マルチスペクトル プロジェクトの処理

ほとんどのカメラ モデルはカメラ データベースで明確に定義されていますが、中には、正しく処理するために追加情報の定義が必要なカメラ モデルもあります。 その一例として、各バンドを個別の画像として保存するカメラが挙げられます。

各バンドを個別の画像として保存するカメラの場合は、グループ名の割り当てが必要となることがあります。 Drone2Map では、グループ名をもとに、各ドローン画像を正確なシングル バンド オルソモザイクに割り当てます。このシングル バンド オルソモザイクは、後処理時にマルチバンド オルソモザイクに合成されます。

画像を選択し、後処理時の合成に対応できる論理的なシングル オルソモザイクにグループ化するには、次の手順を実行します。

  1. 定義する必要があるグループ名を記録します。

    各グループに対して画像を選択し、名前を割り当てます。

  2. [フライト データ] タブで [画像テーブル] を開きます。
  3. 個別の画像名を検索し、1 つのグループ内のすべての画像を選択する方法を決定します。

    これは通常、ファイル名かファイル パスの文字列をフィルター処理することで行われます。

    この例では、画像の名前は、画像テーブルの File フィールドで識別されます。 フォルダーには、マルチスペクトル センサーの場合は 655 nm、725nm、800nm (個別のセンサーによって取得されるスペクトル バンドの波長を表す)、ナチュラル カラー センサーの場合は rgb とラベル付けされます。 グループ名として使用される個別値は、655nm、800nm、725nm、rgb です。

    画像テーブルの例
    画像テーブルの例

  4. [属性条件で選択] ツールを使用してすべての画像を選択し、次のようなクエリを実行してグループに割り当てます。

    [属性条件で選択] の例
    [属性条件で選択] クエリの例

  5. クエリによって、[画像テーブル] 内の目的の画像が選択されていることを確認します。 [フライト データ] タブの [グループ名] ツールを使用して、新しいグループ名を入力します。

    画像テーブルで選択された画像の例
    [画像テーブル] で選択された画像の例

  6. すべての画像が正しいグループに割り当てられるまで、上記の手順を繰り返します。

    画像に割り当てられたグループ名の例
    グループ名に割り当てられた画像の例

  7. 画像を処理します。

    Red、Green、Blue、655nm、725nm、800nm というバンド名をもつ、6 バンドのオルソモザイクが作成されます。