Drone2Map では、指定ユーザーというライセンス タイプが使用されます。 指定ユーザー ライセンスでは、認証情報を使用して Drone2Map にサイン インします。 これらの認証情報 (ユーザー名とパスワード) は、ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise 組織のメンバーシップによって提供されます。 指定ユーザー ライセンスで Drone2Map を使用するには、次の条件を満たしている必要があります。
ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise 組織のメンバー (指定ユーザー) でなければなりません。
ArcGIS 組織で、Drone2Map ライセンスと互換性のあるユーザー タイプを所有している必要があります。 Creator および GIS Professional ユーザー タイプが Drone2Map に対応しています。
必要に応じて、組織の管理者から Drone2Map ライセンスが割り当てられていなければなりません。
注意:
ArcGIS Drone2Map 2022.1 以降、[指定ユーザー ライセンス] として ArcGIS Drone2Map [Standard] および ArcGIS Drone2Map [Advanced] という 2 種類の新しいライセンスが使用されます。
ArcGIS Drone2Map 2022.1 に更新する現在のユーザーは、認証するために指定ユーザー アカウントに割り当てられた ArcGIS Drone2Map [Advanced] ライセンスが必要です。 Drone2Map 2.3.3 以前で使用される既存の ArcGIS Drone2Map ライセンスはサポートされていません。 次の表は、使用しているソフトウェアのバージョンに基づいて割り当てるライセンスを明確にするのに役立ちます。
ライセンス名 | 使用されるバージョン |
---|---|
ArcGIS Drone2Map | ArcGIS Drone2Map 2.3.3 以前 |
ArcGIS Drone2Map Standard | ArcGIS Drone2Map 2022.1 以降 |
ArcGIS Drone2Map Advanced | ArcGIS Drone2Map 2022.1 以降 |
Drone2Map では、自己署名証明書を使用するポータルは有効なライセンス ポータルとしてサポートされていません。 詳細については、「Web サーバーでの HTTPS の有効化」をご参照ください。 ポータル 10.9 以前で共有するには、Advanced ライセンスの構成が必要です。 詳細については、次の技術文書をご参照ください。
必要なライセンスが組織のライセンス セクションにない場合は、組織の管理者または Esri カスタマー サービス担当者に連絡してライセンスを取得してください。
Drone2Map の指定ユーザー ライセンスについて
指定ユーザー ライセンスは、ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise ポータルを通じて構成されます。 組織の ArcGIS Enterprise ポータルのライセンスを構成する方法については、ArcGIS Enterprise ヘルプの「ArcGIS Drone2Map ライセンスの構成」をご参照ください。 組織の管理者が、個々のユーザーにライセンスを割り当てます。 管理者がユーザーにライセンスを割り当てていない場合、そのユーザーがサイン インしようとしても、Drone2Map が起動しません。 指定ユーザー ライセンスの利点は、ユーザーがライセンスをいつでも使用できる点です。
注意:
Drone2Map のライセンスは、Creator または GIS Professional ユーザー タイプが割り当てられたポータル メンバーにのみプロビジョニングが可能です。また、ポータル メンバーは組織内で公開者以上のロールを持つ必要があります。 レベルとロールの詳細については、「ユーザー タイプ、ロール、権限」をご参照ください。
指定ユーザー ライセンスの構成
ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise で Drone2Map がプロビジョニングされている組織の管理者は、Drone2Map を実行できるメンバーや、メンバーが使用できるソフトウェア ライセンスを指定できます。 メンバーのライセンスは、個別に管理したり、割り当てを一括して更新したりできます。 メンバーには 1 つのライセンスを割り当てます。
ライセンスを割り当てたメンバーが Drone2Map を起動してサイン インすると、アプリケーションが実行されます。 ただし、特定のメンバーに対してライセンスを指定していない場合は、そのメンバーがサイン インしようとしても、Drone2Map は起動しません。 ライセンスは必要に応じて何回でも割り当てることができます。変更した内容は、Drone2Map にすぐに反映されます。 メンバーが Drone2Map で作業している最中にライセンスを完全に取り消した場合、ソフトウェアが認証されていないため自動的に終了処理を開始することを伝える通知が、Drone2Map によって表示されます。
Drone2Map 内で、メンバーはライセンスをチェック アウトして、オフライン環境で使用するように Drone2Map を認証できます。 ライセンスがチェック アウトされている間、そのライセンスは変更することも取り消すこともできません。 複数のメンバーを選択したときに、Drone2Map をオフライン環境で実行しているメンバーが 1 人でもいると、選択したどのメンバーに対してもライセンスを構成できません。
たとえば、あるメンバーがサイン インして、Drone2Map を実行して稼働状態にした後、外出先からも Drone2Map を使用する必要が生じたとします。 セッションを終了すると、メンバーはサイン インして Drone2Map を起動できるようになります。 また、Drone2Map が予期せず終了した場合、セッションを終了してライセンスを迅速に解放することができます。
Drone2Map ライセンスを構成するには、以下のワークフローを実行します。 このワークフローを使用して、一度に 1 人以上のメンバーにライセンスを割り当て/割り当て解除できます。
- ArcGIS Online 組織または ArcGIS Enterprise ポータルを開きます。
- 組織サイトの管理者またはライセンス管理権限を持つメンバーとしてサイン インしており、組織で Drone2Map を使用できることを確認します。
- サイトの上部にある [組織] をクリックして、[ライセンス] タブをクリックします。
- [アドオン ライセンス] タブで [アプリケーション] セクションにスクロールし、Drone2Map を探します。 [管理] をクリックします。
- 表示されるウィンドウで、管理するライセンスを持つメンバーを検索します。 組織のメンバーのリストを検索するには、検索ボックスにメンバーの名または姓を入力します。 メンバーのリストをフィルタリングするには、ユーザー タイプ、ロール、またはグループのフィルター オプションをクリックします。
- 各メンバーのトグル ボタンを使用し、ライセンスの割り当て/割り当て解除を行います。
ユーザー タイプと互換性がないために特定のメンバーにライセンスを割り当てられない場合は、[メンバー] タブでユーザー タイプを更新します。
- [閉じる] をクリックして、ライセンス ページに戻ります。
指定ユーザー ライセンスを管理する際の注意事項
- この機能を使用できるのは、ArcGIS Drone2Map またはその他の製品のライセンスが提供されている組織の管理者だけです。 カスタム管理者ロールに、[メンバーのライセンスの管理] 権限を含める必要があります。
- 組織サイトでは、利用可能なライセンス数を超過して、利用可能数がマイナスになる可能性があります。 これは、後で保守契約を変更した場合やトライアル ライセンスを使用している場合など、メンバーにライセンスを割り当てた後に、使用権のあるライセンス数が減少した場合に発生します。 組織サイトのライセンスの有効期限が切れたら、組織サイトのメンバーに有効なライセンスのみが割り当てられるように、期限が切れたライセンスを取り消す必要があります。 ライセンスの割り当てが修正されるまで、組織のどのユーザーも Drone2Map にサイン インして認証できません。