[レイヤー スタイル] では、[数と量] スタイルで構成されたレイヤーの場合、スタイル スライダーは値を含むデータの視覚化に使用するツールです。 スライダーは、スライダー、ヒストグラム、最小値と最大値の 3 つのコンポーネントから構成されています。 Scene Viewerでは、選択されたメイン属性に基づいて、データ分布と他の統計が自動的に算出されます。 これにより、スライダー ハンドルの位置が設定され、ヒストグラムが生成され、最大値と最小値が決定されます。 また、スタイル スライダーの色と値が凡例に反映されます。 次の図には、米国の郡のデータにおけるスタイル スライダーの 3 つのコンポーネントと凡例との関係が示されています。
図内の番号は、以下の UI アイテムに対応しています。
上限ハンドル | 回数 |
下限ハンドル | 平均 |
最小値 | 凡例の上限値 |
最大値 | 凡例の下限値 |
スライダー
このスライダーには、上限ハンドルと下限ハンドルがあります。 これらのハンドルを使用して、値の範囲とカラー ランプ (範囲外の値に上限の色と下限の色が割り当てられる) を設定できます。 これらのハンドルを調整すると、シーン内のデータの視覚化が変化し、凡例の大きい方の値と小さい方の値にも変更が反映されます。
ポイント レイヤーでは、ハンドルを移動させると、色とサイズが変化します。 それ以外のすべてのレイヤーのタイプでは、ハンドルを移動させると、色だけが変化します。
最小値と最大値
最小値と最大値によって、データ分布の下限と上限が決まります。 これらの値を変更すると、スライダーの外観とヒストグラムの間隔のサイズに影響します。 ただし、データ分布は変更されず、シーンの視覚化と凡例もそのまま維持されます。 これらの値の調整は、データがスライダーの一端にあり、ハンドルの調整でシンボルを少し変更したい場合に便利です。
注意:
ハンドルを動かしたり、最小値と最大値を調整しても、データは非表示になったりフィルター処理されたりしませんが、視覚化は変化します。 データにフィルターを適用する方法については、「レイヤーにフィルターを適用」をご参照ください。
ヒストグラム
ヒストグラムには、選択されたメイン属性のデータ分布が表示されます。 それぞれの間隔にポインターを合わせて、その間隔の値からフィーチャ数の値を算出し、平均アイコン にポインターを合わせて、その属性の平均値を表示することができます。 たとえば、上の図で、人口が 140,000 人の米国の郡の数は 52 であり、郡人口の平均値は 100,665 人です。
注意:
データにスタイル設定が関連付けられていない場合は、Scene Viewer でデータが自動的に解析され、平均から 1 標準偏差に上限ハンドルと下限ハンドルが調整されます。