デフォルトの構成では、ダッシュボードに表示される情報は、元のデータが更新されたときのみ変化します。 より対話的な操作を提供するために、ダッシュボードでアクションを構成できます。 アクションを使用すると、ダッシュボードにより具体的なコンテキストを提供できます。
アクションは、イベントによって開始されます。サポートされているイベントには、URL パラメーターの変更、マップ範囲の変更、選択の変更の 3 つのタイプがあります。 ダッシュボードとそのエレメントの多くは、さまざまなイベントをサポートしています (イベントをサポートしていないエレメントもあります)。 イベントのソースとそのソースでサポートされているイベントを次の表に示します。 イベントのソースにはセレクターが含まれていることに注意してください。 セレクターは、ダッシュボードの対話式機能をさらに拡張できるダッシュボードのエレメントです。 詳細については、「セレクター」をご参照ください。
イベント ソース | URL パラメーターの変更 | マップ範囲の変更 | 選択セットの変更 |
---|---|---|---|
ダッシュボード | はい | ||
マップ | はい | ||
マップからの操作レイヤー | はい | ||
リスト | はい | ||
シリアル チャート | はい | ||
パイ チャート | はい | ||
テーブル | はい | ||
カテゴリ セレクター | はい | ||
数値セレクター | はい | ||
日付セレクター | はい |
ヒント:
- ダッシュボード エレメントには、[一般] タブで一意のわかりやすい名前を割り当てます。 これは、アクションを構成するときに便利です。
- エレメントの追加を終了し、ダッシュボードに対して視覚的な調整を行ってからアクションを構成します。
アクションの使用
アクションのソースはイベントが始まる場所を意味し、アクションのターゲットはイベントが実行される場所を意味します。 次のタイプのアクションがサポートされています。
- [フィルター] - ターゲット エレメントまたは操作レイヤーをレンダリングするときに使用できるフィーチャの数を減らします。
- [範囲の設定] - ターゲット マップ エレメントの範囲を設定します。
- [対象位置のフラッシュ表示] - ターゲット マップ エレメント上の地理的位置をフラッシュ表示します。
- [ポップアップの表示] - ターゲット マップ エレメントに情報ウィンドウを表示します。
- [画面移動] - ターゲット マップ エレメントを画面移動して指定した位置が中央になるようにします。
- [フィーチャの追従] - ターゲット マップ エレメントを画面移動して特定のフィーチャが中央になるようにします。
- [ズーム] - ターゲット マップ エレメントを指定された位置にズームします。
一部のフィルター アクションは、エレメントをレンダリングする前に選択操作を必要とするように構成できます。 フィルター アクション構成の一部として [フィルター処理時のみレンダリング] を有効にし、ターゲット エレメントにフォーカスとコンテキストを追加できます。 有効にすると、ソースで選択が行われるまでターゲット エレメントでターゲット ビジュアライゼーションがレンダリングされません。 選択操作を必要とするエレメントで表示されるメッセージは、ターゲット エレメントの一般設定で構成できます。
次の表に、アクションのソースとターゲットに使用できる対象の概要を示します。 マップの凡例やリッチ テキストなどの一部のダッシュボード エレメントは、アクションのソースになることも、ターゲットになることもできないため、ここにはリストされていません。
ダッシュボード エレメント | アクションのソース | アクションのターゲット |
---|---|---|
ダッシュボード | はい | |
マップ | はい | はい |
マップの操作レイヤー | はい | はい |
シリアル チャート | はい | はい |
パイ チャート | はい | はい |
インジケーター | はい | |
ゲージ | はい | |
リスト | はい | はい |
詳細 | はい | |
埋め込みコンテンツ | はい | |
テーブル | はい | はい |
カテゴリ セレクター | はい | はい |
数値セレクター | はい | はい |
日付セレクター | はい |
注意:
[ポップアップの表示] アクションは、エレメントでフィーチャの表示に構成されており、そのデータ ソースがダッシュボードに追加されているマップの操作レイヤーである場合にのみ、使用できます。 詳細については、「ダッシュボード エレメントでのアクションの構成」および「URL パラメーターでのアクションの構成」をご参照ください。
アクションの使用に関する注意事項
アクションには、ソースとターゲットがあります。 アクションのソースには、ダッシュボードまたはそのエレメントの 1 つを指定できます。 アクションのターゲットは、常にダッシュボードのエレメントの 1 つです。 ソースおよびターゲットが異なるデータ ソースに基づいている場合、それらのソース間のリレーションシップが確立される必要があります。 このリレーションシップは、属性リレーションシップまたは空間リレーションシップのいずれかであることができます。 属性リレーションシップでは、ターゲット エレメントのフィールド値に一致させるために、ソース エレメントのフィールドまたは値が使用されます。 空間リレーションシップでは、ターゲット エレメントのジオメトリと交差するために、ソース エレメントのフィーチャ ジオメトリが使用されます。
注意:
ソースおよびターゲットが同じデータ ソースに基づく場合、それらのリレーションシップを確立するために手順を実行する必要はありません。
フィーチャを追跡の注意事項
フィーチャの追従アクションは、エレメントでフィーチャの表示に構成されており、そのデータ ソースがダッシュボードに追加されているマップの操作レイヤーである場合にのみ、使用できます。 さらに、データ ソースはポイント ジオメトリで、更新間隔が設定されている必要があります。 フィーチャの追従アクションを有効化すると、そのターゲットにはエレメントのデータ ソースの元のマップだけを指定できます。
フィーチャの追従が動作すると、ツールはターゲット マップ エレメントの上隅に表示されます。 これにより、エンド ユーザーは各種追従アクション (一時停止/再開、情報ウィンドウの表示、キャンセルなど) を制御できます。 マップ上でフィーチャを追従している際、マップを手動で画面移動またはズームすると、追従アクションが一時停止します。 マップ上のツールを使用して再開する必要があります。