フィールドの更新ツールは、フィールド名またはフィールド タイプを更新します。
例
フィールドの更新ツールは、次のようなシナリオで使用できます。
- データセットにわかりにくい名前のフィールドが含まれている場合。 フィールドを更新して、フィールド名をわかりやすくします。
- 郵便番号フィールドが整数タイプとして検出されたが、ワークフローでは郵便番号の値が文字列でなければならない場合。 フィールド タイプを整数から文字列に更新します。
- WKT 形式でジオメトリーを表す文字列フィールドがあります。 フィールドの更新を使用して、文字列をジオメトリーに変換します。
パラメーター
次の表に、フィールドの更新ツールで使用するパラメーターの概要を示します。
| パラメーター | 説明 |
|---|---|
入力データセット | 更新するフィールドを含むデータセット。 |
更新 | 1 つ以上のフィールドと、各フィールドに対して実行する更新。 |
小数点の記号 | 文字列値を数値に変換する際に、文字列値がピリオド (.) を小数点の記号として使用していない場合、小数点の記号値を指定します。 このパラメーターはオプションです。 |
使用上の注意
[入力データセット] パラメーターを使用して、更新するフィールドを含むデータセットを特定します。
[更新の構成] ボタンをクリックして、フィールドの更新を指定できる [フィールドの更新] モーダルを起動します。
フィールドの更新モーダルには次の機能があります:
- フィールド名、タイプ、またはその組み合わせを更新できます。 フィールドごとに少なくとも 1 つの更新が必要です。 次のようなオプションがあります。
- [更新するフィールド] - 更新するフィールドを指定します。
- [新しいフィールド名] - 指定したフィールドの名前を更新します。
- [新しいフィールド タイプ] - 指定したフィールドのタイプを更新します。
- [フィールドの追加] ボタンを使用すると、更新するフィールドを個別に追加できます。 一度にすべてのフィールドを追加するには、[すべてのフィールドを追加] ボタンを使用します。
- [提案されたフィールドを追加] フィールド ボタンを使用して、Data Pipelines が推奨する更新を自動的に構成できます。 このボタンをクリックすると、Data Pipelines がデータをサンプリングして更新を提案できます。 たとえば、"12/23/2025" などの値を含む文字列フィールドがある場合、Data Pipelines は、日付形式が MM/dd/yyyy である新しいフィールド タイプとして日付のみを提案できます。
提案はデータのサンプルに基づいて行われます。 フィールドに多くの NULL 値または空の値が含まれている場合、そのフィールドに対して提案が返されない可能性があります。
次に、フィールド タイプ オプションを示します。
- [String] - 文字列タイプのフィールドを出力します。 String フィールドには、文字列 (テキスト) を指定できます。
- [Float] - float タイプのフィールドを出力します。 Float フィールドには、およそ -3.4E38 ~ 3.4E38 の有理数を指定できます。
- [Double] - double タイプのフィールドを出力します。 Double フィールドには、およそ -2.2E308 ~ 1.8E308 の有理数を指定できます。
- [Small integer] - small integer タイプのフィールドを出力します。 Small Integer フィールドには、-32768 ~ 32767 の整数を指定できます。
- [Integer] - integer タイプのフィールドを出力します。 Integer フィールドには、-2147483648 ~ 2147483647 の整数を指定できます。
- [Big integer] - big integer タイプのフィールドを出力します。 Big Integer フィールドには、-9223372036854776000 ~ 9223372036854776000 の整数を指定できます。
- [Date] 日付タイプのフィールドを出力します。 Date フィールドには、日付値と時間値の両方 (12/23/2025 12:30:30 PM など) が含まれます。
- [Date Only] - 日付のみタイプのフィールドを出力します。 Date only フィールドには、日付値 (12/23/2025 など) が含まれます。
- [ポイント] - ポイント ジオメトリー フィールドを出力します。
- [ポリライン] - ポリライン ジオメトリー フィールドを出力します。
- [ポリゴン] - ポリゴン ジオメトリー フィールドを出力します。
- [マルチポイント] - マルチポイント ジオメトリー フィールドを出力します。
- [Boolean] - ブール タイプのフィールドを出力します。 Boolean フィールドには、true と false を指定できます。
値を新しいタイプに変換できない場合、結果は null になり、空の出力が表示されます。
文字列がピリオド (.) 以外の小数点の記号を使用している場合、[小数点の記号] パラメーターを使用して、文字列フィールドを double に変換します。 このパラメーターはオプションです。 次の例は、小数点の記号パラメーターの使用方法を示しています。
- 文字列フィールドに、小数点の記号としてカンマを使用する double 値 (例: "3,55") が含まれています。 このフィールドを double に変換するには、新しいフィールド タイプとして double を指定し、小数点の記号にカンマ (,) を使用します。 その結果、3.55 などの値を含む double フィールドが出力されます。
- 文字列フィールドには、ゼロ詰めが追加された整数値 (例: "5,0000") が含まれます。 このフィールドを整数に変換するには、新しいフィールド タイプとして integer を指定し、小数点の記号にカンマ (,) を使用します。 その結果、5 などの値を含む integer フィールドが出力されます。
すべての数値フィールドに対して、プレビューはユーザー設定のロケールに従って数値を書式設定します。
タイプ変換の動作
フィールドの更新ツールは、入力タイプとターゲット タイプに応じて異なる方法でフィールド変換を処理します。 サポートされている変換では、処理に成功するか、元の値をターゲット タイプに変換できない場合に NULL 値が返されます。 サポートされていない変換では、データ パイプラインの処理に失敗し、エラーが発生します。 変換がサポートされているかどうかと、変換された値の形式 (該当する場合) の詳細を次の表に示します:
| String | Small Integer | Integer | Big Integer | Float | Double | Date only | Date | Boolean | ポイント | マルチポイント | ポリライン | ポリゴン | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
String | Yes | Yes (Round) | Yes (Round) | Yes (Round) | Yes | Yes | Yes | Yes | Yes | Yes5 | Yes5 | Yes5 | Yes5 |
Small Integer | Yes | Yes | Yes | Yes | Yes | Yes | No | No | Yes | No | No | No | No |
Integer | Yes | Yes | Yes | Yes | Yes | Yes | No | Yes3 | Yes | No | No | No | No |
Big Integer | Yes | Yes | Yes | Yes | Yes | Yes | No | Yes3 | Yes | No | No | No | No |
Float | Yes | Yes (Round) | Yes (Round) | Yes (Round) | Yes | Yes | No | Yes3 | Yes | No | No | No | No |
Double | Yes | Yes (Round) | Yes (Round) | Yes (Round) | Yes | Yes | No | Yes3 | Yes | No | No | No | No |
Date only | Yes (ISO 8601) | No | No | No | No | No | Yes1 | No | No | No | No | No | No |
Date | Yes (ISO 8601) | No | Yes (Seconds) | No | No | Yes (Seconds) | Yes2 | Yes1 | No | No | No | No | No |
Boolean | Yes ("true" または "false") | Yes | Yes | Yes | Yes | Yes | No | No | Yes | No | No | No | No |
Blob | Yes | No | No | No | No | No | No | No | No | Yes5 | Yes5 | Yes5 | Yes5 |
Array | Yes (JSON) | No | No | No | No | No | No | No | No | No | No | No | No |
Map | Yes (JSON) | No | No | No | No | No | No | No | No | No | No | No | No |
Struct | Yes (JSON) | No | No | No | No | No | No | No | No | Yes5 | Yes5 | Yes5 | Yes5 |
ポイント | Yes (EsriJSON) | No | No | No | No | No | No | No | No | Yes4 | No | No | No |
マルチポイント | Yes (EsriJSON) | No | No | No | No | No | No | No | No | No | Yes4 | No | No |
ポリライン | Yes (EsriJSON) | No | No | No | No | No | No | No | No | No | No | Yes4 | No |
ポリゴン | Yes (EsriJSON) | No | No | No | No | No | No | No | No | No | No | No | Yes4 |
1 [日付形式] および [タイム ゾーン] パラメーターは無視されます。
2 [日付形式] は無視されます。 [タイム ゾーン] は必須です。 日付は、指定したタイム ゾーンに基づいて日付のみに切詰められます。
3 [日付形式] はエポックからの時間 (秒またはミリ秒) である必要があります。 [タイム ゾーン] は無視されます。 ミリ秒または秒で格納された日付は、常に UTC タイム ゾーンで表されます。
4 [ジオメトリー形式] および [空間参照] は無視されます。 ジオメトリー フィールドの空間参照を変更するには、代わりにジオメトリーの投影変換ツールを使用します。
5 [ジオメトリー形式] は入力フィールド タイプとの互換性がある必要があります。 String 入力フィールドでは、WKT、GeoJSON、または EsriJSON 形式を使用する必要があります。 Struct 入力フィールドでは、GeoJSON または EsriJSON 形式を使用する必要があります。 バイナリー フィールドでは、WKB 形式を使用する必要があります。
出力
ツール出力には、新たに更新されたフィールドを含む入力データセットが含まれます。 フィールド値を新しいタイプに変換できない場合、結果の値は null になり、空の出力が表示されます。
ライセンス要件
次のライセンスと構成が必要です。
- Creator または Professional ユーザー タイプ
- 公開者、ファシリテーター、管理者ロール、またはそれと同等のカスタム ロール
Data Pipelines の要件の詳細については、要件をご参照ください。