アクセシビリティー機能

ArcGIS Business Analyst Web App ではアクセシビリティーの開発と設計が現在行われています。 ArcGIS Business Analyst Web App で利用可能な組み込みのアクセシビリティー機能について以下で説明します。

キーボードによるナビゲーション

キーボードによるナビゲーションを使用して、マッピングと解析の大部分のワークフロー、インフォグラフィックス、レポートを操作できます。

ナビゲーションに使用する標準的なキーは TabShift + TabEnterスペースキーEsc、矢印キーです。 ArcGIS Business Analyst Web App ではこれらを次のように使用します:

  • Tab キーを押すと、パネル、エレメント、対話型機能 (ボタンなど) の間でフォーカスが順方向に移動します。
  • Shift + Tab を押すと、フォーカスが反対方向に移動します。
  • Enter またはスペースキーを押すと、リンクまたはボタンが有効化して選択されます。
  • Esc キーを押すと、セクションが閉じたり開いたりします。
  • 矢印キーを使用すると、エレメントまたはセレクター内のデータ ポイント、カテゴリー、値の間で移動します。

フォーカス

キーボード ナビゲーションを使用してエレメントを選択すると、そのエレメントは青色四角形のアウトラインによって視覚的に区別されます。 この視覚表示がナビゲーションのフォーカスです。

タブ順

キーボード ナビゲーションとともに、タブ順を理解することも重要です。 タブ順とは、Tab キーを使用してナビゲートする際に、対話型エレメント間でフォーカスが移る順序を指します。

インフォグラフィックスを実行する場合、次のように、パネルとエレメント間の最上位のナビゲーションと、これらの領域内の第 2 レベルのナビゲーションの 2 種類があります:

  • 最上位のナビゲーションでは、異なるパネル間や、インフォグラフィックスの表示エレメント間を移動します。 インフォグラフィックスを初めて実行した時に Tab キーを押すと、ヘッダー、サイドバー、エレメント、リセット ボタン (ある場合) を、上から下、左から右の順に、フォーカスが移動します。
  • 第 2 レベルのナビゲーションとは、特定のパネルやエレメント内を移動することです。 Enter キーでエリアを選択した後、Tab キー、矢印キー、Enter キーを使用して操作し、そのセクション内のデータやフィーチャを探索できます。

ハイ コントラスト

ArcGIS Business Analyst Web App では、テキストを背景と区別できるようにハイ コントラストが使用されています。

スクリーン リーダーの互換性

一般的に、Business Analyst のワークフローは、大部分のスクリーン リーダーと互換性があります。 たとえば、目に見えるテキストは通常は音声で読み上げられ、ボタンには名前が付けられ、識別されます。 スクリーン リーダーが読み上げる情報はオペレーティング システムや使用するブラウザーによって異なる場合があります。

テーブル形式のデザイン スタイル

一部のインフォグラフィックスおよび Esri のすべてのクラシック レポートではテーブル形式のデザイン スタイルを使用できます。 テーブル形式のデザイン スタイルでは、アクセシビリティーの基準を満たすため、フォント サイズは大きく、色のコントラストは高くなっています。 さまざまなユーザーにとって読みやすいものとなるように、定められた階層の色とフォントが使用されています。

テーブル形式のデザイン スタイルのインフォグラフィックスとレポートを実行するには、次の操作を行います:

  • インフォグラフィックスの場合、「テーブル形式」で検索して、自分のサイトで実行可能なテーブル形式のインフォグラフィックスのリストを表示します。
  • Esri クラシック レポートの場合、[新規レポート スタイルを使ってみる] 切り替えボタンをオンにして、サイトで実行するレポートにテーブル形式のデザイン スタイルを使用します。