Drone2Map 2024.1 の新機能

以下に、Drone2Map 2024.1 の新機能の一部を紹介します。

製品の改善点

Drone2Map 処理エンジンの最新の改善により、超高ポイント クラウド設定の使用時におけるメッシュとテクスチャの詳細度が向上しています。

3D メッシュの改善

検査の改善

マルチスケッチ編集によって検査フィーチャの精度が改善されました。 調整ステップの実行後に、複数の画像でスケッチを描画すると、それ以降の画像の精度が自動的に向上します。 各画像のフィーチャを手動で調整することができ、それらの調整は検査フィーチャの配置に自動的に組み込まれます。

検査の編集

調整ステップを先に実行しないで検査を実行することもできます。 検査セッションのすべての編集機能を提供するには、引き続き調査ステップが必要ですが、このワークフローでは、簡単に画像を確認して、わずか数分でレポートを生成できます。

カタログの機能強化

カタログ データセットが時間対応になり、カタログ内のレイヤーを 1 つずつ確認できるようになりました。これは、経時的な変化に重点を置くプロジェクトでの視覚化に役立ちます。 [コンテンツ] ウィンドウでカタログ データセットが選択されていると、[時間] コンテキスト タブが表示されます。 また、時間対応のカタログを、組み込みのアニメーション ツールなどの他の機能と組み合わせて使用して、新しい建物の建設の進捗状況を示すクイック ビデオといったプロジェクトの最新情報を共有することもできます。

カタログの時間経過

カタログ データセットでサポートされるレイヤー タイプは、マップ メモ レイヤーの追加によって増え続けています。 カタログ データセットのマップ メモ レイヤーは、他のカタログ レイヤーと同じように機能し、マップに読み込んだり、ArcGIS OnlineArcGIS Enterprise で共有したりできます。

カタログのマップ メモ

解析の機能強化

新しい 2D 計測ツールが [解析] タブの計測ギャラリーに追加されました。 2D に焦点を置いたこれらの計測は、トゥルー オルソで標高プロダクトを作成せずに使用することができます。 この計測方法では、建物の外周といった画像内のフィーチャを、追加のプロダクトを生成することなくすばやく計測できます。

2D 計測

スマート処理の改善

新しい一連の検証機能が追加され、潜在的な構成エラーが発生する前に自動的に報告されるようになりました。

[変換の選択] ドロップダウン リストに、座標変換が不要であるかどうか、どのデフォルトの座標変換が使用されているか、または座標変換が必要だが、見つからないかどうかを示すメッセージが表示されるようになりました。 ArcGIS 座標系データをインストールして、利用可能な座標変換の数を増やすことができます。

変換メッセージ

追加のユーザー コントロールが処理オプションの [変換] セクションに実装されました。 このセクションは、選択した座標系に応じてより多くの変換オプションを提供するようにデザインが一新されています。 さらに、プロジェクトで使用されるデフォルトの変換も常に表示されるようになりました。

[変換] セクションの詳細リンクから、選択した変換に関する詳細情報を表示できます。

変換の詳細セクション

地上コントロール ポイントがリンクされているプロジェクトで [高精度 GPS (RTK および PPK) の画像位置の修正] オプションがオンになっている場合は、警告が表示されます。 RTK や PPK GPS 精度の処理に地上コントロール ポイントを組み合わせると、位置精度に悪影響を及ぼす可能性があります。

処理の警告のテキスト

学習リソース

処理レポートのセクション タイトルごとにハイパーリンクが含まれるようになりました。 リンクをクリックすると、関連するヘルプ トピックが表示され、その主題に関する詳細を確認できます。

レポート ヘルプ リンク

最もリクエストの多かったテーマのいくつかに焦点を当てた新しいチュートリアルとブログが公開されました。 これらの一部は、更新された Drone2Map リソース ページにリストされています。

リソース ページ