この関数はフィールド名とその属性値の関連リストを取得します。
使用法:
- エンティティ名だけを指定した場合は、該当するエンティティに格納されているすべての属性フィールドとその値が返されます。
- FLNAME 値を指定すると、そのフィーチャ レイヤーに属している属性だけが返されますが、デフォルト値も含まれます。
- FIELDNAME 値を指定すると、特定のフィールド名とその値だけが返されます。
- FLNAME 値と FIELDNAME 値を両方とも指定すると、該当するフィールドがそのフィーチャ レイヤーに属している場合に限り、そのフィールドに格納されている値またはそのフィールドのデフォルト値だけがドット ペア形式のリストで返されます。
構文
(esri_attributes_get ename [attribute_settings])
引数
- ename | AutoCAD エンティティ名 | 必須 | フィーチャの AutoCAD エンティティ名。
- attribute_settings | 関連リスト | オプション | オプション設定のリストをドット ペア形式で指定します。これにより、フィールドが制限され、適切なデフォルト値が返されます。
関連ラベル 値のタイプ 値の説明 必須/任意 "FLNAME" string
フィーチャ レイヤー名。 エンティティがこのフィーチャ レイヤーのメンバーであると見なされます。エンティティに指定したフィーチャ レイヤーのフィールド値だけが含まれ、デフォルト値が返されます。
オプション
"FIELDNAME" string
単一のフィールド名。リターンがこのフィールドに制限されます。 FLNAME も指定した場合は、フィーチャクラス定義に FIELDNAME を含める必要があります。
オプション
使用例 1
選択したエンティティのすべての Centerlines フィーチャ レイヤー属性の取得を試行します。
(esri_attributes_get (car (entsel)) (list (cons "FLNAME" "Centerlines")))
使用例の結果 1
選択したエンティティのすべての Centerlines フィーチャ レイヤー属性を関連リストとして返します。
(("EntityHandle" . "252") ("EntityType" . "LWPOLYLINE") ("StreetName" . "S Roosevelt Blvd") ("Pavement" . 6) ("Rating" . 0.6259))
使用例 2
選択したエンティティの Centerlines フィーチャ レイヤーから StreetName フィールド値の取得を試行します。
(esri_attributes_get (car (entsel)) (list (cons "FLNAME" "Centerlines") (cons "FIELDNAME" "StreetName")))
使用例の結果 2
選択したエンティティの StreetName フィールド値を関連リストとして返します。
(("StreetName" . "White Street"))
戻り値
この関数は値を返します。
- 正常に実行された場合、フィールド名と値の関連リストがドット ペア形式で返されます。
- 実行に失敗した場合、nil の最初の値を含むリスト、キー値 Error を含む関連リスト、文字列としての関連エラー メッセージ (nil ("Error" . "<message>")) が順番に返されます。
失敗した場合の戻り値
失敗の戻り値が返された理由として、次のようなことが考えられます。
- (nil ("Error" . "No attributes found on entity."))
指定されたフィールド値がいずれもエンティティにありません。
- (nil ("Error" . "Invalid associated list"))
attribute_settings パラメーターの構造が適切でないか、無効な値が含まれています。
- (nil ("Error" . "Optional field value not found on entity."))
指定されたフィールド値がエンティティにありません。
次もご参照ください。
「esri_featurelayer_getattributes」| ドローイングに含まれる指定されたフィーチャ レイヤーの全フィーチャのすべての属性の関連リストを返す関数です。