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esri_coordsys_set (AutoLISP)

有効な Esri ファイル (.prj) へのパスと WKID を指定して、現在のドローイングの座標系を設定します。

構文

(esri_coordsys_set prj_path) or (esri_coordsys_set wkid)

引数

  • prj_path | 文字列 | 必須 | 有効な Esri 座標系定義ファイルへのパス。

  • wkid | 文字列 | 必須 | Esri 座標系の有効な WKID (well-known 座標系識別番号)。

使用例 1

WGS_1984_Web_Mercator_Auxiliary_Sphere.prj ファイルに含まれる定義に Esri 座標系を設定することを試行します。

(esri_coordsys_set "C:/CADwork/LispCerts/WGS_1984_Web_Mercator_Auxiliary_Sphere.prj")

使用例の結果 1

Esri 座標系定義を設定し、最終的な座標系定義を含むリストを文字列として返します。

("PROJCS[\"WGS_1984_Web_Mercator_Auxiliary_Sphere\",GEOGCS[\"GCS_WGS_1984\",DATUM[\"D_WGS_1984\",SPHEROID[\"WGS_1984\",6378137.0,298.257223563]],PRIMEM[\"Greenwich\",0.0],UNIT[\"Degree\",0.0174532925199433]],PROJECTION[\"Mercator_Auxiliary_Sphere\"],PARAMETER[\"False_Easting\",0.0],PARAMETER[\"False_Northing\",0.0],PARAMETER[\"Central_Meridian\",0.0],PARAMETER[\"Standard_Parallel_1\",0.0],PARAMETER[\"Auxiliary_Sphere_Type\",0.0],UNIT[\"Meter\",1.0]]")

使用例 2

WKID 番号 3857 を使用して、Esri 座標系の設定を試行します。

(esri_coordsys_set 3857)

使用例の結果 2

Esri 座標系定義を設定し、最終的な座標系定義を含むリストを文字列として返します。

("PROJCS[\"WGS_1984_Web_Mercator_Auxiliary_Sphere\",GEOGCS[\"GCS_WGS_1984\",DATUM[\"D_WGS_1984\",SPHEROID[\"WGS_1984\",6378137.0,298.257223563]],PRIMEM[\"Greenwich\",0.0],UNIT[\"Degree\",0.0174532925199433]],PROJECTION[\"Mercator_Auxiliary_Sphere\"],PARAMETER[\"False_Easting\",0.0],PARAMETER[\"False_Northing\",0.0],PARAMETER[\"Central_Meridian\",0.0],PARAMETER[\"Standard_Parallel_1\",0.0],PARAMETER[\"Auxiliary_Sphere_Type\",0.0],UNIT[\"Meter\",1.0]]")

戻り値

  • 正常に実行された場合、座標系情報を含むリストが文字列として返されます。
  • 実行に失敗した場合、nil の最初の値を含むリスト、キー値 "Error" を含む関連リスト、文字列としての関連エラー メッセージ (nil ("Error" . "<message>")) が順番に返されます。

失敗した場合の戻り値

失敗の戻り値が返された理由として、次のようなことが考えられます。

  • (nil ("Error" . "File not found."))

    指定されたファイルが見つかりませんでした。

  • (nil ("Error" . "Unable to import coordinate system."))

    指定されたファイルが読み取れない可能性があるか、有効な座標系参照が含まれていませんでした。


このトピックの内容
  1. 構文
  2. 引数
  3. 使用例 1
  4. 使用例 2
  5. 戻り値