日付/時間の作成ツールは、既存のフィールド値を使用して、日付フィールドを作成します。
例
日付/時間の作成ツールは、次のようなシナリオで使用できます。
- ハリケーン トラッキング データセットには、観測時間の文字列表現が含まれています。 日付/時間の作成ツールを使用して、文字列フィールドを日付フィールドとして書式設定および出力します。
- データセットには、Hour、Minute、および Second フィールドにまたがって時間情報が格納されています。 日付/時間の作成ツールを使用して、これらのフィールドとフィールド値の形式を指定し、新しい日付フィールドを作成します。
パラメーター
次の表に、日付/時間の作成ツールで使用するパラメーターの概要を示します。
パラメーター | 説明 |
---|---|
入力データセット | 日付フィールドの作成に使用するフィールド値を含むデータセット。 |
フィールド | 1 つ以上のフィールドのリストと、指定したフィールドに含まれる日付または時間値の形式。 |
時間フィールド | 日付または時間値が格納されているフィールド。 |
時間形式 | 時間フィールドの値の形式。 |
ソース フィールドを維持 | 日付の作成に使用するフィールドを出力で維持するかどうかを指定します。 |
タイム ゾーン | 入力値のタイム ゾーン。 |
出力時間フィールド名 | 出力時間フィールドの名前。 このパラメーターはオプションです。 デフォルト値は TIMESTAMP です。 |
使用上の注意
[入力データセット] パラメーターを使用して、日付フィールドの作成に使用するフィールド値を含むデータセットを特定します。 このデータセットは、新しい日付列が追加された出力で返されます。
[フィールド] パラメーターを使用して、出力日付値を計算する 1 つ以上のフィールドを指定します。 単一の日付フィールドが出力されます。 入力フィールドおよび形式の例を示します。
- 値が 2022-12-30 17:30:00 の MY_DATE_TIME という文字列フィールドがあります。 時間フィールドとして MYDATETIME を指定し、時間形式として yyyy-MM-dd HH:mm:ss の値を指定します。
- 値が 07/25/2000 の MY_DATE フィールドと、値が 5:30:00 PM の MY_TIME フィールドがあります。 2 つのフィールドと形式のペアを指定します。 1 つ目の時間フィールドを形式値が MM/dd/yyyy の MY_DATE として指定し、2 つ目の時間フィールドを形式値が hh:mm:ss a の MY_TIME として指定します。
デフォルトでは、日付の作成に使用するフィールドが出力データセットから削除されます。 入力フィールドを維持するには、[ソース フィールドを維持] パラメーターを有効にします。
[タイム ゾーン] パラメーターは、入力時間値が格納されるタイム ゾーンを示します。 デフォルト値は UTC (協定世界時) です。 UTC 以外の値を指定した場合、入力値は指定した時間値を使用して計算されますが、出力時間フィールドは UTC に変換されます。
タイム ゾーンは、Joda-Time に基づきます。 Joda-Time 形式の詳細については、「Joda-Time の利用可能なタイム ゾーン」をご参照ください。
Data Pipelines の時間形式
値 | 説明 | 例 |
---|---|---|
yy | 2 桁で表された年。 | 16 |
yyyy | 4 桁で表された年。 | 2016 |
MM | 数値で表された月。 | 01 または 1 |
MMM | 3 文字で表された月。 | Jan |
MMMM | 完全なつづりで表された月。 | January |
dd | 日。 | 02 または 2 |
HH | 24 時間表記の場合の時。値の範囲は 0 ~ 23 です。 | 21 |
hh | 12 時間表記の場合の時。値の範囲は 1 ~ 12 です。 | 9 |
mm | 分 (値の範囲は 0 ~ 59)。 | 45 |
ss | 秒 (値の範囲は 0 ~ 59)。 | 02 |
SSS | ミリ秒 (値の範囲は 0 ~ 999)。 | 50 |
a | AM/PM マーカー。 | PM |
epoch_millis | エポックからの時間 (ミリ秒)。 | 1509581781000 |
epoch_seconds | エポックからの時間 (秒)。 | 1509747601 |
Z | タイムゾーンのオフセット (時)。 | -0100 または -01:00 |
ZZZ | タイムゾーンのオフセット (ID)。 | America/Los_Angeles |
'' | この表に説明されている値を表していないテキストを追加するには、一重引用符を使用します。 | 'T' |
出力
このツールは、単一の日付フィールドを作成します。 指定したすべての時間フィールドと形式のペアを使用して、単一の日付値が構築されます。 複数の日付フィールドを作成するには、このツールを複数回実行します。
このツールの出力には、新しい日付フィールドだけでなく、入力データセットのすべてのフィールドを含むデータセットも含まれます。 出力フィールドに名前を指定しなかった場合、時間フィールドにはデフォルトで TIMESTAMP という名前が付けられます。 出力フィールド タイプは date になり、各レコードの日付/時間情報を含みます。
日付フィールドをプレビューすると、お使いのブラウザーのタイム ゾーンで値が表示されます。 値をフィーチャ レイヤーに書き込むと、UTC で保存されます。
制限事項
日付/時間の作成ツールの既知の制限事項は以下のとおりです。
- このツールは、単一の日付フィールドを返します。 複数の日付フィールドを計算するには、追加の日付/時間の作成ツールを構成します。
- 指定したフィールドと形式のペアでは、完全な日付値を計算する必要があります (例: 12/23/2022 12:30:00)。 日付のみの値 (12/23/2022 など) と時間のみの値 (12:30:00 など) は、日付タイプのフィールドには指定できません。
- 形式は、指定したフィールドの値と正確に一致する必要があります。 たとえば、フィールドに 12/30 などの値のサブセットが含まれている場合、MM/dd/yyyy 形式は使用できません。
ライセンス要件
次のライセンスと構成が必要です。
- Creator または Professional ユーザー タイプ
- 公開者、ファシリテーター、管理者ロール、またはそれと同等のカスタム ロール
Data Pipelines の要件の詳細については、「要件」をご参照ください。