ArcGIS Earth の新機能および強化された機能について、以下に説明します。
ハイライト
ArcGIS Earth 1.11 は .NET Framework から .NET Core に移行されました。 この新しいプラットフォーム上で、新しい機能がいくつか追加され、ArcGIS Earth 1.11 の総合的なパフォーマンスが最適化されています。 パフォーマンス改善は以下のとおりです。
- シンボルのワークフローが改善され、種類 (個別値シンボル) と数と量 (色) の新しい 2 つのシンボル タイプが追加されています。
- 種類 (個別値シンボル) は、属性値に基づいて個別値シンボルをすべてのフィーチャに適用します。 このシンボルは、種類の異なるデータ (カテゴリ データ) を表示するために使用されます。
- 数と量 (色) シンボルは、定量的な差異を示すために、等級色をフィーチャに適用します。 データが範囲に分類され、範囲ごとに、その範囲を表すカラー ランプ内の異なる色が割り当てられます。
- ブックマーク機能が再設計され、ワークフローが向上し、機能が追加されました。
- ArcGIS Earth Automation API が .NET Generic Host により ASP.NET Core REST API にアップグレードされました。
- ArcGIS Earth のアクセシビリティが強化されました。これには、新しい設計のキーボード ショートカットや各ツールでフォーカスを移動するためのキーボードの使用が含まれます。

概要
新規データ タイプ
新規データ タイプは以下のとおりです。
- オンラインおよびオフライン利用するためのバージョン 1.0 および 1.1 の GPX ファイルのサポート
- オンラインおよびオフライン利用するための GeoJSON ファイルのサポート
- WFS (Web フィーチャ サービス) のサポート。WFS は OGC 仕様に準拠するダイナミック フィーチャ サービスです
日光
日光では、1 日や 1 年のうちのさまざまな時間に日差しと影がシーンに及ぼす影響を変更できます。 時間、日付、アニメーション方法、影の表示などの日差しと影の影響を構成できます。
- [時間] - 起動のタイム ゾーン、時間、日付を設定します。
- [1 年間の日差しと影のアニメーション] - 1 年のうちの月ごとの日光の変化がシーンで繰り返しアニメーション表示されます。
- [1 日の日差しと影のアニメーション] - 1 日のうちの分ごとの日光の変化がシーンで繰り返しアニメーション表示されます。
- [影の表示] - シーンに影を表示します。
地下モード
地下モードでは、地下のデータをナビゲートしたり、地表の透過表示を調整したりできます。
機能強化
以下の機能強化が行われました。
- ブックマークの編集および管理
- ブックマークの説明編集パネルが追加されました
- ブックマークへの画像と説明の追加をサポート
- ブックマークへのトランジション効果の設定をサポート
- グループ別にブックマークを管理するためのブックマーク タブが追加されました
- KML ファイルとしてのブックマークのエクスポートをサポート
- ポップアップ
- 右隅へのポップアップ ウィンドウの固定をサポート
- ポップアップ ウィンドウの最大化をサポート
- ポップアップのステータスと位置を保持する機能
- コンテンツ ウィンドウ
- コンテンツ ウィンドウのサイズ変更をサポート
- 折りたたんだ後でコンテンツ ウィンドウのサイズの保持をサポート
- 自動化 API
- 管理者権限を持たないユーザーに対する ArcGIS Earth の Automation API の有効化をサポート