この関数は、名前付きフィールド ドメインに関連付けられた値を関連リストとして取得します。
構文
(esri_domain_values_get domain)
引数
- domain | 文字列 | 必須 | ドローイングに含まれる既存のフィールド ドメイン名。
使用例 1
PoleHeight というフィールド ドメインが制御するフィールドの範囲ドメイン値を取得を試みます。
(esri_domain_values_get "PoleHeight")
使用例の結果 1
PoleHeight というフィールド ドメインが制御するフィールドの範囲ドメイン値を関連リストとして返します。
(("MIN" . 45.0) ("MAX" . 70.0))
使用例 2
PoleMaterial というフィールド ドメインが制御するフィールドのコード値ドメインの値を取得を試みます。
(esri_domain_values_get "PoleMaterial")
使用例の結果 2
PoleMaterial というフィールド ドメインが制御するフィールドのコード ドメイン値を関連リストとして返します。 ドット ペアの最初のパートはコード値で、各ペアの 2 番目のパートは説明値です。 コード値は、フィールド タイプと同じ値のタイプになります。 コード値は、この場合の文字列値の説明に関連付けられた整数コード値のように、同じタイプになる場合もあれば、異なるタイプになる場合もあります。
((1 . "Steel") (2 . "Composite") (7 . "Wood") (12 . "Concrete"))
戻り値
返される可能性がある値は以下のとおりです。
- 正常に実行された場合、以下のように定義されたドット ペア形式の関連リストとしてドメイン値が返されます。
- 範囲ドメイン値は、次のように最小値と最大値をドット ペアとして含む関連リストとして返されます。(("MIN" . 45.0) ("MAX" . 70.0))
- コード値ドメインの値は、コード値とコード値の説明のドット ペアを含む関連リストとして返されます。 コード値は、フィールド タイプと同じタイプになります。 コード値の説明は、文字列値の説明に関連付けられた整数コード値のように、同じタイプになる場合もあれば、異なるタイプになる場合もあります。
- 実行に失敗した場合、nil の最初の値を含むリスト、キー値 "Error" を含む関連リスト、文字列としての関連エラー メッセージ (nil ( "Error" . "<message>")) が順番に返されます。
失敗した場合の戻り値
失敗の戻り値が返された理由として、次のようなことが考えられます。
- (nil ("Error" . "No domains found"))
指定されたフィールド ドメイン名がドローイング内に見つかりません。
- (nil ("Error" . "Missing required argument"))
不正な数の引数が関数に渡されました。
次もご参照ください。
esri_domain_get | この関数は、名前付きフィールド ドメインのプロパティを関連リストとして返します。
esri_domain_names | この関数は、ドローイング内で定義されたフィールド ドメイン名をリストとして返します。