[設定]ツールの [機能] タブは、アプリの機能を定義するときに使用する一連のスイッチを提供します。 このタブでさまざまな機能を設定することができますが、アプリで実際に機能を使用する場合にのみ有効化する必要があります。
注意:
機能が有効化されていてもアプリで使用されていない場合、アプリのマーケットプレースで拒否される可能性があります。 このため、使用する予定の機能のみを有効化してください。
このページに記載されている機能だけでなく、他のプロパティもアプリの appinfo.json ファイル内に構成することができます。 これらのプロパティの詳細とこれらのプロパティを構成する方法については、「appinfo の編集」をご参照ください。
位置
[位置] 機能は、オンデマンドでデバイスの位置を確認する機能へのアクセスを制御します。 これはデフォルトですべてのアプリで有効になっています。無効にした場合、iOS または Android で位置を確認しようとすると、アプリが強制終了します。 この機能は、他のプラットフォームでは無効で、他のマッピング機能に影響はありません。
高精度な位置情報
[高精度な位置情報] が有効な場合、アプリは外部の高精度な GPS デバイスを使用して、デバイスのネイティブな測位ツールよりも高精度な位置を取得できます。 これには、これらの外部デバイスから位置情報を特定および取得するために、コードを追加する必要があるので注意してください。
Bluetooth
[Bluetooth] 機能は、デバイス内の Bluetooth センサーへのアクセスを制御します。これは、高精度な測位センサーなどの他のデバイスに接続します。
ネットワーク
[ネットワーク] ケーパビリティは、インターネットとアプリのネットワーク状態へのアクセスを制御します。これはデフォルトで有効になっています。無効にした場合、iOS または Android でネットワーク機能にアクセスしようとすると、アプリが強制終了します。 この機能は、他のプラットフォームでは無効です。
ビーコン
[ビーコン] 機能は Bluetooth ビーコンを検出するアプリの機能を制御します。 この機能が有効化されていると、[位置情報]、[バックグラウンド位置情報]、および [Bluetooth] 機能も有効になります。この理由は、Bluetooth ビーコンを利用するには、これらの機能が必要だからです。
外部記憶装置
[外部記憶装置] 機能は、アプリのデータ場所の外部にあるファイルとフォルダーへのアクセスを制御します。
注意:
Android では、この機能はコンソール ログを作成するために有効化する必要があります。 詳細については、「コンソール出力の取得」をご参照ください。
ファイル共有
iOS でアプリに対して外部記憶装置を有効化すると、ファイル共有も有効化されます。それが正当化されない場合は、App Store から拒否される可能性があります。 この機能を無効にすると、iOS でファイル共有ができなくなります。他のオペレーティング システムでは無効です。
バックグラウンド位置情報
[バックグラウンド モード] セクションの [位置情報] 機能が有効になっている場合は、アプリがバックグラウンドで実行されている間にデバイスの位置を取得できます。 これには、他の構成やコードは必要ありません。アプリがアクティブなときに位置を取得する場合と同じコードがバックグラウンドで実行されます。
バックグラウンドで位置情報データを実行しているときにアプリを操作する場合は、Qt.ApplicationState プロパティを使用して、アプリの使用状況を監視します。 バックグラウンドで位置情報データを取得しているとき、アプリが ApplicationHidden の状態であることが理想的ですが、リソースの使用状況に応じてオペレーティング システムがアプリを終了させる可能性があります。
バックグラウンド Bluetooth Central
[バックグラウンド モード] セクションの [Bluetooth Central] 機能は、アプリがバックグラウンドで実行されている間に、そのアプリが Central デバイスとして Bluetooth LE 周辺機器から更新を受信できるかどうかを制御します。 この機能は iOS および Android のみで動作します。他のオペレーティング システムでは無効です。
生体認証
[生体認証] が有効な場合、アプリは指紋スキャンを使用してユーザーを認証できます。 現在、この機能は iOS、macOS、および Windows プラットフォームでのみサポートされています。 この機能の実装に関する詳細については、「認証」をご参照ください。
オーディオ
[オーディオ] 機能は、内部ファイルやオンラインのオーディオを再生するアプリの機能を制御します。 無効にした場合、アプリは iOS および Android でオーディオを再生できなくなります。それ以外の場合、アプリは期待どおりに動作します。 この機能は、他のプラットフォームでは無効です。
カメラ
[カメラ] 機能は、デバイスのカメラへのアクセスを制御します。 無効にした場合、アプリは iOS および Android でカメラを使用できなくなります。それ以外の場合、アプリは期待どおりに動作します。 この機能は、他のプラットフォームでは無効です。
マイクロフォン
[マイクロフォン] 機能は、アプリで [オーディオ] も有効な場合に、通常は録音に使用されるデバイスのマイクロフォンへのアクセスを制御します。これらの機能のどちらかを無効にした場合、アプリは iOS および Android でマイクロフォンにアクセスできなくなります。 それ以外の場合、アプリは期待どおりに動作します。 この機能は、他のプラットフォームでは無効です。
ローカル通知
[ローカル通知] 機能は、有効な場合、ローカル通知のスケジュールを設定する権限を付与します。 これは効果が自動的に適用されないため、通知のスケジューリングをアプリに追加する必要があります。この機能が有効でない場合、アプリからの通知は機能しません。 通知の実装に関する詳細については、「通知」をご参照ください。
振動
[バイブレーション] 機能は、デバイスのバイブレーション機能へのアクセスを制御します (デバイスに存在する場合)。 これは自動的に適用されないため、バイブレーション トリガーをアプリに追加する必要があります。この機能が有効化されていない場合、アプリ内のバイブレーション トリガーは機能しません。 バイブレーションの実装に関する詳細については、「通知」をご参照ください。