分散型のコラボレーション

分散コラボレーションを利用した場合、マップ、アプリ、レイヤーといった多くのアイテムを他の組織とシームレスに共有することで、自身の GIS コンテンツの範囲を拡大することができます。分散コラボレーション (または単に「コラボレーション」) は、参加する組織間の信頼関係を基礎とし、データ アクセスと共有を支持する共通の目標とイニシアティブによって促進されます。コラボレーションは多数のワークフローで役立ちます。たとえば、ArcGIS Enterprise を介して ArcGIS Online コンテンツを一般ユーザーに公開したり、組織内のそれぞれの部門を超えてデータを視覚化したり、フィールド データの収集を管理したりする際に便利です。コラボレーションに単一のパターンは存在しないため、ユーザーのニーズに最も適した方法でコラボレーションを実施することができます。

たとえば、それぞれが ArcGIS Enterprise ポータルを使用している都市の 2 つの部門 (例として、公共事業と公安) が、各部のマップとレイヤーを都市の中央の ArcGIS Online 組織と共有する必要があるシナリオを考えてみましょう。これらのレイヤーとマップを使用して、追加のマップとアプリを作成し、作業と活動の全体像を必要とする一般ユーザーおよび市職員の両方と共有します。これを実現するために、都市の ArcGIS Online 管理者は、コラボレーション ゲストとして 2 つの ArcGIS Enterprise 配置とのコラボレーションを設定します。これらのゲストでは、このコラボレーションを使用して各部のデータを中央の ArcGIS Online 組織にコピーし、その後、都市側でそれらのレイヤーを新しい注目のマップとアプリに統合して、一般ユーザーおよび市職員と共有します。このプロセスを通じて、コンテンツが複製され、更新が指定の間隔で同期されます。

ArcGIS Online 組織は ArcGIS Enterprise 10.5.1 以降のポータルとのコラボレーションを作成できます。コラボレーションの設定方法の詳細については、「コラボレーションの作成」をご参照ください。コラボレーションが確立されたら、組織は、コラボレーション グループを利用して、コンテンツを参加組織と共有できます。詳細については、「コラボレーション グループ間でのコンテンツの共有」をご参照ください。

コラボレーション プロセスおよびコラボレーションの概念の詳細については、「コラボレーションのしくみ」をご参照ください。