[フィールドのネスト解除] ツールを実行すると、array、map、struct フィールドに格納されている値が新しいフィールドまたは行として返されます。
例
[フィールドのネスト解除] ツールは、次のようなシナリオで使用できます。
- 値の配列をフラット化して新しい行にする
- ネストされたプロパティを struct または map フィールドから新しいフィールドとして返す
パラメーター
[フィールドのネスト解除] ツールで使用するパラメーターの概要を次の表に示します。
パラメーター | 説明 |
---|---|
入力データセット | ネスト解除する array、struct、map フィールドを含むデータセット。 |
フィールドのネスト解除 | array、struct、または map フィールドのどれをネスト解除するか。 |
出力フィールド名 | ネスト解除された配列値が格納されるフィールドの名前。 このパラメーターはオプションであり、ネスト解除するフィールドのタイプが array の場合にのみ使用できます。 |
出力キー フィールド名 | ネスト解除されたマップ キーが格納されるフィールドの名前。 このパラメーターはオプションであり、ネスト解除するフィールドのタイプが map の場合にのみ使用できます。 |
出力値フィールド名 | ネスト解除されたマップ値が格納されるフィールドの名前。 このパラメーターはオプションであり、ネスト解除するフィールドのタイプが map の場合にのみ使用できます。 |
使用上の注意
ネスト解除するフィールドを含むデータセットを選択する場合は、[入力データセット] パラメーターを使用します。
array、map、または struct フィールドのどれをネスト解除するかを指定する場合は、[ネスト解除するフィールド] パラメーターを使用します。 指定したフィールドの値が格納されている新しい行とフィールドが出力に含まれます。
[出力フィールド名] は、ネスト解除するフィールドのタイプが array の場合に使用できるオプションのパラメーターです。 このパラメーターは、ネスト解除された値が格納されている結果フィールドの名前を変更する場合に使用します。 デフォルトで、出力フィールドの名前は、ネスト解除する入力フィールドの名前と同じになります。
[出力キー フィールド名] と [出力値フィールド名] は、ネスト解除するフィールドのタイプが map の場合に使用できるオプションのパラメーターです。 このパラメーターは、ネスト解除されたキーと値が格納されている結果フィールドの名前を変更する場合に使用します。 デフォルトで、出力フィールドの名前は、入力フィールドの名前に "_KEY" または "_VALUE" が付加された名前になります。
struct フィールドはネスト解除されて、struct プロパティに基づく名前の新しいフィールドになります。
出力
このツールを実行すると、ネスト解除されたフィールドの新しい行またはフィールドを含む入力データセットが出力されます。 サポートされている各フィールド タイプがどのようにネスト解除されるかを次に示します。
- [Array] - array フィールドの値は、配列内の値ごとの行を含むフィールドで返されます。 入力 array フィールドがどのようにネスト解除されるかの例を次の図に示します。
- [Map] - map フィールドの値は、マップ内のキーと値を表す新しい 2 つのフィールドで返されます。 これらのフィールドにはそれぞれ、キーと値が格納されます。 入力 map フィールドがどのようにネスト解除されるかの例を次の図に示します。
- [Struct] - struct フィールドは、構造体内のプロパティごとに新しいフィールドとして返されます。 これらのフィールドには、各プロパティの値が格納されます。 入力 struct フィールドがどのようにネスト解除されるかの例を次の図に示します。
制限事項
このツールで解除されるネストのレベルは 1 つだけです。 たとえば、入力フィールドが構造体の配列の場合、その出力は構造体を含む新しい行になります。 これらの構造体をネスト解除するために、別のネスト解除ツールを構成する必要があります。
ライセンス要件
次のライセンスと構成が必要です。
- Creator または Professional ユーザー タイプ
- 公開者、ファシリテーター、管理者ロール、またはそれと同等のカスタム ロール
Data Pipelines の要件の詳細については、「要件」をご参照ください。