされます。
- [密度の一致] - [密度の一致] の処理ステップをすべてリセットします。
- [トゥルー オルソ タイル処理] - タイル生成を元の状態にリセットし、代わりにタイルの密度の一致を強制的に実行します。
注意:
[トゥルー オルソ タイル処理] オプションは Advanced ライセンスで利用でき、トゥルー オルソの処理の完了後にのみ表示されます。
- [シンボルのリセット] - プロジェクト レイヤーを元のシンボルにリセットするオプションをオンにします。
- [すべてのエントリの切り替え] - セクションのすべてのオプションのオン/オフを切り替えます。
- [クリップ エリア] - [クリップ エリア] フィーチャ レイヤーのシンボルをリセットします。
- [コントロール] - [コントロール] フィーチャ レイヤーのシンボルをリセットします。
- [フライト データ] - [フライト データ] フィーチャ レイヤーのシンボルをリセットします。
- [2D プロダクト] - すべての [2D プロダクト] のシンボルをリセットします。
- [検査] - [検査] フィーチャ レイヤーのシンボルをリセットします。
- [マップ メモ] - [マップ メモ] フィーチャ レイヤーのシンボルをリセットします。
- [前処理] - [前処理] フィーチャ レイヤーのシンボルをリセットします。
- [プロジェクト データの削除] - プロジェクトおよびファイル システムからデータを削除するオプションをオンにします。
- [すべてのエントリの切り替え] - セクションのすべてのオプションのオン/オフを切り替えます。
- [コントロール] - プロジェクトおよびインポートされた地上コントロール ポイントからコントロール フィーチャ レイヤーを削除します。
- [断面図] - プロジェクトから [断面図] のデータとチャートを削除します。
- [マップ メモ] - プロジェクトから [マップ メモ] データを削除します。
- [前処理] - プロジェクトから [前処理] データを削除します。
- [処理レポート] - プロジェクトから [処理レポート] を削除します。
- [2D プロダクト] - プロジェクトから 2D 出力プロダクトをすべて削除します。
- [3D プロダクト] - プロジェクトから 3D 出力プロダクトをすべて削除します。
- [計測] - すべての計測フィーチャ レイヤーをプロジェクトから削除します。
- [マップ データのリセット] - マップ上のデータを元の処理済みの状態にリセットします。
- [標高サーフェス] - マップ標高サーフェス データ レイヤーを元の状態にリセットします。
テンプレートのエクスポート
Drone2Map テンプレートは、プロジェクトをすばやく起動できるように設計されています。 テンプレートには、テンプレートと目的のプロダクトに基づいて、特定の処理オプションが構成されています。 処理オプションを更新し、処理設定と出力をカスタマイズできます。 頻繁に使用するカスタム オプションがある場合は、処理オプションをテンプレートとしてエクスポートできます。 処理オプションを設定すると、[オプション] ウィンドウで [テンプレートのエクスポート] を選択し、テンプレートを保存する場所を参照して [保存] をクリックします。 次のプロジェクトの作成時にエクスポートしたテンプレートを選択すると、Drone2Map に設定とオプションが読み込まれます。